
万博の会場はすでに姿を変えつつあるが、その風景は別のかたちで保存されようとしている。大屋根リングや全84館のパビリオン、その内部までもが360度の視界で記録され、やがてインターネット上に無料で公開されるという。
画面の中で会場マップを辿れば、かつて歩いた道や見上げた建築の内側へ、再び入り込むことができる。VRゴーグルを装着すれば、距離の感覚さえ曖昧になり、自宅にいながら夢洲の空気に触れるような体験が広がる。
丸ビルでわずかに味わったあの没入感が、今度は日常の部屋の中へ持ち込まれる。
万博は終わったのではなく、視界の中に再構築され、いつでも呼び出せる記憶へと変わっていく。次はどんな景色を残しておくべきかと考えながら、未来を記録するための小さな装置に、ふと興味が湧いてくる。
万博の全パビリオン、何度でも巡れる…大屋根リングからの眺めやミャクミャク像も4月以降にネットで公開
3/14(土) 12:36配信 読売新聞オンライン政府は、大阪・関西万博のシンボルの大屋根リングや全84館のパビリオン内部を、360度撮影のカメラで記録した映像を、インターネット上で無料公開する。万博の感動をレガシー(遺産)として後世に伝えるためで、開幕から1年となる4月以降に公開する方向で調整している。通常の映像に加えて、VR(仮想現実)ゴーグルを使えば、さらに臨場感の増した立体映像を体感できるという。
政府と日本国際博覧会協会(万博協会)の複数の関係者が明らかにした。万博協会のホームページから特設サイトに誘導する。パビリオンやサウナ施設「太陽のつぼみ」、EXPOホール「シャインハット」など計107の建物を全方位映像で紹介する。画面上の会場マップから目当ての場所を選ぶと、その場所や建物内部の映像が映し出される。
建物以外についても、出入り口となった東西のゲートや公式キャラクター「ミャクミャク」の像など、屋外の900か所以上の映像が見られる。大屋根リングは1周(約2キロ)すべてを撮影しており、リング上の様々な場所からの眺望も楽しめるという。
政府は5分程度にまとめた映像を、東京など4都市で2月から3月にかけて開いている万博の巡回展で公開した。さらに多くの人に見てもらい、万博を追体験してもらう。
(万博の全パビリオン、何度でも巡れる…大屋根リングからの眺めやミャクミャク像も4月以降にネットで公開(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)