• 万博閉幕から

三菱地所が跡地開発に参画検討

三菱地所が跡地開発に参画検討

万博が静かに幕を閉じたあと、夢洲の風は次の物語を運びはじめる。人々が去った会場跡の広い大地には、まだ見ぬ未来の気配がほの白く漂い、その中心には「夢洲2期区域」と名づけられた未完のキャンバスが広がっている。そこへ三菱地所が筆を入れようとしているという噂が立ち、街の空気はそわそわと揺れはじめた。

大阪に新しい息吹を吹き込むべく、在阪企業や大手ゼネコンまでもが、この人工島へ視線を向けている。まるで夢洲という名に誘われたかのように、それぞれの未来図を胸に抱えながら、どのような景色を描くべきか思案しているのである。

さらに三菱地所は、市内で移転を控えるクボタ本社跡地を舞台に、アリーナ建設という大胆な構想にも意欲を示している。大阪という都市そのものが、新しい器を求めてうずうずと動き出しているかのようだ。

来春には開発事業者の募集が始まる。夢洲の地平に、新しい街の芽がどのように芽吹くのか――その行方を追いに行きたくなるほど、未来は静かに熱を帯びている。

三菱地所、万博跡地の開発参画へ クボタ跡地アリーナ建設にも意欲
12/5(金) 20:52配信 共同通信

 大阪・関西万博会場の跡地開発に三菱地所が参画を検討していることが5日分かった。大阪では万博後の経済成長に向けた大規模開発が本格化し、会場跡地「夢洲2期区域」には複数の在阪有力企業や大手ゼネコンが参画を目指す。会場跡地とは別に、三菱地所は大阪市内で来年移転する農機大手クボタ本社跡地のアリーナ建設構想にも意欲を示している。
 大阪府市は人工島・夢洲(大阪市此花区)の2期区域について、開発事業者の募集を来春に開始する。関西財界からは官民一体の再開発で実績のある三菱地所の手腕に期待する声が出ている。
(三菱地所、万博跡地の開発参画へ クボタ跡地アリーナ建設にも意欲(共同通信) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年12月5日

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