• 万博閉幕から

「2億円トイレ」公園に移設へ

「2億円トイレ」公園に移設へ

夢洲の万博会場に建てられた、あの「2億円トイレ」は、まるで未来の箱庭のようにカラフルで、建築家・米沢隆氏が積み木を組み上げるように設計したものだ。
赤や青や黄色が入り混じるブロックは、ただの公衆トイレという概念を軽やかに飛び越え、万博の空気そのものを吸い込んで膨らんだ小さなパビリオンのように輝いている。

閉幕後、この異彩を放つ施設が消え去るかと思いきや、大阪府は密かに新たな舞台を用意していた。移築先は、河内長野市の「府立花の文化園」。老朽化したトイレを建て替える必要があるという現実的な理由の裏に、万博のレガシーを残そうという吉村知事の野心がちらりと顔を覗かせる。

府は解体や運搬に約1600万円を計上し、国際博覧会協会が公募する譲渡に名乗りをあげる予定だ。
批判を浴びた建設費も、万博が終われば「高額トイレ」から「未来を運ぶアート」へと物語を変える。花々に囲まれた植物園で、あの積み木のようなトイレが再び組み立てられる日、訪れる人々はきっと、万博の記憶と植物の香りが混じり合う不思議な時間を体験することだろう。

万博2億円トイレ、公園に移設へ 大阪府、譲渡受け
2025年9月10日 20時24分 (共同通信)

 大阪府は10日、大阪・関西万博の会場で若手建築家が手がけたトイレのうち、1カ所を「府立花の文化園」(河内長野市)に移設する方針を発表した。名古屋市の米沢隆氏が設計、予定価格の高さから「2億円トイレ」として批判を浴びた施設。吉村洋文知事は記者会見で「レガシー(遺産)として後世に残したい」と述べた。
 日本国際博覧会協会は米沢氏のトイレの一部について譲渡先を公募している。国や地方自治体が希望し、事業計画が認められれば無償で譲渡。府は運搬、設置の費用として約1600万円を盛り込んだ補正予算案を9月の府議会に提出する。
 文化園トイレが老朽化し、建て替えが必要な状況を踏まえた。
(万博2億円トイレ、公園に移設へ 大阪府、譲渡受け:東京新聞デジタル)

万博会場の「2億円トイレ」 閉幕後は植物園で再利用へ
9/11(木) 5:57配信 テレビ朝日系(ANN)

大阪・関西万博の会場で利用されているいわゆる「2億円トイレ」について、大阪府が閉幕後、植物園への移築を計画していることが分かりました。
 万博の会場にあるいわゆる「2億円トイレ」について、大阪府は河内長野市にある府立「花の文化園」のトイレが老朽化のため建て替えが必要なことから「2億円トイレ」の一部を再利用したい考えです。
 吉村知事は「万博にあるデザイン性の高いトイレをレガシーとして後世も楽しんでもらえたら」と話しています。
(万博会場の「2億円トイレ」 閉幕後は植物園で再利用へ(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース)

万博「2億円トイレ」 一部を大阪府立施設へ 閉幕後のレガシーに
9/10(水) 18:43配信 朝日新聞

 大阪・関西万博の会場内に設置されている、いわゆる「2億円トイレ」について、大阪府の吉村洋文知事は10日、閉幕後に一部を府の施設に移設する方針を示した。今後、日本国際博覧会協会が行う活用先の公募に応募する。
 府が移設を目指しているのは会場内の北側にある、カラフルな積み木のようなデザインのトイレ。同府河内長野市の植物園「府立花の文化園」のトイレの建て替えで活用する。同施設のトイレが老朽化し、更新の時期にさしかかっていることから、万博閉幕後の「レガシー」としたい考えだ。府は9月補正予算案に解体・運搬費などとして約1600万円を計上する。
 「2億円トイレ」をめぐっては、政府は「一般的な公衆トイレの建設費用と比べて取り立てて高額であるとは言えない」などと説明してきたが、開幕前には国会で「高額」との批判もあがり、話題となっていた。
 このほか府は万博のシンボル「大屋根リング」下のベンチ70台や、サークルベンチ5台も取得し、府の施設への移設を目指すとしている。
(万博「2億円トイレ」 一部を大阪府立施設へ 閉幕後のレガシーに(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

【独自】万博の映えスポット“2億円トイレ” 閉幕後は「府立花の文化園」で再利用へ 大屋根リングをベンチにリユースする案も
9/10(水) 17:25配信 MBSニュース

 万博の『2億円トイレ』が閉幕後も活用されることになりました。
 万博会場に設置されている色鮮やかな積み木のような形をした建物。建設費が2億円(解体費込み)のいわゆる『2億円トイレ』です。
 万博が終わるとトイレはどうなるのか、注目されていました。
 『2億円トイレ』をめぐっては閉幕後に引き取りを希望する自治体や企業などを対象に、9月4日から公募が始まっています。
 そんな中、府はトイレの一部を河内長野市の植物園「府立花の文化園」で再利用するため、関連経費として約1600万円を計上する補正予算案を、9月の議会に提出する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。
 大阪府の吉村知事は…
 (大阪府 吉村洋文知事)「芸術性も高くて面白いトイレができていると思っていて、レガシーとして後世に楽しんでもらえたらと」
 また、大屋根リングも解体後、再利用する方針を明らかにしました。
 (大阪府 吉村洋文知事)「(大屋根リングの)木材を一部使ってリユースのベンチを作ることを、公募として手を挙げています」
(【独自】万博の映えスポット“2億円トイレ” 閉幕後は「府立花の文化園」で再利用へ 大屋根リングをベンチにリユースする案も(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

万博2億円トイレ、公園に移設へ 大阪府、譲渡受け
デイリースポーツ online

 大阪府は10日、大阪・関西万博の会場で若手建築家が手がけたトイレのうち、1カ所を「府立花の文化園」(河内長野市)に移設する方針を発表した。名古屋市の米沢隆氏が設計、予定価格の高さから「2億円トイレ」として批判を浴びた施設。吉村洋文知事は記者会見で「レガシー(遺産)として後世に残したい」と述べた。
 日本国際博覧会協会は米沢氏のトイレの一部について譲渡先を公募している。国や地方自治体が希望し、事業計画が認められれば無償で譲渡。府は運搬、設置の費用として約1600万円を盛り込んだ補正予算案を9月の府議会に提出する。
(万博2億円トイレ、公園に移設へ/話題/社会総合/デイリースポーツ online)

万博「2億円トイレ」大阪の植物園に移築へ 知事「芸術性高い。レガシーとして楽しんで」
2025/9/10 20:23 産経ニュース

大阪府の吉村洋文知事は10日、大阪・関西万博会場内で若手建築家が手がけたトイレの一部を閉幕後に取得し、同府河内長野市の植物園「府立花の文化園」に、老朽化したトイレの替わりとして移築する方針を明らかにした。吉村氏は同日、記者団に「芸術性も高くて面白いトイレができている。万博のレガシー(遺産)として楽しんでほしい」と述べた。
移築されるトイレは建築家の米沢隆氏が手がけ赤や青、黄のカラフルな外観が特徴。閉幕後の移設を想定しブロックごとに設計され、日本国際博覧会協会が閉幕後の会場施設の引き取り手を公募する特設サイト「ミャク市!」で一部のブロックを出品している。
(万博「2億円トイレ」大阪の植物園に移築へ 知事「芸術性高い。レガシーとして楽しんで」 – 産経ニュース)

万博「2億円トイレ」閉幕後に河内長野市に移設へ 府立「花の文化園」で再利用 府が補正予算に1600万円計上
09/10 18:34 配信

 大阪・関西万博の会場で利用されている、いわゆる「2億円トイレ」について、大阪府が万博閉幕後、河内長野市にある府立植物園への移築を計画していることがわかりました。
 万博の会場にある、いわゆる「2億円トイレ」は、閉幕後のリユースに向けて、今月4日から引取先を公募しています。
 大阪府は、河内長野市にある府立「花の文化園」のトイレが老朽化し建て替えが必要なことから「2億円トイレ」の一部を再利用したい考えです。
 府は他にも大屋根リングの木材やリング下などにあるベンチ75台を、府営施設や府営住宅で再利用することを計画しているということです。
(万博「2億円トイレ」閉幕後に河内長野市に移設へ 府立「花の文化園」で再利用 府が補正予算に1600万円計上)

投稿日:2025年9月12日

“「2億円トイレ」公園に移設へ”の関連キーワード