大阪万博の新たな守り神が姿を現したという報に、私は思わず息を呑んだ。あの万博ロゴが、まさか生きものとして再誕するとは誰が想像しただろう。
ぐにゃりとした輪郭、どろりと流れるような身体、どこかこの世の理を超えた存在感がある。近未来と混沌とが奇妙に抱き合うその姿は、理屈ではなく魂で受け止めるべきものだ。
はじめは不気味に思えたのに、気づけば瞳の奥に宿る無垢な光から目が離せなくなっている。
あれは大阪という都市そのものの化身なのかもしれない。笑いと熱気と混沌の果てに立ち上がった、21世紀の妖怪。
いつしか私は、あの形のぬいぐるみを手に入れたいと真剣に考えていた。グッズ売場の列に並ぶ自分の姿が、もう脳裏に浮かんで離れない。
本日、#大阪・関西万博 の公式キャラクターデザインが決定しました❗️
— Expo2025 大阪・関西万博 (@expo2025_japan) March 22, 2022
世界中から愛され、親しみを持たれるキャラクターとして育てていきます。
たくさんのご意見、ありがとうございました☺#Expo2025#Osaka #kansai#大阪・関西万博公式キャラクター pic.twitter.com/kjNuOf5NTy
大阪・関西万博の公式キャラクター決定 ロゴマークがそのままキャラに 機運醸成の転機となるか
3/22(火) 14:14配信
(関西テレビ)
最終候補3作品から選ばれたのは、「ロゴマークをそのままキャラクターにできないか」というアイデアから生まれたキャラクターです。 生きているロゴマークが、「変わりたい」とずっと願っていたところ、「水の都」の水と一緒になることで、姿を変えることができるというコンセプトでデザインされています。 およそ1900通の応募があり、3作品にしぼられた上で、意見を公募し、選ばれました。 【選考委員 原研哉座長】 「全体としては、(3作品の中から選ばれた)C案が一番リアクションが多かった。インパクトがあるとか、攻めてるとか、見たことがないというポジティブな意見もあれば、気持ち悪いという意見も当然あります。シンボルとしてのポテンシャルがあると思う、そういう部分に今回は期待しています」
2025年大阪・関西万博の公式キャラクターデザイン発表も…ネット上は「気持ち悪すぎる」
3/22(火) 17:00配信
(サンケイスポーツ)
「2025年大阪・関西万博」の公式キャラクターデザインの最優秀作品発表会見が22日、東京都内のホテルで行われ、歌舞伎役者で同万博のアンバサダー、松本幸四郎(49)と、選考委員を務めたタレント、中川翔子(36)が出席した。 「世界中から愛される作品を」と昨年公募され、今月2日に最終候補3作品が発表に。この日、最優秀作品には、東京都内在住の山下浩平さん(51)が代表を務めるデザイナーグループが応募した作品が選ばれた。「水の都」大阪を表す水でできた体が、万博のロゴマークをかぶったようなデザインだった。 座長を務めたグラフィックデザイナー、原研哉氏(63)は「『インパクトがある』というポジティブな意見とともに、『気持ちが悪い』という声も当然ある。でもこの案が一番リアクションが多く、シンボルとしてのスター性、ポテンシャルがあると期待している。まだ空っぽだが、大きなキャパシティーを持った器を産み出せた」と述べた。キャラクターの名称は、4月下旬に公募が開始される予定。
大阪・関西万博の公式キャラです…制作者「関西の面白みを表現できれば」
3/22(火) 21:01配信
(読売新聞オンライン)
2025年大阪・関西万博の運営組織「日本国際博覧会協会」(万博協会)は22日、万博の公式キャラクターを発表した。水運が発達した歴史から「水の都」と呼ばれた大阪にちなみ、様々な形に変化する水と赤色のロゴマークを一体化したキャラクターが選ばれた。愛称は4月下旬から公募し、夏以降に決める予定という。 制作した東京都目黒区のデザイナー山下浩平さん(51)は「作品を通して関西の面白みを表現できれば」と話した。東京都内で開かれたお披露目式には、万博アンバサダーの歌舞伎俳優松本幸四郎さんや若宮万博相らも出席した。
公式キャラのデザイナー山下浩平さんのページ