大阪メトロ万博EVバス損失67億円

大阪メトロ万博EVバス損失67億円

万博が終わったあとも、夢洲の記憶はさまざまな場所で静かに息をしている。しかし、その一方で、未来への夢を乗せて走ったEVバスたちは、いま大阪の片隅で長い眠りについているという。

万博会場へ向かう道で、白く滑らかな車体を見上げながら、未来都市へ運ばれていくような心地になった人も多かっただろう。静かなモーター音、どこか近未来的な窓の光景。それらは確かに、2025年の大阪が見せた未来の風景の一部だった。

けれども、相次ぐ不具合によって、その未来図は途中で立ち止まることになった。大阪メトロは190台すべての活用を断念し、67億円の特別損失を計上したという。いま車両たちは整然と並び、かつて人々を運んだ熱気だけが車体に残っている。

それでも不思議なのは、その光景がどこか胸を打つことである。夢洲へ向かう無数の人々の期待、夕暮れの湾岸道路、未来を信じて走った半年間。その記憶までは消えない。

万博とは成功だけでできているのではなく、試行錯誤や未完成の夢ごと抱え込みながら、次の時代へ進んでいく巨大な祭りなのだと、並んだEVバスたちは静かに教えているように見える。

大阪メトロが67億円の特損 万博EVバスの転用断念で
5/14(木) 18:00配信 共同通信

 大阪メトロは14日、大阪・関西万博でトラブルが相次いだEVモーターズ・ジャパン(EV社、北九州市)製の電気自動車バスを巡り、2026年3月期連結決算で67億円の特別損失を計上したと発表した。車両の安全性の懸念が解消されず、閉幕後の路線バスなどへの転用を断念したため。
 大阪メトロがEV社から購入したバスは190台で、万博会場へのアクセス手段などで運行していた。万博後には路線バスや自動運転バスの実証実験に転用する予定だった。
 26年3月期の純利益は前期比12.6%増の330億円。万博開催で鉄道やバスの乗車人員が増えた。売上高に当たる営業収益は15.0%増の2333億円だった。
(大阪メトロが67億円の特損 万博EVバスの転用断念で(共同通信) – Yahoo!ニュース)

大阪メトロ、万博EVバス損失67億円 車両トラブル続発で無価値に 〝墓場〟から移動へ
5/14(木) 18:52配信 産経新聞

大阪メトロは14日、大阪・関西万博で使用したEVモーターズ・ジャパン(EV社、北九州市)の電気自動車バスを巡り、2026年3月期連結決算に67億円の特別損失を計上したと明らかにした。車両トラブルによる事故が相次ぎ、路線バスなどへの転用を断念したためで、国や自治体からの補助金も返還する。
大阪メトロはEV社から190台のバスを購入し、このうち150台を万博関連の輸送に使用した。万博後は路線バスや自動運転バスの実証実験に転用予定だったが、安全確保が困難だとしてバスすべてについて使用継続を断念。バスの資産価値はなくなった。
バスの大半は現在、大阪市城東区の敷地に保管されており、ずらりと並んだ様子からSNSでは「EVバスの墓場」などと揶揄されてきた。14日に会見した河井英明社長は、6月末までに別の場所に移動する考えを明かした。移動先は検討中だという。
(大阪メトロ、万博EVバス損失67億円 車両トラブル続発で無価値に 〝墓場〟から移動へ(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

塩漬けの万博EVバス190台分の損失 67億円を計上 大阪メトロ
5/14(木) 17:38配信 朝日新聞

 大阪・関西万博の会場などで使われていた電気自動車(EV)バス190台について、大阪メトロは14日、2026年3月期の決算に67億円の関連損失を計上したと明らかにした。
車両トラブルによる事故が相次ぎ、路線バスなどとして使うことをあきらめたためで、国や自治体からの補助金も返すという。
 「じくじたる思いではあるが、車両を継続して使用することを経営判断として断念した」。河井英明社長は会見で、そう述べた。
 大阪メトロによると、190台のバスはすべて事業に使う見込みのない遊休資産とみなし、帳簿上の価値を落とす減損処理に37億円を計上した。
(塩漬けの万博EVバス190台分の損失 67億円を計上 大阪メトロ(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2026年5月14日

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