
万博の熱気が去ったあとも、大阪の街には未来がそっと置き土産を残していった。その一つが、大阪ヘルスケアパビリオンで人々を魅了した再生医療の世界である。iPS細胞や心筋シートが示した生命の可能性は、夢洲を離れ、中之島の水辺に佇む国際医療拠点「中之島クロス」へと移された。
ここでは、万博で掲げられた理念が静かに脈打ち続けている。タブレットを通じて研究の歩みをたどれば、一つの細胞から未来が立ち上がる不思議を実感できる。拍動する心筋の映像は、医学が机上の学問ではなく、確かな鼓動をもつ営みであることを伝えてくる。
五百万人を超える来館者を惹きつけた展示は、今や観光の余韻ではなく、社会に根を張る芽となった。中之島の空気を吸いながら、医療と都市と人の未来が交差する場所に立つと、万博は終わったのではなく、形を変えて続いているのだとわかる。そんな実感を胸に、この場所を訪ねてみたくなる。
万博ヘルスケア館の技術、大阪に脈々と…「中之島クロス」に展示の一部を移設し記念式典
12/13(土) 15:49配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」で展示された技術をレガシー(遺産)として活用する動きが進んでいる。iPS細胞など再生医療に関する展示の一部は、大阪市北区の国際医療拠点「中之島クロス」に移設。12日に記念式典が開かれ、吉村・大阪府知事らがさらなる展開への期待を込めた。
万博では、府と大阪市が中心となり、産学官一体で大阪ヘルスケアパビリオンを出展した。iPS細胞から作った心筋シートの展示やアバター(分身)を通じて25年後の「ミライのじぶん」と出会える体験が人気となり、会期中の来館者数は約553万人と想定(280万人)を大きく上回った。
中之島クロスは、最先端医療の産業化を目指す大阪の拠点となる施設で、万博の理念を引き継ぎ、社会実装への取り組みを進めるため、万博で披露された展示の一部が移された。
2階の広場に置かれたタブレット端末ではアプリの「iPSマスター」で、山中伸弥・京都大教授がiPS細胞の作製に成功した研究過程を体験可能。iPS細胞から作った心筋シートの実物の展示はないが、拍動する録画映像を視聴することができる。
12日の記念式典では、吉村知事や施設を運営する一般財団法人「未来医療推進機構」の澤芳樹理事長ら約30人が参加し、テープカットを行った。吉村知事はあいさつで「万博のレガシーやiPSの可能性が中之島クロスで花開くということを皆さんと目指していきたい」と述べ、澤理事長は「展示物を引き継げたことは本当に光栄。新しい医療、明日の医療を築いていきたい」と意気込みを語った。
(万博ヘルスケア館の技術、大阪に脈々と…「中之島クロス」に展示の一部を移設し記念式典(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)
「心筋シート」など ヘルスケアパビリオン展示物が一般公開
12/13(土) 1:11配信 関西テレビ大阪ヘルスケアパビリオンの展示物の一部が一般公開されるのを記念し、12日、セレモニーが行われました。
大阪・関西万博の会期中に再生医療に関する展示が人気を集めた大阪ヘルスケアパビリオン。
再生医療産業の拠点である大阪市北区の「中之島クロス」に万博の理念を継承するレガシーとして、展示物の一部が移設されました。
「生きる心臓デル」や「心筋シート」などiPS細胞に関する展示を入場無料で見ることができます。
(「心筋シート」など ヘルスケアパビリオン展示物が一般公開(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)
万博のレガシーが中之島に 大注目の「iPS細胞」 大阪ヘルスケアパビリオンの展示が再び集結
12/12(金) 18:50配信 MBSニュース万博で注目を集めたiPS細胞に関する展示を、大阪・中之島で再び見ることができます。
大阪市北区にある、未来医療の産業化拠点「中之島クロス」で12日に始まったのは、iPS細胞に関する展示。
大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで展示されていたもので、万博の“レガシー”として当面の間、展示されます。
展示は、中之島クロスで午前9時から午後5時まで見ることができます。※日曜・祝日は休館
(万博のレガシーが中之島に 大注目の「iPS細胞」 大阪ヘルスケアパビリオンの展示が再び集結(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)