• 万博閉幕から

ブルーインパルス展示飛行初日

7月12日午後3時、夢洲の空が歓喜の白煙に染まった。大阪・関西万博の開幕日に天候不順により無念の中止となった「ブルーインパルス」の展示飛行が、この日ついに実現したのである。夏の陽光が照りつける中、会場には数えきれぬほどの観客が集まり、眼差しは一斉に空を仰いでいた。

関西空港を飛び立った6機の蒼い機影が、大阪城や通天閣、1970年の大阪万博の記憶を今も宿す太陽の塔の上空をすり抜け、ついには夢洲に舞い降りる。彼らはまるで空をキャンバスにする画家のように、桜の花びらを描き、巨大な輪を描き、ハートマークをくっきりと残して去っていく。

拍手が起こり、歓声が響き、人々はその一瞬一瞬を心に刻んでいた。かつての「花の万博」以来、35年ぶりとなる大阪府内での展示飛行。あの日の空の続きを、ようやく取り戻したかのようだった。

特に地元吹田市出身の松浦翔矢一等空尉が操縦桿を握る姿には、特別な物語が宿っていた。彼は空から自らの故郷を見下ろし、多くの応援の声を思い出しながら飛んでいた。誰かの想いが空に届き、それに応えるように描かれた軌跡は、ただのアクロバットではなく、まさに希望と絆の象徴であった。

この日、空が語った物語はひとつの夢のかたちであり、失われた春の記憶を夏の風の中で取り戻す、儚くも確かな祝祭の一幕だった。

ブルーインパルスが大阪・関西万博上空で華麗な航空ショー
2025年7月12日 17時59分 NHK

大阪・関西万博の開幕日に天候悪化により中止された航空自衛隊の「ブルーインパルス」の展示飛行が12日行われ、万博会場では大勢の観客が航空ショーを楽しみました。
航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行は、ことし4月の大阪・関西万博の開幕日に実施される予定でしたが、天候悪化のため中止となっていました。
こうした中で12日と13の2日間、改めて展示飛行が実施されることになり、万博の会場には航空ショーを見ようと多くの人が詰めかけました。
「ブルーインパルス」は関西空港を離陸したあと、6機の機体が大阪城や1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」の上空などを飛行し、午後3時ごろ、万博会場に姿を現しました。
そして、上空を旋回しながら白いスモークでハートマークを描くなど息の合った華麗な飛行が披露されると、観客たちは拍手をしたり歓声をあげたりして楽しんでいました。
(ブルーインパルスが大阪・関西万博上空で華麗な航空ショー | NHK | 大阪・関西万博)

「計画していた飛行が全てできた」ブルーインパルス再挑戦の展示飛行 1日目を終え隊長ら「ホッとしている」「上から見える景色を見ながら感動した」
7/12(土) 16:40配信 MBSニュース

 航空自衛隊の「ブルーインパルス」が12日午後、大阪上空や万博会場での展示飛行を行い、無事、着陸しました。飛行を終えた2等空佐の江尻卓隊長は「ホッとして充実した気持ちでいっぱいです。計画していた飛行が全て予定通りできた」などと話しました。
 (2等空佐・江尻卓隊長)
 「我々が元々計画していた飛行というものが全て予定通りできました。そしてさらにすごく視界も良かったので皆さんが人が応援していただいているのがわかるぐらいの状況でしたのですごく楽しくフライトができました。
 「大阪の町を飛んでいるっていうところ、これほど低いところを飛べるような環境は我々になかなかないですので、上から見える景色を見ながら感動していました」
大阪府吹田市出身の一等空尉で展示飛行に参加した松浦翔矢さん(30)はきょうの展示飛行を通じて、地元吹田市の上空を通過した際の思いを次のように話しました。
 (松浦翔矢さん)「地元同級生や近所の方からすごく見たかったというような声を前回のフライトの際に、いただいていたので、そういった声に応えられたという意味でも今回リベンジフライトいいますか、本日無事にフライトを終えてよかったなと思います。最高でした。やっぱり飛びながらも多少はいろんなポイントの地形であったり、本当に多くの方々が見てくれているというのを私も上空で飛びながら感じることができたので、すごく嬉しかったです」
 また、今日のフライトを通じて1人でも多くの人の夢を持つきっかけになればなどと話しました。
 (松浦翔矢さん)「私自身が15年前にブルーインパルスを見て夢を抱いた一人でもあるので、同じように今日のフライトを見て、夢をもつきっかけであったり、笑顔お届けできたらよかったなと思います」
(「計画していた飛行が全てできた」ブルーインパルス再挑戦の展示飛行 1日目を終え隊長ら「ホッとしている」「上から見える景色を見ながら感動した」(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

ブルーインパルスだ!「もう最高」「隊を組んで飛ぶのが格好良かった」万博上空でアクロバット飛行
2025年7月12日 18:26 YTV NEWS NNN

 12日午後、航空自衛隊の「ブルーインパルス」が大阪の空を飛び、万博会場の上空でアクロバット飛行を行いました。
 航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」は、12日午後2時40分ごろ、関西空港を離陸し、通天閣や大阪城、吹田市の万博記念公園の上空などを通過しました。そして、午後3時前…。
 6機は大阪・関西万博の会場上空に到着し、アクロバット飛行を披露しました。最初に描いたのは「桜」で続いてハートマーク。大屋根リングよりも大きい巨大な輪を描くと、会場は大きな歓声に包まれました。
(ブルーインパルスだ!「もう最高」「隊を組んで飛ぶのが格好良かった」万博上空でアクロバット飛行(2025年7月12日掲載)|YTV NEWS NNN)

ブルーインパルス、きょうも万博上空を展示飛行 午後2時40分関空発、3時には会場へ
2025/7/13 07:30 産経ニュース

航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が12日に続いて、13日も大阪・関西万博会場(大阪市此花区)上空で展示飛行を行う。この日で4月13日から半年間にわたって開催される万博も折り返し。2日連続の飛行で万博のさらなる盛り上がりに弾みがつきそうだ。
展示飛行は万博開幕の4月13日に予定されていたが、悪天候のため中止となった。再挑戦を望む声に押され、7月12日、13日の2日連続の実施が決まり、大阪府内では国際花と緑の博覧会(花博)以来35年ぶりとなる飛行を実現していた。
初日の12日の会場内では、見晴らしがいい場所で観賞しようと、大屋根リング上が多くの来場者で混雑。スロープの立ち入りが規制された後、リングそのものに上ることも規制されていた。
(ブルーインパルス、きょうも万博上空を展示飛行 午後2時40分関空発、3時には会場へ – 産経ニュース)

ブルーインパルスが万博上空に来たぞ! 大屋根リングで見た7課目の展示飛行を写真で紹介
2025年7月12日 16:21 トラベル Watch

 航空自衛隊は、7月12日~13日の両日、大阪・関西万博でブルーインパルスの展示飛行を実施する。そのうち、12日のフライトについて、万博会場上空での演技の様子をレポートする。
 7月12日の万博会場の天気は快晴。展示飛行の時間は前回より約3時間遅い15時からで、暑さのピークの時間帯となった。ただし万博会場には終始海風が吹きつけており、大屋根リング上も意外に快適だった。ブルーインパルス“リベンジ”を楽しみにしていた来場者も多かったようで、大屋根リングにも13時ごろから多くの人が上がってきた。

万博会場で7月12日に実施した7課目
14時57分:予定されていた各所の航過飛行を終えたブルーインパルスが南方向から会場上空に進入
1. デルタ360°ターン
2. サクラ
3. レベルキューピッド
4. 720°ターン(ソロ)
5. チェンジオーバーターン
6. 360°ターン(ソロ)
7. レベルサンライズ
15時10分:演技終了、空中集合しつつ南方向に離脱
(ブルーインパルスが万博上空に来たぞ! 大屋根リングで見た7課目の展示飛行を写真で紹介 – トラベル Watch)

ブルーインパルス、きょう万博会場上空へ再チャレンジ 開幕日は中止
毎日新聞 2025/7/12 13:00

 航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が12、13両日に大阪・関西万博の会場(大阪市此花区)の上空を展示飛行する。当初予定していた万博開幕日の4月13日の展示飛行が悪天候のため中止になり、大阪府が万博の開催期間中の再飛行を要請していた。ブルーインパルスが同府内を展示飛行するのは、1990年の国際花と緑の博覧会(花博)以来となる。
 万博会場上空を飛行するのは、午後3時から15分程度。両日とも、午後2時40分ごろ関西国際空港を離陸する。その後、通天閣(大阪市浪速区)や大阪城(同中央区)を経て府内を時計回りに飛ぶ。70年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」(同府吹田市)や遊園地・ひらかたパーク(同府枚方市)などを通過して、万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)へ向かう。【中村宰和】
(ブルーインパルス、きょう万博会場上空へ再チャレンジ 開幕日は中止 | 毎日新聞)

大阪万博上空にブルーインパルス ハートマークや桜の花びら描く
2025年7月12日 16:30 日本経済新聞

大阪・関西万博で12日午後、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が白いスモークでハートマークを描くなどの展示飛行を披露した。大阪府内での展示飛行は1990年の「国際花と緑の博覧会(花の万博)」以来35年ぶり。開幕日の4月13日に飛行する予定だったが、悪天候で中止となっていた。
午後3時ごろ夢洲(ゆめしま)の会場上空に飛来。ハートマークのほか、桜の花びらや8の字などを空に描いた。約15分間飛行を実施し、多くの来場者から演技のたびに拍手が送られた。
ブルーインパルスの大阪府内での展示飛行は35年ぶり
ブルーインパルスはこの日、午後2時40分ごろに関西国際空港を離陸。府内の観光名所上空を飛行した。13日も同時刻に展示飛行を実施する予定。
(大阪万博上空にブルーインパルス ハートマークや桜の花びら描く – 日本経済新聞)

大阪・関西万博のブルーインパルス展示飛行で阪神高速PA閉鎖! 7月12・13日は食事もトイレ休憩も不可
2025.07.09 JAF Mate Online

2025年7月12・13日の2日間、阪神高速道路湾岸線の大阪地区にある計7か所のPAが早朝から閉鎖される。これは、日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式プログラムとして予定されているブルーインパルス展示飛行に伴う措置。当日、周辺へ出かける場合は、交通状況に十分な注意が必要だ。
阪神高速道路は、ブルーインパルス展示飛行に伴い、阪神高速湾岸線・大阪港線7か所のPAを2025年7月12・13日ともに早朝から閉鎖すると発表した。閉鎖の理由は、ブルーインパルス見物目的で多くの観光客がPAに長時間停車し、満車状態となることで高速道路本線まで渋滞が伸びる危険を避けるためだという。

【閉鎖されるPA一覧(合計7か所)】
・中島PA(神戸方面行)
・中島PA(泉佐野方面行)
・泉大津PA(海側)
・泉大津PA(陸側)
・泉大津大型専用PA
・高石PA
・朝潮橋PA
閉鎖期間中は、PAが利用できないため休憩やトイレ、食事ができなくなる。利用を予定している場合は、事前に代替ルートや休憩場所を検討するなど、計画的なドライブをしよう。
(大阪・関西万博のブルーインパルス展示飛行で阪神高速PA閉鎖! 7月12・13日は食事もトイレ休憩も不可|自動車交通トピックス|JAF Mate Online)

投稿日:2025年7月13日

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