• 万博閉幕から

万博ベンチ、福井城へ

万博ベンチ、福井城へ

万博の喧騒を離れた一台のベンチが、福井城址の天守台跡で静かに腰を落ち着けた。県産スギを半割りにしたその素朴な姿は、未来を語った祝祭の名残でありながら、石垣と空に不思議とよく馴染む。かつて人の往来を見下ろした城の高みで、今は旅人の休息を受け止め、風と雲の動きを教えてくれる。

関西パビリオン前で役目を果たした木は、ここで歴史の時間に溶け込み、万博の記憶を柔らかく語り継ぐ。腰掛ければ、木目に残る温もりが背中に伝わり、過去と未来が同時に息づく感触があるだろう。福井城址を歩く理由が、ひとつ増えた。

大阪・関西万博で使用…福井県産木材のベンチ、福井城址へ移設 フクイラプトル模型も県内に
12/21(日) 15:25配信 福井新聞ONLINE

 大阪・関西万博会場に置かれていた県産スギ製のベンチ1台を県が譲り受け、福井市の福井城址(じょうし)天守台跡に設置した。県の担当者は「歴史ある城跡と万博のレガシー(遺産)の融合を楽しんでほしい」と話している。
 ベンチは丸太を半分にした形状で幅180センチ、奥行き30センチ、高さ40センチ。県が独自の展示ゾーンを設けた関西パビリオン前の広場で、関西広域連合が国産材製品の魅力発信と利用促進に向け、出展府県の木材を使ったベンチを設置していた。
(大阪・関西万博で使用…福井県産木材のベンチ、福井城址へ移設 フクイラプトル模型も県内に(福井新聞ONLINE) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年12月26日

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