
関西の空の玄関口に、不思議な風が吹き始めている。万博が幕を下ろしたあと、世界のパビリオンに散らばっていた物語の欠片たちが、再び旅人の前に姿を現そうとしているからだ。
関西エアポートが譲り受けた展示物は13点。
英国館の赤い電話ボックスは、異国の記憶をそのまま宿したまま関西空港に佇み、オーストラリア館のコアラ像は、長い航海を終えたように穏やかに微笑むだろう。フランス館からは、再建途上のノートルダム大聖堂の模型までもが静かに運ばれてくる。
古代中国の「竹簡」を模した木製パネルや、ベルギー館の屋外クッション、住友館の建材でつくられたベンチ。あるいはノモの国の「ノモの森ツリー」が、空港のどこかに忽然と芽吹くかもしれない。
世界を巡った品々が、再び旅の人々と出会い、日常の風景に混じりながら異国の余韻をさりげなく放つ。
関西三空港を歩けば、あの日の熱気ときらめきがふいに立ち上がり、旅の予感が胸に灯る。そんな静かな万博の続きが、もうすぐ空港で始まろうとしている。
万博展示品、関西3空港に 電話ボックスや模型計13点
11/12(水) 16:36配信 共同通信大阪・関西万博の国内外パビリオンにあった展示物や作品を巡り、関西エアポートは12日、運営する関西3空港で展示すると発表した。英国館前にあった赤い電話ボックスや、フランス館に展示されていた再建中のノートルダム大聖堂の模型を含む13点。文化交流の記念として残し、利用者増加の一助にしたい考えだ。
関西エアポートによると、国内外館の複数作品を譲り受けてリユース(再利用)する取り組みは初めて。8カ国の海外館と2企業館、大阪ヘルスケアパビリオンの物で、古代中国の書物「竹簡」がモチーフとなった中国館外壁の木製パネルもある。
(万博展示品、関西3空港に 電話ボックスや模型計13点(共同通信) – Yahoo!ニュース)
万博の展示物13点が関西3空港へ移設決定。住友館のランタンやノモの国のツリー、ベルギーパビリオンのクッションなど
11/12(水) 16:57配信 トラベル Watch関西エアポートグループは、関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港に、大阪・関西万博のパビリオンの展示物・作品の一部(計13点)を設置する。設置場所や開始時期については、決まり次第発表するとのこと。
関西エリア3空港に設置する海外パビリオンの展示物・作品
・オーストラリアパビリオンのコアラ像(関空または伊丹)
・ベルギーパビリオンの屋外用クッション(関空、伊丹、神戸)
・カナダパビリオン カナダ国立公園庁の赤い椅子と木製パネル(関空)
・中国パビリオン 竹簡をデザインした外壁パネル(関空)
・フランスパビリオン「息づく島 – モン・サン=ミッシェルの修道院と厳島神社の大鳥居」(関空)
・フランスパビリオン「復興の島 – ノートルダム大聖堂と首里城」(関空)
・フィリピンパビリオン 籐のベンチ(関空または伊丹)
・タイパビリオン「タイのソンクラーン」(関空または伊丹)
・英国パビリオン 植栽電話ボックス(関空)
関西エリア3空港に設置する国内パビリオンの展示物・作品
・パナソニックパビリオンノモの国 ノモの森ツリーオブジェ(関空または伊丹)
・住友館 UNKNOWN FOREST ランタン、住友館の建築材料からできたベンチ(関空)
・大阪ヘルスケアパビリオン 万博サクヤヒメ会議「Wolf Bench/Blue&Brown Fur」作:鴻池朋子(関空、伊丹)
・大阪ヘルスケアパビリオン クリーン・テクノロジー 気流空間洗浄機「ドクトーレ」(関空)
(万博の展示物13点が関西3空港へ移設決定。住友館のランタンやノモの国のツリー、ベルギーパビリオンのクッションなど(トラベル Watch) – Yahoo!ニュース)
万博レガシー、一挙に関空・伊丹・神戸空港へ 英国館「電話ボックス」や住友館「ランタン」など13点【一覧】
11/12(水) 15:24配信 オリコン関西エアポートグループは12日、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港に、大阪・関西万博のパビリオンの展示物・作品の一部をレガシーとして設置すると発表した。
国内外のパビリオンより、13点の展示物や作品が提供された。「複数の万博レガシーが開催地大阪・関西の空港で展示されることにより、文化や技術を継続的に発信できるだけでなく、海外との友好の証や万博の思い出の記録として、多くの方に楽しみ、親しんでいただくことを期待しています」と伝えた。
(万博レガシー、一挙に関空・伊丹・神戸空港へ 英国館「電話ボックス」や住友館「ランタン」など13点【一覧】(オリコン) – Yahoo!ニュース)
関西、伊丹空港などで「大阪・関西万博のパビリオン作品」展示へ どんな作品が見られる? 物品は「合計13点」
11/13(木) 16:42配信 乗りものニュース関西エアポートグループは2025年11月12日、関西空港、伊丹空港、神戸空港に、大阪・関西万博のパビリオンで展示された作品の一部をレガシーとして設置すると発表しました。
2025年10月13日に閉幕した万博では、84のパビリオンが多くの人々を惹きつけました。今回、国内外のパビリオンの協力により、合計13点の展示物や作品が提供されることになりました。
設置されるのは、オーストラリアパビリオンの「コアラ像」、英国パビリオンの「植栽電話ボックス」、パナソニックパビリオンの「ノモの森 ツリーオブジェ」などです。設置場所や設置開始時期は、決まり次第、報道発表やSNSなどで告知される予定です。
同グループは、空港での万博レガシー展示が、海外との友好の証や文化・技術の継続的な発信、万博の思い出の記録となることを期待しているとしています。
(関西、伊丹空港などで「大阪・関西万博のパビリオン作品」展示へ どんな作品が見られる? 物品は「合計13点」(乗りものニュース) – Yahoo!ニュース)
万博思い出の展示品、関西3空港で常設展示へ…フィリピンのベンチやベルギーの屋外クッション、パビリオンのあのオブジェやランタンも
11/12(水) 17:00配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博での展示品が関西の空の玄関口に集結する。関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートが、複数の国・企業から展示品の提供を受け、各空港に万博を無料で追体験できる場を整備していく。2500万人超を集めた万博のレガシー(遺産)をいかし、誘客と空港の魅力アップを図る。(佐藤一輝)
関係者によると、まずは英国やフランス、中国など海外8か国と、大阪の産官学が協力した「大阪ヘルスケアパビリオン」、住友グループの「住友館」、パナソニックホールディングスの「ノモの国」の国内3館から計13種類の展示品の提供を受ける。
ほかにも、複数のパビリオンから提供の申し出があり、展示規模や具体的な開設時期などについては、今後検討を進めていく。
関西エアは、約700億円を投じて関空の第1ターミナルを改修するなど、空港能力の強化を進めている。詳細な設置場所については検討中だが、空港の利用客を中心に、より多くの人が立ち寄れる場所を想定しているといい、万博レガシーの発信拠点として、空港の価値向上につなげる。
(万博思い出の展示品、関西3空港で常設展示へ…フィリピンのベンチやベルギーの屋外クッション、パビリオンのあのオブジェやランタンも(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)
万博会場で見たあの電話ボックスやコアラ像 関西の空港で展示へ
11/19(水) 9:00配信 朝日新聞大阪・関西万博の来場者なら一度は見たことがあるかもしれないパビリオンの展示物や作品の一部が、関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港に設置されることになった。3空港を運営する関西エアポートが、国内外のパビリオンの協力を得て、計13点の提供を受けた。「万博レガシー」として、海外との友好の証しにもしていきたいという。
空港で展示するのは、オーストラリア館のコアラ像、ベルギー館の屋外用クッション、中国館の竹簡をデザインした外壁パネル、イギリス館の植栽電話ボックス、フランス館の「復興の島―ノートルダム大聖堂と首里城」、フィリピン館の籐(とう)のベンチ、パナソニック館のツリーオブジェなど。
(万博会場で見たあの電話ボックスやコアラ像 関西の空港で展示へ(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)