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万博が終わっても、あの日の熱気は消えていなかった。
大阪・関西万博の西ゲートで来場者を迎えていた巨大壁画「希望の系譜」が、新たな居場所を得て十三の街へやってきた。ホテルプラザオーサカの壁面に姿を現したその作品は、高さ約4・5メートル、幅約12メートル。近づけば圧倒され、少し離れれば街の風景そのものを変えてしまう不思議な存在感を放っている。
万博閉幕とともに姿を消すはずだったこの壁画は、多くの人々の思いによって救い出された。クラウドファンディングには目標を大きく超える支援が集まり、夢洲で生まれた希望は淀川のほとりへと受け継がれたのである。
作品を手がけたBAKIBAKI氏が進める「淀壁」プロジェクトは、無機質な壁を物語の舞台へと変えてきた。そして今、「希望の系譜」はその新たな象徴として十三の街に根を下ろした。壁画のどこかにはミャクミャクの姿も潜み、まるで万博の記憶が今も街角で息をしているようだ。
ホテルを訪れるためだけでも十分価値がある。しかし本当の魅力は、その一枚の壁画をきっかけに十三の街を歩きたくなることにある。路地を巡り、淀川の風を感じながらアートを探す時間は、万博とはまた違う小さな冒険になる。
未来へ向かう物語は夢洲で終わらなかった。十三には今、万博の続きを歩ける場所がある。アートを目印に街へ出れば、新しい大阪の表情に出会えるはずだ。
大阪・関西万博のBAKIBAKI氏壁画がホテルに移設、大阪・十三の新たなアート拠点に
5/31(日) 20:59配信 産経新聞大阪・関西万博の西ゲートに展示されていた大型壁画「希望の系譜」がホテルプラザオーサカ(大阪市淀川区)に移設され31日、関係者を集めて完成披露会が開かれた。同万博の公式キャラクター「ミャクミャク」も潜む高さ約4・5メートル、幅約12メートルの大作で、アーティストのBAKIBAKI氏が制作。同氏が区内で運営する壁画プロジェクト「淀壁」の第32号作品として位置づけられ、同ホテルは「アートを軸に地域で新たな回遊性を創出したい」と期待する。
万博閉幕後に解体予定だったが、クラウドファンディングで目標額の2倍を超える約606万5000円の資金が集まり、万博のレガシー(遺産)を地域に継承するプロジェクトとして作品の移設が実現。一方、区内ではビルの外壁やブロック塀に壁画を描くプロジェクト「淀壁」が展開されており、「希望の系譜」は大阪・十三の街をアートの聖地に進化させる新たなハブ(起点)と位置づけられる。
(大阪・関西万博のBAKIBAKI氏壁画がホテルに移設、大阪・十三の新たなアート拠点に(産経新聞) – Yahoo!ニュース)