
万博会場の象徴ともいえる大屋根リング。その壮大な構造には、国産木材が7割、外国産木材が3割使用されています。この木々たちは日本各地の山々から集い、海を越えて異国の地からも旅してきました。
それぞれの木が育った土地の物語を抱えながら、ここ大阪で一つの輪となるのです。見上げれば、まるで森が大空を覆っているかのような景観。国境を越えた木々が織りなす大屋根リングは、世界中のつながりと自然への感謝を象徴する特別な存在です。
大阪万博の大屋根リングに、なぜ外国産の木材が使われたのか
1/10(金) 11:43配信今の日本の深刻な林業問題を鑑みると、日本には使うべき木材が豊富すぎるくらいにある。また、間伐が必要なエリアも関西に多く存在する。
針葉樹から広葉樹に変えれば、森の豊かさが改善し、保全できる動植物も増える。再生林になることで、CO2の吸収率も向上する。
万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを掲げている。
「生態系を回復させる大きな木造リング」という要素が含まれていれば、ネイチャー・ポジティブ(Nature Positive)に貢献する建築仕様とも言えた。これは検討されたかもしれないが、結果的には実現しなかった。
(大阪万博の大屋根リングに、なぜ外国産の木材が使われたのか(オルタナ) – Yahoo!ニュース)