
9月28日、万博の空は曇りがちでありながらも、人々の熱気でむしろ晴れ渡って見えた。閉幕まで3週間を切り、駆け込みで夢洲を訪れる人波はとどまることを知らず、この日も22万7000人が会場を埋め尽くした。一般来場者は20万5000人。17日連続で20万人を超える数字は、もはや祝祭の熱狂そのものを映す指標となっていた。
東の舞台では、カリブ海の島国アンティグア・バーブーダがナショナルデーを迎えた。透きとおる海やピンク色の砂浜を想起させる衣装に身を包んだ踊り手たちが舞い、歌声が響くと、観客はたちまち南の楽園へ誘われる。遠い国の物語が、この日ばかりは夢洲の地でひとつの現実となり、見知らぬ文化と踊りあう幸福を人々に与えた。
その傍ら、小池百合子東京都知事が初めて会場を訪れ、大屋根リングから全景を見下ろした。クウェートやバーレーンのパビリオンを巡り、「大変、興味深かった」と語った姿は、政治家である以前にひとりの来場者として心を動かされた証に違いない。
夜になると、パナソニックの「ノモの国」が光に染まった。小中高生28人がプログラミングした物語が、七つの国をモチーフに光と音で紡ぎ出される。物語が光へと変換され、光が会場を包む。子どもたちの想像力が、未来を照らす灯火となった。
NTTの「ドコモ未来フィールド」では、子どもたちがプロの世界を体験する特別イベントが開かれた。通信や研究の最前線を小さな手が触れ、彼らの胸に芽生える夢は、きっと未来の社会を形づくる礎となるだろう。
さらに関西パビリオンの一角では、三重県ブースが特別展示「海女漁と三重の食」を公開。2000年以上続く海女漁の映像は、ただの漁ではなく、大海原と人とが共鳴する営みであることを伝える。現役海女の語りは観客を惹きつけ、桑名のはまぐりや松阪牛、南紀みかんといった豊かな食の映像が、来場者の心と胃袋を揺さぶった。
こうして9月28日の夢洲は、海の彼方の歌声も、子どもたちの光の物語も、歴史深き海女の息遣いも、一つの祝祭の中に共存していた。万博とは国境も世代も越え、世界の断片をひとつの地平に並べて見せる魔法のような場所。その魔法を目撃した者は、帰路につきながらも胸の奥でまだ夢を見続けるのだ。
【速報】万博きのう9月28日(日)の一般入場者数は20万5000人、閉幕まで残り14日…駆け込み続く 今日のイベントは?
9/29(月) 9:45配信 Lmaga.jp『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の9月28日(日)の入場者数は、一般20万5000人、関係者2万2000人、合計22万7000人だった。場外への救急搬送件数は2件(うち熱中症(疑い含む)0件)だった。
(【速報】万博きのう9月28日(日)の一般入場者数は20万5000人、閉幕まで残り14日…駆け込み続く 今日のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
【速報】28日の万博一般来場者数は20.5万人 17日連続20万人超え 29日は朝から雨模様
9/29(月) 10:00配信 読売テレビ万博協会が29日に発表した、9月28日(日)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値で約20万5000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約22万7000人でした。
閉幕まで3週間を切る中、“駆け込み”の来場者が急増し、一般来場者数が20万人を超えるのは17日連続、関係者を含めると19日連続となりました。4月の開幕からの一般来場者の累計は速報値ベースで約2221万人、関係者を含めた総来場者数の累計は約2529万人です。
入場に必要なチケットの「予約枠」がほぼ埋まり、予約サイトへのアクセスが集中して予約が取りづらくなっている状況が続いています。このため、日時指定を済ませていない入場チケットを持っていても入場できない、いわゆる“死に券”が問題となっていますが、万博協会は未使用のチケットの返金には応じられないとしています。
(【速報】28日の万博一般来場者数は20.5万人 17日連続20万人超え 29日は朝から雨模様(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
万博黒字化の目安、来場者2200万人を突破…9月中旬から連日20万人以上
2025/09/28 13:01日本国際博覧会協会(万博協会)は28日、大阪・関西万博の一般来場者数が27日までの速報値で2200万人を突破したと発表した。万博協会は2200万人が来場すると運営費が黒字になるとの見通しを示している。
万博協会によると、27日の一般来場者数は21万3000人(速報値)で、9月中旬からは連日20万人以上が来場している。
(大阪万博:万博黒字化の目安、来場者2200万人を突破…9月中旬から連日20万人以上 : 読売新聞)
小池都知事が万博を初視察、親交のある湾岸諸国が招待…大屋根リングなど4時間
9/28(日) 17:07配信 読売新聞オンライン東京都の小池百合子知事は28日、大阪市此花区の人工島・夢洲を訪れ、大阪・関西万博の会場を初めて視察した。サウジアラビア、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)など親交のある湾岸諸国から招待を受け、約4時間にわたって各国のパビリオンや大屋根リングなどを回った。
視察後、取材に応じた小池知事は「各国が競い合いながら国のPRや日本とのつながりをプレゼンテーション(発表)していて大変興味深かった。一つひとつの展示が国内外を問わず様々な人々を引きつけて、結果的に多くの人が訪れる万博になった」と述べた。
知事は、アンドロイド研究者の石黒浩・大阪大教授がプロデュースしたテーマ館「いのちの未来」も訪れたほか、会場到着前には、岩谷産業の水素燃料電池船「まほろば」にも乗船した。。
(小池都知事が万博を初視察、親交のある湾岸諸国が招待…大屋根リングなど4時間(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)
都知事、大阪万博を視察 「多くの方々が訪れた」
9/28(日) 17:18配信 共同通信東京都の小池百合子知事は28日、来月13日の閉幕が迫る大阪・関西万博の会場(大阪市)を訪れ、クウェートやカタールなどのパビリオンを視察した。視察後「一つ一つの展示が国内外問わず、さまざまな人々を引きつけ、結果として多くの方々が訪れる万博になった」と記者団に述べた。
小池氏が万博を訪れるのは初めて。シンボルの「大屋根リング」から会場全体を眺めた。
小池氏は、多くのインバウンド(訪日客)が万博に来場していることを踏まえ「日本の良さを実感していただくことは大変意義深い」とした。その上で「いろいろな工夫をしながら、人々を引きつける日本、東京でありたいと思う」と語った。
(都知事、大阪万博を視察 「多くの方々が訪れた」(共同通信) – Yahoo!ニュース)
小池都知事が万博を初視察 湾岸諸国やロボット視察「大変興味深い」
テレビ朝日東京都の小池都知事が初めて大阪・関西万博を視察し、「各国それぞれがしっかりとプレゼンしていて大変、興味深かった」と述べました。
小池都知事は28日、大阪・関西万博を訪れ、シンボルの「大屋根リング」に上り、会場を見渡しました。
その後、先端技術を駆使したロボットなどが展示されている「いのちの未来」やクウェート、バーレーンなどのパビリオンを視察しました。
小池知事は視察後の記者会見で「大変、興味深かった」と述べました。
(小池都知事が万博を初視察 湾岸諸国やロボット視察「大変興味深い」)
万博、パナソニックパビリオンで特別ライトアップ 小中高生がプログラミング
9/29(月) 19:15配信 みんなの経済新聞ネットワーク大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」で9月28日、小中高生がプログラミングした特別ライトアップが行われた。(大阪ベイ経済新聞)
パナソニックホールディングスと学習塾「類塾プラス」による共同授業「光とことばの探求」の一環。小学4年生~高校3年生の28人がグループに分かれ、サウジアラビア、アメリカ、イタリア、中国、オーストリア、ドイツ、エジプトの7カ国をイメージした物語を創作。児童・生徒たちは、それぞれの物語に合わせた光の演出をプログラミングし、編集ソフトでナレーションやBGMを組み込んだ。
当日は約20人の児童が来場し、ライトアップを見守った。それぞれの国を特長や言葉を取り入れたライトアップが終わるごとに拍手が起こった。オーストリアを担当した小学4年生の山口譲司さんは「自分たちが作った作品が、世界中の人に見てもらえたのがうれしかった」と笑顔を見せていた。
(万博、パナソニックパビリオンで特別ライトアップ 小中高生がプログラミング(みんなの経済新聞ネットワーク) – Yahoo!ニュース)
万博記念ICOCA、9月28日に販売終了。29日以降は会場内でも取り扱いなし
9/29(月) 10:27配信 トラベル WatchJR西日本とジェイアール西日本デイリーサービスネットは、9月28日をもって「2025大阪・関西万博 記念ICOCA」付き商品がすべて完売したことを発表した。
万博会場内にある「2025大阪・関西万博 会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ」をはじめ、来場者向けオンライン(9月22日~28日)、オンラインサイト「おみやげ街道【関西】WESTERモール店」(8月19日12時~)にて販売を行なっていたもの。
(万博記念ICOCA、9月28日に販売終了。29日以降は会場内でも取り扱いなし(トラベル Watch) – Yahoo!ニュース)
QuizKnock 須貝 駿貴さん、東 問さんとともに大阪・関西万博のNTTパビリオンを体験!
「PARALLEL TRAVEL (時空を旅するパビリオン)」をテーマとする、時空を超えるコミュニケーションの未来に触れ、子どもたちにとって、コミュニケーションの可能性や自身の将来を考えるきっかけに
2025年9月28日 17時55分 NTTドコモ ドコモ未来フィールドNTTグループは、「ドコモ未来フィールド」においてNTT株式会社(以下、NTT)が大阪・関西万博(以下、万博)に出展する「NTTパビリオン」の体験を中心とした万博の特別体験イベントを、9月28日(日)に大阪・関西万博のEXPOサロンおよびNTTパビリオンにて開催しました。
「ドコモ未来フィールド」は、子どもたちが、さまざまなプロのセカイを体験できる機会を創出し、大切な学びや夢をみつけてもらうためのプロジェクトです。未来へ歩き出す子どもたちにワクワクする経験の場をつくることで、子どもたちを応援していくプロジェクト「ドコモ未来プロジェクト」の中で「ドコモ未来ミュージアム」「ドコモ未来ラボ」と並ぶ3つの舞台の一つです。これまでに国立科学博物館やNHK交響楽団、サッカーのRB大宮アルディージャや井上尚弥選手が所属する大橋ボクシングジムなど多数のパートナーのご協力のもと、さまざまなジャンルのプロのセカイを体験できる場を提供してきました。
当日は全国1,793組/3,586名の応募から選ばれた小学5年生~中学3年生の子どもたちと保護者29組/58名が参加しました。まず初めにEXPOサロン内にて、大阪・関西万博スペシャルサポーターを務める知的エンタメ集団・QuizKnockの伊沢 拓司さんからのビデオメッセージを観た後、同じくメンバーである須貝 駿貴さん、東 問さんとNTTパビリオンを担当するNTTの久我 好弘さんによるトーク&クイズ大会を実施。子どもたちはトークとクイズを通して、過去・現在・未来のコミュニケーションについて、楽しく学んでいました。
(QuizKnock 須貝 駿貴さん、東 問さんとともに大阪・関西万博のNTTパビリオンを体験! | 株式会社NTTドコモのプレスリリース)
関西パビリオン内三重県ブースにて特別展示「海女漁と三重の食」を9月28日から公開
~2000年の歴史を持つ海女漁や食の宝庫・三重県の食材を紹介~
2025年9月26日 13時00分 三重県雇用経済部 大阪・関西万博推進PT三重県 (知事:一見勝之)は、大阪・関西万博、関西パビリオン内に三重県ブースを出展しています。「日本のこころの原点」をテーマに、歴史や文化・自然・食など「美し国みえ」の魅力を展示紹介しています。
今回9月28日(日)から三重県ブース内にて期間限定の特別展示「海女漁と三重の食」を公開いたします。2000年以上の歴史をもつ伝統的な漁法である海女漁。三重県には日本でもっとも多く海女が存在し、その独自の営みは国内外から注目されています。会場では、海女漁のダイナミックな映像を楽しめると同時に、現役海女が来場し、海のこと、海女漁について語ります。合わせて「桑名のはまぐり」や「松阪牛」「南紀みかん」など食の宝庫・三重を代表する食材についても映像で紹介します。
(関西パビリオン内三重県ブースにて特別展示「海女漁と三重の食」を9月28日から公開 | 三重県雇用経済部 大阪・関西万博推進PTのプレスリリース)
大阪万博「パソナ館」の来場者数、目標の200万人達成
2025年9月29日 15:45 日本経済新聞パソナグループは大阪・関西万博の自社パビリオン「PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)」の累計来場者数が当初目標の200万人に届いたと発表した。閉幕まで2週間を残しての達成となる。10月1日からは毎日、グループ社員による生演奏のミニコンサートをパビリオンの入り口前で開く。
28日に関東から訪れた20代の女性3人組が200万人目だった。「万博に来た初めての日に、このような場に立ち会えて光栄」と話した。パソナ館ではiPS細胞由来の「ミニ心臓」や特殊ディスプレーを使った映像ショーなどが人気を集めている。
(大阪万博「パソナ館」の来場者数、目標の200万人達成 – 日本経済新聞)
大阪万博の記念ICOCAが完売–「想定を超える反響に感謝」とJR西日本
9/30(火) 6:09配信 CNET JapanJR西日本グループは9月28日、「2025大阪・関西万博記念ICOCA」付商品の全商品が完売したと発表した。
同商品は2025年大阪・関西万博に合わせて販売されていた記念ICOCAで、発売以来大きな反響を呼んでいた。JR西日本によると、販売期間中は想定を超えるご支持を受けたという。
人気の高さを受けて、同社は可能な限り多くの顧客に商品を届けるため、購入個数制限による販売数量の調整を実施。さらに臨時増産による販売拡大も図った。また、会場外でのオンライン販売や抽選によるオンライン販売も新たに導入するなど、販売機会の拡大に努めた。
それでも購入を希望する顧客の声に応えることができなかったとして、同社は「申し訳なく感じている」とコメントしている。一方で、多くの顧客に興味を持ってもらい購入してもらったことに改めて感謝の意を示した。
(大阪万博の記念ICOCAが完売–「想定を超える反響に感謝」とJR西日本(CNET Japan) – Yahoo!ニュース)