
大阪・関西万博の開幕が迫る中、海外パビリオンの建設状況が気になるところである。なんと、47カ国が独自に建設する「タイプA」パビリオンのうち、外観の完成を意味する「完了証明」を得たのは、わずか6カ国! 21日時点でこの状況である。
この「完了証明」、建物の外観ができたことを指すに過ぎず、内装や展示の準備はまた別の話。つまり、外側が整ったとしても、中身がスカスカのままでは話にならない!
しかも、実質的な工期のデッドラインは3月末。時間は残りわずかだ。工事の進捗状況をにらみながら、「本当に間に合うのか?」と、関係者たちはやきもきしているに違いない。
未来の祭典、その華やかな舞台は本当に整うのか——期待と不安が入り混じる今日この頃である。
大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉
2/26(水) 10:58配信 日刊ゲンダイDIGITALもう開幕まで50日を切ったのに、「万博の華」の海外パビリオンが一向に完成しないのだ。
日本国際博覧会協会によると、参加47カ国が自前で建てるパビリオンのうち、21日時点で「完了証明」が交付されたのは、たった6カ国(アイルランド、韓国、フィリピン、オーストラリア、ブルガリア、オランダ)。その完了証明も「あくまで外観工事の安全が確認できた時点で交付し、内装は含まない」(万博協会広報部)との基準で、肝心の展示物などの搬入まで完了している国は依然「ゼロ」(同)だ。
当初の工程表では、今年1月中旬に内装・展示を含めて全ての工事が完了すると想定していたが、この体たらく。4月5、6両日には大阪府民4万人を会場に集め、運営や動線を確認する「テストラン」を実施。「巨大リング」に上ったり、パビリオンに入館する予定だが、工事は間に合うのか。
「今のところ、間に合わないと言っている国はない」(万博協会広報部)
(大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース)
大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱
3/3(月) 11:03配信 日刊ゲンダイDIGITAL日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長は2月28日の定例会見で、参加47カ国が独自に建設する海外パビリオン(タイプA)のうち、外観が完成したのはわずか6カ国だと明かした。
工期が逼迫する中、会場では突貫工事が強行されている。2月から海外パビリオンなど一部工事が24時間体制となり、元請け業者などが「3月末には完成させろ」と下請けにハッパをかけているという。
土壇場の突貫工事について、建築エコノミストの森山高至氏は「24時間体制にしたのが遅すぎる」とこう話す。
「2~3月は新生活に向けた戸建てやマンションの仕上げ工事が殺到し、職人不足が予想されます。現場にシワ寄せが及ばないよう、遅くとも昨年末までに体制を整えておくべきでした」
(大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース)