
太陽の塔の影が長く伸びはじめた秋の万博跡地で、ひときわ名残惜しい光景があった。
パソナグループのパビリオン「PASONA NATUREVERSE」の屋根の上、半年のあいだ風に向かって腕を伸ばしていた鉄腕アトムが、静かに地上へ降ろされたのだ。高さおよそ1メートル、指先はいつも淡路島を指していた。
慎重にクレーンで吊り上げられるアトムの姿を見上げる人々の胸に、温かさと寂しさが入り混じった。万博の熱気を見守った彼もまた、ひとつの生命を持っていたかのようだ。
このパビリオンでは、iPS細胞から生まれた「動く心臓」や、自然と科学が融合する幻想的な展示が多くの人を魅了した。訪れた人数は215万人――それぞれの心に、未来への淡い希望を灯して。
アトムはこれから、淡路島へ渡る。万博で育った夢を胸に、海風を受けながら再び空を見上げるだろう。
それは、人と自然、そして未来をつなぐ小さな旅立ちである。
パビリオンの鉄腕アトム人形、任務完了で地上へ…撤去作業で
10/30(木) 16:31配信 読売新聞オンライン今月13日に閉幕した大阪・関西万博(大阪市此花区)で人気を集めたパソナグループのパビリオン「PASONA NATUREVERSE」で30日、建物上部にあった鉄腕アトムの人形(高さ約1メートル)の撤去作業が行われた。パビリオンと同様、パソナが本社機能の一部を置く兵庫県・淡路島への移設に向けて調整が進んでいるという。
高さ約18メートルの屋根の先端に取り付けられたアトム人形は、淡路島方面を指さすポーズをとっていた。この日午前9時半頃から、高所作業車で慎重に地上へ下ろされた。パソナの広報担当者は「パビリオンの象徴として、多くの来場者に愛され、半年間の任務を果たしてくれた」と語った。
(パビリオンの鉄腕アトム人形、任務完了で地上へ…撤去作業で(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)
万博・パソナパビリオンの解体工事が始まる 開催期間中は鉄腕アトムのオブジェや「動く心臓」など展示 兵庫・淡路島に移設予定
10/30(木) 12:10配信 MBSニュース大阪・関西万博のパソナパビリオンの解体工事が、10月30日から本格的に始まりました。今後、淡路島に移設されるということです。
鉄腕アトムのオブジェが象徴的だったパソナパビリオン。大阪・関西万博で、iPS細胞からできた「動く心臓」などを展示し、開催期間中約215万人が来場したということです。
万博が行われていた会場では、30日から展示物の解体・梱包や建物の解体に向けた足場組みが始まり、今後、兵庫県の淡路島に移設される予定だということです。
(万博・パソナパビリオンの解体工事が始まる 開催期間中は鉄腕アトムのオブジェや「動く心臓」など展示 兵庫・淡路島に移設予定(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)
【速報】人気の万博パソナ館 「鉄腕アトム像」を撤去 淡路島に移設へ 一部の展示品を除き大部分を淡路島に移設する計画
10/30(木) 13:10配信 関西テレビ大阪・関西万博で人気を集めた「パソナ館」を淡路島へ移設するため、30日、シンボルの「鉄腕アトム像」が撤去されました。
パソナ館には大阪・関西万博の期間中、「ips心臓」の展示や「鉄腕アトム像」を設置するなどして、多くの人が訪れました。
閉幕からおよそ半月が過ぎたパソナ館では、撤去作業が進められていて、人気を博した「鉄腕アトム像」も30日、淡路島への移設に伴い取り外されました。
パソナは、パビリオンの一部の展示品を除き大部分を淡路島に移設する計画で、「多くの人に楽しんでもらえるようにしたい」と話しています。
(【速報】人気の万博パソナ館 「鉄腕アトム像」を撤去 淡路島に移設へ 一部の展示品を除き大部分を淡路島に移設する計画(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)
パソナ館のシンボル『アトム像』撤去 大部分の展示品と共に淡路島へ移設 見学施設のオープンは1年後【大阪・関西万博】
10/30(木) 19:32配信 関西テレビ大阪・関西万博で、動くiPS心臓などが展示されていたパソナ館のシンボルだった「鉄腕アトム像」が撤去されました。
大阪・関西万博の期間中、「いのち、ありがとう」がテーマとなっていたパソナ館。
「iPS心臓」や「生命進化の樹」などが展示され、およそ215万人が訪れました。
30日に取り外された「鉄腕アトム像」は、パソナ館のシンボル。
(パソナ館のシンボル『アトム像』撤去 大部分の展示品と共に淡路島へ移設 見学施設のオープンは1年後【大阪・関西万博】(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)