ミャクミャクの使用ルール

万博が閉幕しても、あの赤と青の輪郭はどこかへ消えてしまったわけではない。むしろ今、静かにその活動範囲を広げつつある。日本国際博覧会協会は、公式キャラクター「ミャクミャク」とロゴマークの使用を2028年3月31日まで可能とし、その門戸をこれまでより大きく開いた。かつては出展者や協賛企業といった限られた存在だけに許されていた姿が、これからは条件を満たせば一般の企業や団体にも有償で託されることになる。

同時に、公式グッズの製造と販売も延長され、万博の記憶は商品という具体的な形を伴いながら日常へと流れ込んでいく。手に取るものの中に、あの祝祭の気配が混じるということは、万博が終わってなお生活の中で呼吸を続けるということでもある。

さらに興味深いのは、これまで曖昧だった個人による二次創作に、新たな輪郭が与えられた点である。非営利という条件のもとで、イラストを描き、作品を作り、SNSに投稿することが許される。営利の一線は越えられないものの、その制約の中でミャクミャクは少しずつ人の手へと渡り、個々の想像力の中で姿を変えていく。

万博のレガシーとは、巨大な建築や来場者数の記録だけではない。こうして誰かの机の上や、画面の中、街角の広告の片隅に現れ、気づかぬうちに日常へ染み込んでいく存在こそが、その本質なのかもしれない。ミャクミャクはもはや一つのキャラクターではなく、万博という時間を運び続ける小さな媒介として、今も街を歩き続けている。

【ミャクミャク】使用できる企業・団体を拡大へ 万博の理念継承に資するなどの条件のもと有償で 公式グッズ販売期間「2年間」延長方針 博覧会協会
3/17(火) 10:40配信 MBSニュース

 大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ販売。期間延長や使用できる企業の拡大が決定しました。
 大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」。これまで、万博に出展や協賛を行った企業・団体に対してのみ、無償で広告などへ使用することが認められていました。
 こうした中、3月16日開かれた理事会で博覧会協会は、4月1日から2年間にわたって、一般の企業・団体に対しても万博の理念の継承に資するなどといった条件のもと、有償で「ミャクミャク」の使用を認めることを決めました。
 万博に末永く親しんでもらうことが目的だということです。
(【ミャクミャク】使用できる企業・団体を拡大へ 万博の理念継承に資するなどの条件のもと有償で 公式グッズ販売期間「2年間」延長方針 博覧会協会(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

「ミャクミャク」「こみゃく」の使い手広げる 万博協会が新ルール
3/16(月) 19:00配信 朝日新聞

 2025年に開かれた大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」や、デザインシステム(こみゃく)を、より幅広い企業・団体が使えるようになる。いまは参加国や公式グッズの販売者などに限られているが、万博に関係した使い道なら、ほかの企業・団体も使えるようにする。
 ミャクミャクの知的財産(IP)を管理する日本国際博覧会協会が3月16日に発表した。25年10月の閉幕後もミャクミャクやこみゃくの人気が根強く、万博のレガシー(遺産)の一つにする。公式グッズの製造・販売も2028年3月末まで延ばす。
 これまでは、ミャクミャクやロゴマークのほか、こみゃくに代表されるデザインシステムの利用は、参加国やライセンス契約をしたグッズの製造・販売者などに限られ、そのほかの企業や団体は使えなかった。
 26年4月1日から28年3月末までは、協会がIP管理を委託したマスターライセンスオフィスが万博に関係した使い方だと認めれば、公式グッズの販売者でなくても有料でビジネスに使えるようになる。デザインシステムの利用は、商用ではない使い方であれば、申請を受け付けて無料で使えるようにする。その後の利用ルールは動向をみて決める。
(「ミャクミャク」「こみゃく」の使い手広げる 万博協会が新ルール(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

ミャクミャク・こみゃくは“みんなのもの”へ。個人の二次創作を公認、春から万博出展者以外も使用可能に
3/17(火) 15:06配信 トラベル Watch

 2025年日本国際博覧会協会は、保有する知的財産(IP)のうち、公式ロゴマーク、公式キャラクター「ミャクミャク」、デザインシステム、「大阪・関西万博」などの名称について、4月1日から使用範囲を拡大する。対象期間は2028年3月31日まで。
 ノベルティや宣伝広告といった商用・業務利用について、これまでは万博出展者(公式参加者)や協賛企業など対象者が限定されていたが、4月からはそのほか一般企業・団体も有償で使用可能。使用手続きは公式ライセンス商品の製造・販売申請と同様に、2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィス(2025MLO)が窓口となる。
 また、これまで明文化されていなかったミャクミャクやこみゃく(デザインエレメントID)の二次創作についても、キャラクターを万博のレガシー(遺産)と位置づけ、新たにガイドラインを策定。非営利・私的利用に限り、個人SNS・ブログへのイラスト投稿やハンドメイド作品の制作などが可能となる。
 デザインシステムについては、非商用(私的利用)かつ万博の理念継承が目的であれば無償で使用できる定型デザインを作成し、「共創デザインシステム」として新たに公開することを決定。使用例として名刺、封筒、紙袋、社内資料、プレスリリースなどを挙げている。使用申請フォームやガイドラインは、3月末ごろに案内予定。
(ミャクミャク・こみゃくは“みんなのもの”へ。個人の二次創作を公認、春から万博出展者以外も使用可能に(トラベル Watch) – Yahoo!ニュース)

「ミャクミャク」の公式グッズ、2年後まで作れます 万博協会が理事会で報告
3/16(月) 18:35配信 ABCニュース

 日本博覧会協会は16日に開いた理事会で公式グッズの製造・販売を2028年3月31日まで可能にすると報告しました。万博協会によりますと、製造・販売にはこれまで通り協会側とのライセンス契約が必要ということです。
 また、これまで万博の関係者や協賛企業に限られていた、名刺やWEBサイトなどでの「ミャクミャク」や公式ロゴマークの使用は、来月1日以降関係企業・団体以外にも有償で認めるとしています。
 個人での二次創作活動については新たにガイドラインを設け、SNSへの投稿やオリジナルグッズの作成が可能となりますが、販売や宣伝など営利目的での使用はできません。
 万博協会はデザイン使用の拡大について「万博を想起させるミャクミャクを広く使ってもらうことでレガシーの広がりに貢献すると思う」としています。
(「ミャクミャク」の公式グッズ、2年後まで作れます 万博協会が理事会で報告(ABCニュース) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2026年3月29日

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