
大阪ヘルスケアパビリオンでひっそりと輝きを放っていた「カラダ測定ポッド」が、万博閉幕後も歩みを止めず、日常へと旅立つことになったという知らせは、どこか心をそわそわと弾ませる。あの丸い小部屋で身体の秘密を覗き込まれた553万人の記憶が、また新しい形でよみがえるのだ。
博報堂、BIPROGY、JR西日本が組んだPHRコネクト共同企業体は、万博を夢の残骸として終わらせず、むしろ暮らしのなかへ静かに浸透させようとしている。大阪駅や天王寺駅、新大阪駅など、すでにポッドが置かれた場所では、通勤客や旅人がふらりと立ち寄り、脳から心血管、肌や歯まで、48種類の“カラダの年齢”を測られては小さく驚き、あるいは密かに決意を固めている。
アプリでは測定データが時系列で並び、まるで自分の身体の物語が一本の細い糸になって続いていくかのようだ。12月までは無料、来年からは少しばかり値段がつくが、それでも旅は続く。
全国のコンビニやオフィスにも広がるという未来を想像すると、どこかでまた新しい“リボーン体験”が始まるような気がして、自然と足が向いてしまう。
万博で553万人超来館「大阪ヘルスケアパビリオン」人気コンテンツで新展開 「カラダ測定ポッド」全国に拡大
11/11(火) 13:54配信 オリコン大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで人気だった「カラダ測定ポッド」の継続展開が決まった。博報堂、BIPROGY、JR西日本の3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」が11日に発表した。「DotHealthカラダ測定サービス」として11月27日から提供開始する。
大阪ヘルスケアパビリオンは来館者が553万人を超え、「カラダ測定ポッド」で自身の健康状態をチェックするリボーン体験が話題となった。PHRコネクト共同企業体は、万博を一過性のイベントに終わらせず、日常生活に根付かせることを目指す。
万博会期中からJR大阪駅などに設置している「カラダ測定ポッド」で、健康データを測定するサービスを提供。大阪ヘルスケアパビリオンで計測したカラダ測定結果も引き継げる。ヘルスケア関連事業者向けの「研究計測サービス」「ヘルスケアサロンプロモーション」も提供する。
今後の展開として、「DotHealthカラダ測定サービス」を全国に拡大し、生活者の日常動線にあるコンビニエンスストアやオフィスビルなどにも展開していく。
(万博で553万人超来館「大阪ヘルスケアパビリオン」人気コンテンツで新展開 「カラダ測定ポッド」全国に拡大へ(オリコン) – Yahoo!ニュース)
大阪万博「カラダ測定ポッド」、本格事業化
11/11(火) 13:59配信 Impress WatchBIPROGY、JR西日本、博報堂の3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」は、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンにて展示された「カラダ測定ポッド」を「DotHealth カラダ測定サービス」として11月27日から提供を開始する。また、測定データを軸とした事業者向けのサービス「研究計測サービス」「ヘルスケアサロンプロモーション」も展開する。
「DotHealth カラダ測定サービス」は生活者向けのサービスで、万博期間中からJR西日本の大阪駅などに設置している「カラダ測定ポッド」で、健康データを測定する。設置場所はJR大阪駅、JR新大阪駅、JR天王寺駅、JR岸辺駅。
測定する健康データは、脳、心血管、髪、筋骨格、肌、歯の6項目、48種類のカラダ測定年齢。利用料金は12月中までは無料で、2026年1月~3月は1,200円/3カ月。4月以降のサービス内容や価格については現在検討中。
測定したデータは「DotHealth カラダ測定サービス」のアプリで履歴を時系列でグラフ化して確認できる。
今後は「DotHealth カラダ測定サービス」の全国拡大を目指し、コンビニやオフィスビルなどにも展開する。
(大阪万博「カラダ測定ポッド」、本格事業化(Impress Watch) – Yahoo!ニュース)