• 万博閉幕から

2025年大阪万博開催決定

2025年大阪万博開催決定

パリの深夜、ガラス張りの会議場に各国の代表たちが集まり、静かな熱気に包まれていた。
博覧会国際事務局――BIEの総会である。世界の未来を映す鏡のようなこの場で、2025年の万博開催国を決める投票が行われた。やがて結果が告げられる。選ばれたのは日本、大阪。瞬間、遠く離れた大阪の街が夜明けを待たずに沸き立った。

北区のホテルでは、関係者たちが中継映像に息を呑み、決定の瞬間、両手を掲げ歓声をあげた。1970年以来55年ぶりの大阪万博である。あの時、太陽の塔が空を貫いたように、再びこの街に未来の光が降り注ぐのだ。

対抗したのはロシアとアゼルバイジャン。最初の投票で日本は85票を集め、決選では92票。確かな信頼が票に宿っていた。愛知万博から20年の時を経て、日本は再び世界の舞台に立つ。

夢と現実のあわいに、あの「EXPO」という文字が浮かび上がる。大阪湾の風がそっと未来の匂いを運び、誰もがもう一度、「人類の進歩と調和」という言葉の意味を思い出そうとしていた。

2025年 大阪万博が決定、55年ぶり
2018年11月24日 1:01 日本経済新聞

2025年国際博覧会(万博)の開催国を決める博覧会国際事務局(BIE)総会が23日、パリで開かれ、日本時間24日未明に行われた加盟各国の投票で日本(大阪)が選ばれた。大規模な万博としては05年の愛知以来で、大阪では1970年以来55年ぶりの開催となる。過去の万博の開催実績や運営能力の高さなどが評価され、3カ国による争いを制した。
(2025年 大阪万博が決定、55年ぶり – 日本経済新聞)

2025年「大阪万博」決定 関係者ら「ヤッター」と歓喜の叫び
2018/11/24(土) 1:21配信 Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

2025年国際博覧会(万博)の開催地が23日(日本時間24日未明)、パリで開かれた博覧会国際事務局(BIE)総会で、大阪に決定した。
大阪市北区のホテルでは、総会の中継映像ビューイング会を実施。大阪府や大阪市、経済団体などオフィシャルパートナー・オフィシャルサポーターをはじめとする誘致活動関係者が集まり、大阪での開催国決定の瞬間は両手をあげ喜んだ。
(2025年「大阪万博」決定 関係者ら「ヤッター」と歓喜の叫び(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE))

2025年万博、大阪開催決定 決選投票でロシア下す
2018年11月24日 1時05分 朝日新聞

 2025年国際博覧会(万博)が大阪市で開催されることが決まった。博覧会国際事務局(BIE)の総会が23日、パリで開かれ、BIE加盟国(170カ国)の代表による2回の投票で、日本がロシアとアゼルバイジャンを抑えた。
 国内での大規模万博の開催は05年の愛知万博以来、大阪では1970年以来55年ぶりとなる。
 25年万博には、日本のほか、ロシア(エカテリンブルク)とアゼルバイジャン(バクー)が立候補していた。投票は、パリのOECDカンファレンスセンターで行われた。初回の投票でどの国も投票総数の3分の2に届かなければ、上位2カ国で決選投票になる仕組み。初回の投票で日本は85票を獲得。48票のロシアと23票のアゼルバイジャンを上回った。ロシアとの決選投票では日本が92票を獲得。ロシアは61票だった。
(2025年万博、大阪開催決定 決選投票でロシア下す [大阪・関西万博2025]:朝日新聞)

投稿日:2018年11月24日

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