
夢洲の空気は、秋を孕みながらもまだ夏の熱気をかすかに残し、9月26日という一日を特別な輝きで包み込んでいた。
この日、大阪・関西万博は一般来場者21万1000人、関係者2万2000人、合計23万3000人もの人々を迎え、未来を語る島はまるで大潮に洗われる浜辺のように賑わった。救急搬送はわずか3件、熱中症疑いは0件という奇跡的な数字が、会場を満たす期待の熱気と同時に、夢洲を吹き抜ける爽やかな風を想像させる。
今日から始まった「未使用チケット」を「当日券」へ交換できる新制度は、入場予約が埋まり切った万博をなお一層、運命的な出会いの舞台へと変えていく。9月27日から10月12日まで、数百枚という限られた枠をめぐる駆け引きは、来場者の胸にささやかな冒険心を呼び覚ますだろう。
UAEパビリオンが来館者400万人を迎えた祝祭の余韻が漂っている。巨大なキャンバスに色を塗り重ね「4,000,000」の数字を浮かび上がらせる参加型イベントは、人と人とのつながりをそのまま形にする奇跡の儀式だ。遠い砂漠の国が示す革新と文化、そして未来への希望が、夢洲の空に鮮やかに重なる。
少し離れた広場では、ウクライナから避難したダンサーたちがベートーベンの「第九」を踊り、平和の願いを風に乗せて放っている。民族舞踊「ゴパック」の跳躍が宙に描く軌跡は、戦火を越えた祈りそのものだ。
さらに、公式ストアにはミャクミャクのグッズを求める長蛇の列ができ、限定品を手にした来場者が笑顔で会場を練り歩く。近鉄百貨店が業績予想を上方修正したというニュースも、この熱狂の裏付けである。
パビリオンの背後には、ドローンの書類送検や無許可工事といった騒動さえ、巨大な祝祭の陰影として物語を深めていく。
夢洲は今日も、数字と出来事の羅列を超えて、無数の人々が未来を夢見る場所となった。抽選に外れても、未使用チケットを握りしめても、ここに立てば誰もが物語の登場人物になる。夕暮れが迫るころ、会場の灯りが一斉にともる瞬間、その物語はさらに眩しく膨らんでいく。
【速報】万博きのう9月26日(金)の一般入場者数は21万1000人…今日から「未使用チケット」引き換え開始! 開催されるイベントは?【閉幕まで16日】
9/27(土) 10:10配信 Lmaga.jp『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の9月26日(金)の入場者数は、一般21万1000人、関係者2万2000人、合計23万3000人。場外への救急搬送件数は3件(うち熱中症(疑い含む)0件)だった。今日から新たに、「未使用チケット」を「当日券」へ引き換えることが可能になる(払戻しは不可)。
今日27日(土)の来場予約枠は終日空き枠なし。また、最終日の10月13日まで終日空き枠なしの状況となっている。これを受け、博覧会協会は公式サイトでのチケット販売を9月30日で終了すると発表。また、会場で購入できる「当日券」の販売は26日で終了した。
(【速報】万博きのう9月26日(金)の一般入場者数は21万1000人…今日から「未使用チケット」引き換え開始! 開催されるイベントは?【閉幕まで16日】(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
【速報】25日(木)万博一般来場者は21.2万人 “駆け込み”連日20万人超…26日に当日券販売終了
9/26(金) 9:40配信 読売テレビ万博協会は26日、9月25日(木)の大阪・関西万博の一般来場者数が速報値で約21万2000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約23万2000人だったと発表しました。
一般来場者数が20万人を超えるのは14日連続で、関係者を含めると16日連続です。25日までの一般来場者の累計は速報値ベースで2157万人、関係者を含めた総来場者数の累計は2459万人を超えています。
9月27日(土)~10月12日(日)までは、未使用のチケットと当日券を交換して、当日の正午以降に入場できるようにする対応を取るということです。ただ、交換できるのは1日あたり数百枚程度で、なくなり次第終了します。
(【速報】25日(木)万博一般来場者は21.2万人 “駆け込み”連日20万人超…26日に当日券販売終了(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
【速報】万博“ミャクミャク”関連グッズの売り上げ好調 近鉄百貨店 中間決算の業績予想を上方修正
9/26(金) 15:35配信 読売テレビ近鉄百貨店は26日、2026年度2月期中間決算の売上高や最終利益の業績予想を上方修正すると発表しました。大阪・関西万博の会場内に出店する店舗の“ミャクミャク”グッズの販売が好調なことなどが主な要因だということです。
近鉄百貨店は万博会場内に「2025大阪・関西万博会場内オフィシャルストア西ゲート店 KINTETSU」を出店していて、“ミャクミャク”関連グッズなどの売り上げが想定を上回り、好調に推移しているということです。
(【速報】万博“ミャクミャク”関連グッズの売り上げ好調 近鉄百貨店 中間決算の業績予想を上方修正(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
毎日放送 万博でドローンの飛行計画伝えず書類送検
09月26日 18時18分 NHK大阪の毎日放送は、ことし(2025年)4月、大阪・関西万博の会場内で撮影のためにドローンを飛ばした際、国土交通省に飛行計画を伝える手続きをしなかったとして、会社と社員など3人が航空法違反の疑いで書類送検されたと発表しました。
毎日放送によりますと、26日、書類送検されたのは▽毎日放送と▽同社の社員2人、それに▽委託会社のスタッフ1人です。
毎日放送は大阪・関西万博が開幕したことし4月13日、およそ1万人が大屋根リングの上でベートーベンの交響曲を歌うイベント「1万人の第九」を撮影するため、ドローン3機をおよそ45分間飛ばしましたが、飛行計画を国土交通省に事前に伝える手続きをしなかったとして、航空法違反の疑いが持たれています。
(毎日放送 万博でドローンの飛行計画伝えず書類送検|NHK 関西のニュース)
毎日放送、万博開幕日の「1万人の第九」で航空法違反容疑…大阪府警が書類送検
9/27(土) 11:32配信 読売新聞オンライン毎日放送(大阪市北区)は26日、大阪・関西万博の開幕日に撮影で使ったドローンの飛行計画を事前に国土交通省に提出しなかったとして、同社と、操縦していた社員ら3人を大阪府警が航空法違反容疑で書類送検したと発表した。同社によると、3人は、4月13日に万博会場で同社が主催した合唱のイベント「1万人の第九 EXPO2025」をそれぞれドローンで撮影。ドローンの飛行状況を把握するため、航空法は飛行の日時、経路などの計画を操縦者が国交省に提出すると規定しているが、同社はオンラインでの手続きを行っていなかった。飛行許可は国交省から得ており、手続きの担当者が計画の提出を不要と思い込んでいたという。
(毎日放送、万博開幕日の「1万人の第九」で航空法違反容疑…大阪府警が書類送検(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)
MBSテレビ、万博開幕の「1万人の第九 EXPO 2025」ドローン撮影手続きに不備 航空法違反容疑で書類送検
9/26(金) 16:45配信 スポーツ報知MBSテレビは26日、大阪・関西万博開幕日の2025年4月13日に開催された「1万人の第九 EXPO 2025 」(以下「万博第九」)に関係して、同社が撮影のため使用したドローンに関し、必要な行政手続きに不備があり、同社及び社員ら撮影スタッフ3人が航空法違反容疑で書類送検されたと発表した。
同局によると「万博第九」の撮影で、万博会場および周辺におけるドローンの飛行に際しては、大阪府の条例に基づく大阪府公安委員会への「通報」、航空法に基づく国土交通省からの「飛行許可」の取得、及び同省への「飛行計画の通報」の3つの手続きが必要であったところ、このうちの1つである国交省への「飛行計画の通報」の手続きを行っていなかったと明かした。この「飛行計画の通報」手続きの不備について、大阪府警より7月22日に指摘を受け、以降、捜査に協力していたという。
(MBSテレビ、万博開幕の「1万人の第九 EXPO 2025」ドローン撮影手続きに不備 航空法違反容疑で書類送検(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース)
吉村知事 万博未使用チケットの救済策について「何とかしたいという思いでの対策」「僕は賛成です」
9/26(金) 15:10配信 よろず~ニュース吉村洋文大阪府知事(50)が26日、府庁での囲み会見で、10月13日に閉幕する大阪・関西万博の来場予約枠がほぼ埋まり、チケットを持っていても入場できない問題について言及した。
日本国際博覧会協会(万博協会)が、未使用の入場券を当日券に交換できる救済策を27日から始めることについて「やはり協会としても、何とかしたいという思いでの対策だと思います。一定仕方がないところはあるんですけれども、なんとか対策をとれないかということで検討をして、協会として当日券の販売をやめると。その当日券分について、未使用の、予約をしていないチケットで代替することができるという対策を取ったものだと思います」と述べた。
万博協会は25日、来場日時が予約できず未使用になっているチケットについて、27日から当日券への交換を実施すると発表。交換できるチケットは一日あたり数百枚とし、未使用のチケット払い戻しは行わないと告知した。未使用チケットの救済策に伴い、現在まで行われていた当日券の販売は26日に終了した。
吉村氏は「数に限りはありますが、そういった対策を取るということは一定、評価をしてます。評価をしてますというよりは、取れる策を取っているということだと思います」とコメントした。
(吉村知事 万博未使用チケットの救済策について「何とかしたいという思いでの対策」「僕は賛成です」(よろず~ニュース) – Yahoo!ニュース)
万博パビリオンの無許可請負、工事集中と限られた工期で「入り込む余地」「万博協会も任せきり」
9/26(金) 15:54配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博のアンゴラ館の建設工事を無許可で請け負ったとして、大阪府警は26日、大阪市鶴見区の建設会社「一六八建設」代表の男ら4人と、法人としての同社を建設業法違反容疑で書類送検した。府警はいずれも起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
万博のパビリオン工事では建設工事の一時的な集中や資材高騰、人手不足による施工業者探しの難しさが課題となっていた。工事関係者や専門家からは、こうした事情が無許可業者の参入につながったとの指摘も出ている。
(万博パビリオンの無許可請負、工事集中と限られた工期で「入り込む余地」「万博協会も任せきり」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)
万博アンゴラ館工事業者 無許可請け負い疑いで送検 大阪府警
09月26日 13時30分 NHK大阪・関西万博のアンゴラパビリオンの工事を請け負った大阪市の建設会社が、国や大阪府からの必要な許可を得ないまま工事を進めたとして警察は、26日、この会社の社長ら4人を建設業法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、大阪・鶴見区の建設会社「一六八建設」の48歳の社長や従業員らあわせて4人と、法人としての会社です。
警察によりますと、国や大阪府からの必要な許可を受けずにことし(2025年)1月中旬から2月上旬にかけておよそ1億2000万円で請け負った万博のアンゴラパビリオンの内装工事などを進めたとして建設業法違反の疑いが持たれています。
(万博アンゴラ館工事業者 無許可請け負い疑いで送検 大阪府警|NHK 関西のニュース)
万博パビリオンプロデューサーが“大阪の熱狂”と“東京との認識ギャップ”に言及 「大切なレガシー」とは…共感集まる
9/27(土) 8:57配信 オリコン大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」を手がけたデータサイエンティスト・慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏が26日、自身のインスタグラムに「“大阪の熱狂”と“東京との認識ギャップ”」と題した文章を投稿した。
万博閉幕まで残り約半月。「とりわけ関西圏では、SNSを介して体験が共有され、個々の経験がネットワークを通じて拡散していくという、現代的な祝祭のかたちが明確に現れました」とした上で、「しかしながら、その熱気は全国に均質に届いたわけではありません」とも指摘。
距離、予約システム、メディアの温度差など複合的な要因に触れ、「そして閉幕直前のキャパシティを超えた混雑状況が、その解消を困難にしています。遠方から訪れる人々にとって、予約枠の逼迫や混雑の渦中で多層的な価値に深く触れることは、現実的に高いハードルになっています」とした。
その上で「しかし、この認識ギャップが残る可能性をもって、万博の意義が損なわれるわけではありません。むしろ、ここにこそ現代社会における大規模イベントの新しい姿が映し出されています」とし、「かつての国民的熱狂の再現ではなく、地域ごとの体験と熱量の差異を前提にしつつ、それをどう社会全体の対話へと昇華させるか」だとした。
(万博パビリオンプロデューサーが“大阪の熱狂”と“東京との認識ギャップ”に言及 「大切なレガシー」とは…共感集まる(オリコン) – Yahoo!ニュース)
UAEパビリオン、2025年大阪・関西万博で来館者400万人を達成
UAEの日の盛況を経て刻まれた節目
2025年9月26日 16時15分 UAEパビリオン日本・大阪、2025年9月26日:2025年大阪・関西万博のUAEパビリオンは、このたび来館者400万人目を迎え、最も多くの来場者に親しまれ、注目を集めるナショナルパビリオンのひとつとして、その歩みに新たな節目を刻みました。
今回の達成は、アブダビ皇太子ハリード・ビン・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下を団長とするUAE代表団を迎え、公式式典や文化的パフォーマンス、そして各界の要人による高いレベルでの参加を得て開催された「UAEの日」から、わずか数日後に訪れました。式典には、アラブ首長国連邦および日本の政府高官に加え、万博協会の幹部、各国パビリオンのコミッショナー・ジェネラル、そして数千人に及ぶ来場者が参加しました。この日は、UAEの革新と進歩が文化的アイデンティティと切り離せないことを示すとともに、日本との揺るぎない友好関係や、世界各国とのパートナーシップが「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博テーマに沿った繁栄する未来の基盤であることを強調しました。
来館者400万人達成を記念し、UAEパビリオンでは参加型イベント「ぬりえパズル」を実施しました。来場者はパビリオン正面の大きなキャンバスに色を塗り重ね、少しずつ「4,000,000」の数字を浮かび上がらせました。完成した作品は、数千人にのぼる万博来場者の手によってつくられた記念の作品として残され、つながりと喜びを分かち合う場を象徴しています。
2025年大阪・関西万博UAEパビリオン公式代表 コミッショナー・ジェネラルのシハブ・アルファヒム駐日アラブ首長国連邦特命全権大使は、次のように述べています。
塗り絵のトップバッターを務めたのはUAEパビリオン公式代表 コミッショナー・ジェネラル 兼 駐日アラブ首長国連邦大使
「来館者400万人をお迎えできたことは、UAEパビリオンがアラブ首長国連邦を代表するだけでなく、足を運んでくださった皆さま一人ひとりの存在によって成り立っていることを改めて思い起こさせます。ここでUAEのホスピタリティに触れ、ユースアンバサダーと交流し、私たちの物語の一部となってくださったすべての方々が、この節目をともに創り上げてくださいました。UAEの日の盛況から間もなく迎えたこの記念すべき瞬間は、私たちのおもてなしの心、そしてパビリオンを自身の万博体験の一部としてくださった皆さまの純粋な好奇心を映し出しています」
(UAEパビリオン、2025年大阪・関西万博で来館者400万人を達成 | アラブ首長国連邦パビリオンのプレスリリース)
ウクライナから避難のバレエダンサーら、平和を願って万博会場で公演
9/27(土) 13:00配信 朝日新聞ロシアによる侵略でウクライナから日本に避難したバレエダンサーらでつくる「淡路ワールドバレエ」が26日、大阪・関西万博で公演した。平和への願いを込めて、民族舞踊「ゴパック」やベートーベンの「第九」などを披露した。
ワールドバレエは兵庫県の淡路島を拠点に活動している。メンバーの多くはウクライナから避難してきたダンサーで、人材サービス大手のパソナグループの支援を受けている。
26日の公演はウクライナ大使館とパソナグループが共催。ウクライナからの避難者11人を含む13人が出演した。
約500人の観客は、激しい跳躍が続くゴパックや、情感たっぷりの第九に何度も拍手を送っていた。終盤には平和への願いがこもった折り鶴を団員たちが手渡ししながら踊る場面もあった。
(ウクライナから避難のバレエダンサーら、平和を願って万博会場で公演(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)