
世界各国が誇る独自デザインパビリオン、「タイプA」の建設状況はいかに?47カ国が自らの力で万博会場に堂々とそびえ立たせるはずが、完成証明を手にしたのは、わずか8カ国にすぎない。
今のところ、アイルランド、フィリピン、韓国、オーストラリア、ブルガリア、オランダ、マレーシア、ハンガリーの8カ国が「できました!」と名乗りを上げたが、これはまだ始まりに過ぎない。内装や展示を仕上げ、最終的に「使用許可」を得るまでの道のりは、なおも遠い。
開幕まで残された時間は限られている。このまま順調に滑り込むのか、それとも世界各国が最後の一押しに汗をかくのか。万博の舞台裏は、まさに佳境を迎えている。
万博・海外館、建設完了は2割弱 開幕まで間に合うか懸念
3/12(水) 15:01配信 共同通信大阪・関西万博は開幕まで13日で1カ月。「万博の華」と呼ばれる海外パビリオンの準備が進むが、自前で建設する「タイプA」の47カ国のうち、建設工事の完了証明を取得した国は2割弱にとどまっている。施工業者との契約難航などに伴う着工遅れが響いているためだ。開幕に間に合わない国が出る懸念が強まっており、関係者は気をもんでいる。
日本国際博覧会協会はパビリオン準備の工程表で、今年1月中旬までに建設工事を済ませ、完了証明の取得を求めていた。だがタイプAの国で既に取得したのは、今月4日時点でアイルランド、フィリピン、韓国、オーストラリア、ブルガリア、オランダ、マレーシア、ハンガリーの8カ国のみだ。
施設の展示品設置期限は今月13日をめどにしていた。各国は設置後、入館させるのに必要な施設使用許可を得る必要があるが、取得済みはゼロ。開幕までに申請が殺到した場合、手続きが追い付かない可能性があるという。
タイプAを巡り、各国は業者選定に苦戦。工程は大幅に遅れ、昨年12月にようやく全ての国が着工にこぎ着けた。
(万博・海外館、建設完了は2割弱 開幕まで間に合うか懸念(共同通信) – Yahoo!ニュース)
万博海外館、PRに格差 建設遅れで機運醸成進まず
3/12(水) 21:59配信 産経新聞日本国際博覧会協会(万博協会)によると、自前で建設する「タイプA」のパビリオンを出展するのは47カ国。
このうち本体部分が完成し、検査を受け「完了証明」を取得したのは、今月4日時点でアイルランド、フィリピン、韓国、オーストラリア、ブルガリア、オランダ、マレーシア、ハンガリーの8カ国のみにとどまる。
さらに、それぞれの国は内装、展示を終え「使用許可」を得る必要があるが、取得にいたったところはまだない。