- 万博閉幕から
日本生命の本店ビルに、ひそやかに未来への扉が開きつつある。そこに並ぶのは、2050年の大阪を舞台にした「人生ゲーム REBORN」。
万博のあの喧騒の内側で、11万人もの来場者を夢中にさせ、会期終盤には100倍の倍率を生んだ幻のすごろくが、再び息を吹き返そうとしている。
今回は、近畿に暮らす約1500人の顧客に向けて、期間限定の体験会がひらかれる。万博で体験できなかった人々に、遅れて届く贈りもののような機会がそっと差し出されるのだ。
保険契約の有無を問わないという寛大さも、未来への想像力を分かち合うための小さな門戸のようで心地よい。
さらに11月からは、職員向けの体験会が一足先に始まる。1400人もの社員が未来都市を巡る旅へと繰り出す様子を思うと、ビルの内部にだけ流れる静かな高揚が感じられる。
人生ゲームの盤面に描かれるのは、最先端医療と進化した暮らしが織りなす“あり得る未来”。その上をコマが進むたび、ひとの人生もまた、どこか軽やかに見えてくる。
大阪の街が冬を迎える頃、本店の一室でひそかに広がるこの小さな冒険の気配に、思わず足を運びたくなる。
日本生命、顧客1500人に大阪万博「人生ゲーム」の体験会 募集を開始
大阪万博 2025年11月20日 17:28日本生命保険は20日、大阪・関西万博に出展した「人生ゲーム REBORN in 2050」の顧客向け体験会を大阪市内の本店で期間限定で実施すると正式に発表した。近畿2府4県に住む約1500人が対象。同日から2026年1月8日まで募集して抽選する。万博期間中に人生ゲームを体験できなかった顧客に開放し、保険の営業活動につなげる。
26年1月19日から2月27日までの平日に体験会を開く。日本生命の営業職員が配布するチラシを用いて募集する仕組み。日本生命の保険を契約していない人でも参加できる。顧客向け体験会の実施に先立ち、11月25日から1カ月間にわたり日本生命の職員約1400人向けにも体験会を開く。
人生ゲームは最先端の医療技術が浸透した50年の大阪を舞台にしたすごろく形式のゲームで、万博期間中には約11万人が体験した。会期後半では予約倍率が100倍以上に達するなど人気を博した。
(日本生命、顧客1500人に大阪万博「人生ゲーム」の体験会 募集を開始 – 日本経済新聞)
日本生命、大阪万博出展の「人生ゲーム」を本店に移設 顧客にも開放
2025年11月12日 21:00日本生命保険は大阪・関西万博に出展した「人生ゲーム REBORN in 2050」の一部を、大阪市の本店1階に期間限定で設置する。11月下旬から社員に開放、2026年1月下旬〜2月は来店した近畿エリアの顧客が楽しめるようにして、営業に生かす。
(日本生命、大阪万博出展の「人生ゲーム」を本店に移設 顧客にも開放 – 日本経済新聞)
投稿日：2025年11月21日