• 万博閉幕から

27年横浜園芸博に大屋根リングを使った木造タワー

27年横浜園芸博に大屋根リングを使った木造タワー

大阪・関西万博の熱気が去り、夢洲の風が静けさを取り戻したころ、その記憶を未来へと運ぶ新たな物語が始まっている。
2027年、横浜・上瀬谷。花と緑、そして人と自然の調和を掲げた「国際園芸博覧会」が開かれる。その会場の中心に、ひときわそびえる塔がある。「KAJIMA TREE(仮称)」――高さ約60メートル、マンション20階ほどの巨木のような木造タワーだ。

この塔に使われるのは、大阪万博の象徴「大屋根リング」を支えた木材の一部。およそ3%が解体後に再生され、伝統建築と最新技術を融合して新たな命を与えられるという。
鹿島建設が手がけるその塔は、人が登るためではなく、見上げるために建てられる。そこには「再生」の思想が宿り、失われゆく記憶を次代へと橋渡しするような静かな気品がある。

大屋根リングの木材、27年横浜園芸博の「木造60メートルタワー」に再生へ…鹿島建設「万博の思いを横浜に」
10/30(木) 11:21配信 読売新聞オンライン

 大手建設会社の鹿島建設は29日、大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の木材を、2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会(園芸博)で活用すると発表した。同社が出展する高さ約60メートルの木造タワー「KAJIMA TREE(仮称)」の部材として再生させる予定だ。
 大屋根リングに使われた木材のうち約3%分が、タワーの部材として活用される。タワーの高さは、マンション20階建てに相当する約60メートルを予定しており、伝統的な木造建築と超高層ビルの建設技術を掛け合わせて建設する。完成は27年2月末を予定している。
 資源の循環や木材利用の振興につなげる狙いがある。同社は「木材に次の価値を生み出し、大阪・関西万博の思いを横浜に新たな形として届けたい」としている。
(大屋根リングの木材、27年横浜園芸博の「木造60メートルタワー」に再生へ…鹿島建設「万博の思いを横浜に」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)

大屋根リングをタワーに再生 国際園芸博、開幕500日目前 芦田愛菜さん「全貌楽しみ」
10/31(金) 19:29配信 産経新聞

令和9年に横浜市で開かれる国際園芸博覧会が、11月4日に開幕500日前を迎えるのに合わせ、園芸博協会が新たに開催概要を公表した。大阪・関西万博の目玉となった「大屋根リング」の木材を〝レガシー〟として再利用するタワーが登場するほか、週末や夏季を中心にプロジェクションマッピングで夜の会場を彩る。ボランティアスタッフの募集も間もなく始まり、準備が着々と進む。
「大阪万博の経験と機運を引き継ぎ、準備に取り組んでいく」。協会会長を務める筒井義信・経団連会長は10月29日の発表会見で意気込みを述べた。
新たに公表されたのは、13企業・団体の出展概要。鹿島建設は企業出展で最大の3千平方メートルの区画に、大屋根リングに使われた木材を活用した高さ約60メートル「KAJIMA TREE(仮称)」を建てる。伝統建築の技法と最新の耐震技術を融合させ、会場のモニュメントとする。
住友林業は、森を散策するようなデッキスペースを建設。三菱グループは都市化と自然の共生を表現したパビリオンをを出展する。
(大屋根リングをタワーに再生 国際園芸博、開幕500日目前 芦田愛菜さん「全貌楽しみ」(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

芦田愛菜さんらPR、27年横浜開催「園芸博」出展概要を発表 「大屋根リング」木材再利用したモニュメントも
10/29(水) 20:50配信 カナロコ by 神奈川新聞

 2027年に横浜市で開かれる国際園芸博覧会(園芸博)まで間もなく500日となるのに合わせ、園芸博協会は29日、出展概要などを発表した。園芸博のシンボルとして、13日に閉幕した大阪・関西万博の「大屋根リング」の木材を使用した高さ約60メートルのモニュメントが登場するほか、夜間のプロジェクションマッピングも実施される予定だ。
 東京都内で行われた発表会では、会場内の「Village(ビレッジ)」と呼ばれるエリアに出展する8者の展示概要が公表された。大屋根リングの木材を使ったモニュメントは鹿島建設が手がける。同社によると「(仮称)KAJIMA TREE」は高さ約60メートルで、リング材の約3%を使用。耐震性を高める同社の先端技術を活用するという。住友林業の展示は複数の空間をつなぐデッキスペースを備えるなど、木材を生かした出展が多くなる見通しだ。
(芦田愛菜さんらPR、27年横浜開催「園芸博」出展概要を発表 「大屋根リング」木材再利用したモニュメントも(カナロコ by 神奈川新聞) – Yahoo!ニュース)

大屋根リングの木材使って60mタワー 鹿島、27年横浜園芸博で
10/29(水) 19:00配信 朝日新聞

 2027年に横浜市でひらかれる国際園芸博覧会(GREEN×EXPO)が来月4日に開催まで500日の節目を迎えることを受けて、都内で29日、企業や団体出展の一部が公開された。アンバサダーで俳優の芦田愛菜さんは「少しずつ具体的になってきている。はやく全貌(ぜんぼう)が見たい」と声を弾ませた。
 27年3~9月に開催される園芸博は、花や植物、自然との共生をテーマとした万博。15年に返還された米軍の旧上瀬谷通信施設跡地の一部で開かれる。会場は約100ヘクタールで、今月閉幕した大阪・関西万博のおよそ3分の2の広さだ。
 鹿島(東京都)は、大阪万博のシンボル「大屋根リング」の木材を再利用して、高さ約60メートルの木造タワー「KAJIMA TREE(仮称)」をつくる。人は上れないが、日本の伝統建築と最新の超高層ビルの技術を融合させ、会場のランドマークにしたいという。
 都市緑化大手の東邦レオ(大阪市)は、大阪万博でのパナソニックグループのパビリオン「ノモの国」の機材を再利用し、ミストや音響などで幻想的な空間を演出する。住友林業(東京都)は、森の中を散策するようなデッキスペースを建設するという。
(大屋根リングの木材使って60mタワー 鹿島、27年横浜園芸博で(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

花博、大屋根リング再利用 出展概要を初公表
10/29(水) 16:55配信 共同通信

 横浜市で2027年に開かれる国際園芸博覧会(花博)を運営する国際園芸博覧会協会は29日、参加企業や団体の出展概要を初めて公表した。大阪・関西万博の会場シンボル「大屋根リング」の木材を再利用した木造の塔などがお目見えする。テーマは「幸せを創る明日の風景」。大規模な国際花博の国内開催は、1990年の大阪以来2回目となる。
 NTT東日本や住友林業、日本造園建設業協会東北総支部など13の企業や団体が庭園や花壇、体験型施設を設ける。出展する企業や団体は増える見通し。海外では約60の国や国際機関が参加の意向を示しているという。
(花博、大屋根リング再利用 出展概要を初公表(共同通信) – Yahoo!ニュース)

大屋根リングの木材、国際園芸博のシンボルに 横浜で27年に開催
10/29(水) 16:43配信 毎日新聞

 横浜市で2027年に開催する国際園芸博「GREEN×EXPO 2027」の記者発表会が29日、東京都内であった。13日に閉幕した大阪・関西万博の大屋根リングの木材を使った「(仮称)KAJIMA TREE」など、出展概要が公表された。
 発表会は、11月4日に開催500日前を迎えるのに合わせ、主催する「2027年国際園芸博覧会協会」が準備状況を説明する機会として開かれた。
 企業などが屋外や展示施設で体験やコンテンツを提供する「Village出展」と、庭園や生け花、盆栽といった「花・緑出展」の概要を紹介。このうち鹿島建設の「KAJIMA TREE」(Village出展)は、万博の大屋根リングの木材を、園芸博のシンボルに生まれ変わらせる方針が明らかにされた。
(大屋根リングの木材、国際園芸博のシンボルに 横浜で27年に開催(毎日新聞) – Yahoo!ニュース)

『GREEN×EXPO』で大阪万博の大屋根リングに“新たな生命” 出展概要を初公表
10/29(水) 10:54配信 オリコン

 都内では同日『GREEN×EXPO 2027』開催500日前記者発表会が開かれ、『GREEN×EXPO』の公式アンバサダーを務める俳優の芦田愛菜が参加。『GREEN×EXPO 2027』の思いを語ったほか、公式キャラクター「トゥンクトゥンク」との対面を喜んだ。
 「Village出展」は、市民や企業など多様な参加者が、コンセプトを共有しながら「幸せを創る明日の風景」を創り上げる共創事業。GREENの力と産業活動が融合した姿を示し、「幸せを創る明日の風景」を感じさせる屋外空間(庭園、広場等)や展示施設で、独自の体験やコンテンツを提供する。今回は、8者の出展概要が初公開となった。
・鹿島建設
「『(仮称)KAJIMA TREE』。それは自然と人の明日の物語。大阪・関西万博の大屋根リングの木材が、先端技術により新たな命を吹き込まれ、GREEN×EXPOのシンボルとして生まれ変わります(※鹿島は大阪・関西万博の大屋根リングの木材の契約候補者)」
・東邦レオ
「ノモの国を『STUDIO』として再生します。循環から生まれる新しい体験を感じてください」
 『GREEN×EXPO 2027』は、2027年3月19日から9月26日まで、神奈川県横浜市の旧上瀬谷通信施設で開催される。
(『GREEN×EXPO』で大阪万博の大屋根リングに“新たな生命” 出展概要を初公表(オリコン) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年11月3日

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