大阪大、万博記録集を発行(非売品)

大阪大、万博記録集を発行(非売品)

万博という出来事は、終わったあとにこそ静かに形を持ちはじめるらしい。大阪大学が発行した記録集「阪大も輝いた大阪・関西万博」は、そのことを確かに物語っている。A4判104ページの中に収められたのは、夢洲での半年間に積み重ねられた試みの数々である。

培養肉を3Dプリンターで生み出す研究や、世界各地とつながり同時に音楽を奏でる学生たちの挑戦。万博という大きな舞台の中で、それぞれが静かに光っていた瞬間が、20本以上の文章と写真によって丁寧に記録されている。会場で見たはずの光景が、ページの中で再び立ち上がる。

非売品であるこの本は、図書館にそっと置かれ、誰かが手に取るのを待っている。1970年の万博の記録が残っていないという事実を思えば、この一冊は未来への小さな備えでもある。万博の熱気は過ぎ去っても、その記憶は紙の上で静かに呼吸を続けていく。

大阪大が関西万博の記録集を発行、「培養肉」や「世界同時演奏」…府内図書館などで閲覧可能の非売品
4/25(土) 15:20配信 読売新聞オンライン

 大阪大(大阪府吹田市)は、大阪・関西万博に出展した研究などをまとめた記録集「阪大も輝いた大阪・関西万博」(A4判、104ページ)を発行した。非売品だが、寄贈先の図書館などで読むことができる。
 昨年4~10月に開かれた万博では、阪大の技術を基盤に3Dプリンターで作られた「培養肉」が話題を集めたほか、阪大の学生団体が、世界各地とオンラインでつないで音楽を同時演奏するイベントを主催した。こうした取り組みを20本以上の文章にまとめて掲載。各国のパビリオンや、教職員と学生の参加風景など、写真も多く配置した。
 阪大は1970年の前回万博にも参画したとみられるが、記録が残っていないという。今回、編集を担当した大政健史・工学研究科長は「記録に残すことで、奮闘を後世に伝えたい」と話す。
 大阪府内の公立図書館など約20か所に寄贈した。このほかに、100部は阪大への寄付者に記念品として贈られる予定。
(大阪大が関西万博の記録集を発行、「培養肉」や「世界同時演奏」…府内図書館などで閲覧可能の非売品(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2026年4月26日

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