
万博の会場で夢の入口を示していた「ノモの国」の看板が、時を越えて大開の街角に戻ってきた。かつて松下幸之助が志を掲げた創業の地に、未来を象徴する文字が再び灯るという巡り合わせは、いかにも大阪らしい因縁である。
昼は飲食店の賑わいに溶け込み、夜になると鮮やかな光を放ち、通りを歩く人々の視線を自然と引き寄せる。その光は万博の余韻を運ぶと同時に、街の日常を少しだけ非日常へとずらしてみせる。
万博という一過性の祝祭で役目を終えたはずの看板は、ここで第二の人生を始め、商店街の記憶と重なりながら新しい物語を紡ぐ。野田阪神駅前の通りを歩けば、過去と未来が同時に息づく瞬間に立ち会えるだろう。創業の原点と万博の夢が交差するこの場所へ、足を向けずにはいられなくなる。
万博「ノモの国」看板、パナソニック創業の大阪・福島区に…地元商店会「ゆかりの地として責任もって保存」
12/23(火) 10:40配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博に出展したパナソニックホールディングス(HD)のパビリオン「ノモの国」の看板が22日、創業地である大阪市福島区の大開地区に移設された。地元の野田阪神駅前通商店会の要望により実現した。今後イベントなどで活用される。
パナソニックHDは、松下幸之助が1918年、大開で創業した松下電気器具製作所が前身だ。看板は飲食店が並ぶ一角に設置され、万博会場に設置していた時と同様、夜になると「ノモの国」の文字が鮮やかに光る。商店会の木村邦彦会長は「ゆかりの地として責任を持って保存していきたい」と話した。
(万博「ノモの国」看板、パナソニック創業の大阪・福島区に…地元商店会「ゆかりの地として責任もって保存」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)