金沢しいのき緑地に「光の広場」のオブジェ

金沢しいのき緑地に「光の広場」のオブジェ

金沢の街に、万博の光が静かに戻ってきた。しいのき緑地に据えられたのは、大阪・関西万博の「光の広場」で人々を迎えていた奈良祐希の作品「祈器」である。高さ2.4メートル、重さ3トンのアルミニウムの構造体は、幾重にも重なる板が光を受けて、風景の中でささやかに揺らめくように輝いている。

手と手が重なり合うようなその形は、祈りという目に見えないものを、確かな質量としてこの場所に留めている。能登半島地震からの復興への思いを内に抱えながら、作品はただ静かに立ち、訪れる人の視線を受け止める。

万博で生まれた光は消えたのではなく、こうして土地を変え、別の時間の中で再び輝き始める。金沢の空の下で、その前に立てば、遠く夢洲で感じた気配が、ゆっくりと胸の奥によみがえる。

関西万博で展示の巨大オブジェ「祈器」 金沢で公開 建築家・陶芸家の奈良祐希さん制作
3/26(木) 17:55配信 MRO北陸放送

金沢市の陶芸家・奈良祐希さんが手がけ、2025年、大阪・関西万博で展示されたアルミニウム製の高さ2メートルを超えるオブジェ。
26日から地元・金沢のしいのき緑地に設置され、一般に公開されました。
建築家で、陶芸家としての一面も持つ金沢市の奈良祐希さんが手がけた作品「祈器」。
2025年開催された大阪・関西万博の「光の広場」に展示され、期間中は多くの来場者を出迎えました。
高さ2.4メートル、重さは3トンあり、重なるように並ぶアルミニウムの板が降り注ぐ光を浴びてキラキラと光るのが特徴です。
26日から金沢市広坂のしいのき迎賓館そばにある緑地で展示されることになりました。
作品は奈良さんが設計し金沢市の板金加工会社「ステンレス」が制作したもので、手と手が合わさったフォルムには能登半島地震からの復興への思いが込められています。
(関西万博で展示の巨大オブジェ「祈器」 金沢で公開 建築家・陶芸家の奈良祐希さん制作(MRO北陸放送) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2026年3月29日

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