
未来の象徴「空飛ぶクルマ」。ついに、その片鱗を体験できる機会が訪れた。とはいえ、まだ実際に空を舞うわけではない。しかし、大型映像装置を駆使し、まるで街の上空を飛行しているかのような没入体験が可能になるという。
さらに、会場には実物大の模型が登場。目の前にそびえる機体の大きさを直に感じ、未来の乗り物を身近に想像することができる。乗り込むことは叶わずとも、記念撮影は自由自在。空の旅へと向かう自分の姿を、未来への証として残すのも一興だ。
はたして、この疑似体験が「現実の空飛ぶクルマ」へとつながる日は来るのか。万博の空に、その未来の影がちらりと映る。
空飛ぶクルマ疑似体験、万博会場に展示施設整備へ
3/10(月) 15:02配信 読売新聞オンライン万博協会の関係者らが明らかにした。展示施設は、万博への参加を見送ったギリシャが出展を予定していた区画に整備する方針で、観覧は予約制とする方向で最終調整している。
展示に当たっては、万博で空飛ぶクルマを運航する各陣営が協力する。日本航空は、大型の映像装置を用意し、空飛ぶクルマで街を飛んでいく様子を体験できるようにする。また、機体の実物大の模型を用意し、機体の大きさを感じながら記念撮影なども楽しめるようにする。
空飛ぶクルマを巡っては、万博協会は実際に客を乗せる商用運航を目指してきた。しかし、機体審査に時間がかかることなどから昨年9月、客を乗せないデモ飛行とすることに決まった。市街地での飛行など実用化に向けては、社会が受け入れるかどうかも重要な要素となるため、展示施設を通じて身近に感じられるようにしていく。
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