• 万博閉幕から

大屋根リング、高知でベンチや遊具になる

万博の空を一周した大屋根リングは、役目を終えても静かに旅を続ける。大阪で風と光を集めていた木々の一部が、高知へ渡り、新たな姿を得ようとしているのだ。
ヒノキの柱やCLTパネルは、かつて未来を包み込んだ円環の記憶を抱えたまま、ベンチや遊具、オブジェへと生まれ変わる。

空港や駅で人を迎え、祭りの場では躍動に寄り添い、日常の片隅で木の温もりを伝える。リングを形づくった膨大な木材のうち、相当量が高知の森から生まれていたという事実は、時間を越えた回帰のようでもある。
都会の万博で未来を語り、山と海の県で暮らしを支える。そんな循環を確かめに、木の記憶が根づく場所を訪ねたくなる。そこには、万博が残したもう一つの風景が、確かに息づいている。

大屋根リングの木材、高知県に無償譲渡へ オブジェなどに加工を計画
1/14(水) 10:30配信 朝日新聞

 昨年10月に閉幕した大阪・関西万博のシンボルだった大屋根リングに使われた木材の一部が、高知県に無償譲渡されることが決まった。県は、オブジェや大屋根リングのレプリカ、ベンチ、子ども向け遊具などに加工する計画。空港や駅への設置のほか、県で今年開催される「よさこい高知文化祭」への活用も検討している。
 県によると、ヒノキの柱8本、CLT(直交集成板)パネル23枚の計約53立方メートルが、5~9月ごろに国から譲渡される。
 リングには約2万7千立方メートルの木材が使われた。建材として県内のヒノキやスギの板が出荷され、加工の際の歩留まりなどを考慮すると、リングの約4割に県産木材が使われたと県は試算している。
 県木材産業振興課は「万博レガシーとして再利用することで、高知が全国有数の森林県であることをアピールしたい」としている。
(大屋根リングの木材、高知県に無償譲渡へ オブジェなどに加工を計画(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2026年1月24日

“大屋根リング、高知でベンチや遊具になる”の関連キーワード