万博の会場内、屋外イベント広場などを設けるグリーンワールド工区の建設現場で、2024年3月にガス爆発事故が発生しました。この事故について大阪市議会で質疑が行われ、議員から会場の安全性が疑問視されました。
市の担当者は、爆発による損傷が一部未報告だったことが判明し、施工業者から報告を受けたのは事故から53日後の5月20日でした。爆発の原因は、トイレ建設現場での溶接作業中に地中のメタンガスに引火したためで、床が100平方メートル破損し、屋根部分に10か所のへこみと基礎梁部のスリーブの変色が確認されました。
消防への通報が4時間半遅れたことも問題視され、今後は速やかな通報とガス濃度測定の徹底など再発防止策が講じられる予定です。また、団体休憩所が爆発現場と同じ工区に設置される予定で、安全性への懸念も示されています。
博覧会協会は、2024年3月28日に万博会場内のグリーンワールドのトイレ建設現場で発生した火災について、施工業者が未報告だった損傷個所があったことが判明したと発表しました。
そもそも爆発があったあと、消防へ通報したのが、発生から『4時間半後』となっていましたが、これについて博覧会幹部は、「もうちょっと早く連絡すべきなのは間違いない。」としています。
今回、未報告だったことがわかった損傷個所は、発生から『53日』経ったおとといの5月20日に施工業者から博覧会協会に対して報告があったということです。(MBSニュース)