
万博が目指すのは、延べ2820万人もの来場者が夢洲を訪れ、世界中の文化や技術に触れる壮大な舞台。しかし、チケット販売の現状は厳しい挑戦を突きつけています。
目標2300万枚のうち、18日時点で約744万枚が売れたものの、目標1400万枚の半分ほど。9月は勢いがありましたが、企業負担分の700万枚突破後、週平均約3万枚に減速しました。協賛企業への追加購入提案もあり、関西電力や大阪ガスが負担を増やしています。
それでも、損益分岐点の1840万枚まで残り1100万枚。まだ間に合います!壮大な未来と文化の交差点、万博を共に盛り上げましょう。
大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚
公開日:2024/12/21 11:10 更新日:2024/12/21 15:26主催者の万博協会は来場者延べ2820万人を想定し、全体で2300万枚の販売目標を掲げる。前売りは18日時点で約744万枚をさばいたものの、目標の1400万枚の半分程度だ。9月は週あたり平均40万枚ほど売れたが、企業負担分の700万枚を突破した10月中旬以降、平均約3万枚に落ち込んだ。
販売不振を受け、万博協会は協賛企業である関西電力と大阪ガスに5万枚ずつの追加購入を提案。関電は当初の20万枚から25万枚、大阪ガスは15万枚から20万枚に“ノルマ”が増えた。
実際、赤字ラインはどこなのか。18日の衆院経済産業委員会で、経産省の事務方は「想定の約80%の来場でも収支相償となる」と説明した。つまり、損益分岐点はチケット1840万枚。赤字回避には残り1100万枚を売り切る必要がある。
(大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚|日刊ゲンダイDIGITAL)