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多摩ニュータウンの静かな街並みの中に、突然、万博の未来が口を開けている。長谷工マンションミュージアムに移された「いのちの未来」は、単なる展示の再現ではなく、夢洲で感じた奇妙な高揚をそのまま封じ込めたような空間だった。
館内へ入ると、まず360°シアターに包み込まれる。視界いっぱいに広がる映像は圧倒的で、ここが多摩であることを忘れさせる。もし夢洲にそのまま置かれていたとしても違和感を抱かないだろう。
奥へ進めば、子どもの姿をしたアンドロイドたちが静かに佇み、万博の日々の思い出を語りはじめる。その無機質な瞳には、夢洲で過ごした半年間の残像が淡く宿っているようで、耳を傾けているうちに、こちら自身の万博の記憶まで静かに引き出されていく気がする。
そして1000年後の人間像「MOMO」を間近で見ると、未来とは遠い概念ではなく、すぐ隣に座っている存在なのだと思わされる。
さらに館内では、マンションの歴史や暮らしの変化を、映像と体験を通じて辿ることができる。未来の人間と未来の住まい。その両方を味わえる場所として、ここはアフター万博のなかでも特別に濃密な余韻を放っている。











360°シアター




長谷工、多摩市内の企業博物館に万博出展アンドロイド移設 一般公開へ
5/12(火) 20:18配信 みんなの経済新聞ネットワーク大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」で展示されたアンドロイド3体が5月9日、「長谷工マンションミュージアム」(多摩市鶴牧3)に移設され、一般公開が始まった。(八王子経済新聞)
同施設は長谷工コーポレーション(港区)の研究・技術開発・研修を担う「長谷工テクニカルセンター」内にある企業博物館。同社の創立80周年記念事業の一つとして、2018(平成30)年に開業した。9つのエリアに分け、マンションに特化した展示を行っている。
同社は昨年行われた大阪・関西万博で、人型ロボットの研究を進める大阪大学の石黒浩教授がプロデュースした「いのちの未来」館にプラチナパートナーとして参加。同館の設計協力や施工なども手がけた。石黒教授と同社、細田工務店(杉並区)は共同プロジェクト「ivi project(アイビー・プロジェクト)」を展開しており、昨年、杉並区に2階建ての木造コンセプト住宅「ivi house (アイビーハウス)」を建てるなど協力関係にある。
今回はミュージアム内に「いのちの未来」に展示された子ども型アンドロイド「Asukaroid(アスカロイド)」2体と、1000年以上先の未来の「進化した人間」としてデザインされたアンドロイド「MOMO(モモ)」を移設した。
移設に当たっては石黒教授が社長を務め、アバター制作や生成AI(人工知能)を活用したサービス開発などを行っている「AVITA」(目黒区)が協力。2体が会話をするように「アスカロイド」を配置し、会話も万博を踏まえた内容にするなどオリジナルのコンテンツとして仕上げた。石黒教授は「アスカロイドもモモも万博のために作ったオリジナルのアンドロイドで、パビリオンの大きなレガシーの一つだと思っている。このミュージアムで多くの方にご覧いただき、万博のレガシーを感じていただければ」と話す。「研究室では10年以上動いている物もあるので、部品交換などメンテナンスをしながら、15年から長ければ20年ぐらいは持つのではないか」とも。
(長谷工、多摩市内の企業博物館に万博出展アンドロイド移設 一般公開へ(みんなの経済新聞ネットワーク) – Yahoo!ニュース)