宗像市にブルガリア館のベンチ

宗像市にブルガリア館のベンチ

宗像のグローバルアリーナに、万博の小さな記憶が静かに辿り着いている。大阪・関西万博のブルガリアパビリオン前に置かれていたベンチが、遠く夢洲を離れ、この地で新たな時間を過ごし始めた。もともとは閉幕とともに役目を終えるはずだったものが、人と人との縁に導かれ、再び使われる場所を得たのである。

木目のやわらかな質感と、ブルガリア語で刻まれた国名のパネル。その姿は大屋根リングの記憶をどこかに宿しながら、いまは風景に溶け込もうとしている。いったん解体され、海を越えて運ばれ、再び組み上げられたその過程は、万博が単なる一過性の出来事ではないことを物語っている。
削られ、塗り直され、手をかけられたベンチは、これから訪れる誰かの休息を受け止める。万博の時間は、こうして静かに別の場所で続いていく。

宗像に万博ブルガリア館のベンチ移設 「友好のシンボル」に
3/17(火) 9:44配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 総合的スポーツ・文化施設「グローバルアリーナ」(宗像市吉留)で現在、大阪・関西万博のブルガリアパビリオンに設置されていたベンチの移設・修復作業が進んでいる。
 移設のきっかけは、同施設国際事業課のゲトフ ステファンさんとパビリオン館長が大学時代の友人であったこと。昨年9月に同施設で開催した「ブルガリアフェスタ」の出演団体をゲトフさんらが万博会場へ引率した際、パビリオン前に設置されたベンチが閉幕後に廃棄予定であることを知り、引き取りを申し出たことで実現した。同施設は20年にわたりブルガリアとの交流を続けており、親会社のサニックスが名誉領事を務めるなどの縁もあった。
 同ベンチは、万博の「大屋根リング」に合わせた木目調のデザインで、ブルガリア語の国名が記された8枚のパネルが付く。一度解体して輸送し、同施設で再度組み立てた。開幕中の半年間、屋外に設置されていたため損傷もあったが、現在は同施設スタッフが木部へのやすりがけやニスの塗り直し、クリアパネルの補修、LED設置などの修復作業を自分たちで行っている。
(宗像に万博ブルガリア館のベンチ移設 「友好のシンボル」に(みんなの経済新聞ネットワーク) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2026年3月20日

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