来場者2025万人突破

万博閉幕から

万博の会場に響き渡った拍手は、単なる節目を祝う音ではなかった。2025万人という数字に到達したその瞬間、夢洲の大地はひとつの物語を刻んだ。残された会期はわずか三十七日。だが、そこに至るまでに訪れた人々の数と、その胸に宿った高揚感を思えば、たとえ砂時計が傾き始めていても、この博覧会がいかに強い引力を放っているかは明らかだった。

記念すべき2025万人目として選ばれたのは、大学時代からの友人である三人組。大阪や神戸に暮らす彼らは、未来の技術に触れ、少年のような瞳を輝かせたという。非売品のクリスタルや特製ピンバッジなどの記念品を受け取った彼らは、偶然に導かれながらも確かに万博の歴史に名を刻んだ。バーチャル会場にも同時中継され、祝祭の瞬間は現実と仮想をまたいで共有された。

この日を心待ちにしていた若者たちの言葉や笑顔には、未来を迎えに行くような清新な力があった。協会の石毛事務総長も「残りの時間を一人でも多くに体験してほしい」と呼びかける。酷暑を超えてたどり着いた者が見たのは、ただの展示ではなく、記憶に残る冒険である。

会期の終わりが近づくほどに、その場の空気は澄み渡り、幻のような輝きを帯びていく。今こそ、夢洲へ足を運ぶべき時である。未来と人の熱気が交錯するその空間に立てば、自らの物語もまた2025万人目の響きに連なるのだから。

大阪万博の総来場者2025万人達成　会期残り37日｢記憶に残る万博に｣
2025年9月6日 16:15　日本経済新聞

大阪・関西万博の総来場者数が2025万人を達成したとして、日本国際博覧会協会は6日、記念セレモニーを会場で開いた。関係者を含めた総来場者数（速報値含む）は5日までに2000万人を突破し約2005万人、一般来場者（同）は約1743万人となっていた。
総来場者2025万人目は関西在住の男性3人組。今春大学を卒業し、ITエンジニアに就いたという小谷陽人さん（22）は「万博で未来の技術に触れられ、視野が広がりワクワクした」と話した。
(大阪万博の総来場者2025万人達成　会期残り37日｢記憶に残る万博に｣ – 日本経済新聞)

万博の来場者が関係者含めて2025万人突破、開幕から147日目で
9/6(土) 20:00配信　朝日新聞

　大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会は6日、関係者を含む来場者数が「2025年日本国際博覧会」にちなんだ2025万人に到達したと発表した。開幕から147日目の達成で、石毛博行事務総長は「2000年以降の万博では10年の上海万博を除いて最速ペースだ」と話した。
　2025万人目の来場者に認定されたのは大学院生の徳丸晴天さん（22）=大阪府枚方市=、会社員の池町和史さん（25）=神戸市=、会社員の小谷陽人さん（22）=大阪府豊中市=の3人。大学時代の友人で、今回初めて万博を訪れたという。記念式典が会場内のメディアセンターであり、徳丸さんは「なかなか来られず、この日を楽しみにしていて、さらに2025万人目に選ばれてとても光栄です」と話した。
　3人には非売品のクリスタル置物などの記念品が送られ、式典の様子は会場をオンラインで再現した「バーチャル万博」でも中継された。石毛事務総長は「大変な猛暑だったが、それを乗り越えて来ていただいたのは大変うれしい。万博は一生に一度の機会と思うので、残りの37日間にぜひ多くのみなさまに来ていただければ」と話した。
(万博の来場者が関係者含めて2025万人突破、開幕から147日目で（朝日新聞） – Yahoo!ニュース)

万博来場者“２０２５万人目”は大阪・神戸の男性３人「大変光栄」　特製ピンバッジなどの記念品贈呈
9/7(日) 10:40配信　MBSニュース

　関係者を含め２０２５万人目の来場者となったのは、大阪府の徳丸晴天さん（２２）、小谷陽人さん（２２）、神戸市の池町和史さん（２５）の３人です。
　２０２５年にちなんで２０２５万人目を祝う記念セレモニーにはミャクミャクと万博協会の石毛事務総長が駆けつけ、特製ピンバッジなどの記念品が贈られました。
　（万博２０２５万人目の来場者　徳丸晴天さん）「きょうやっと（万博に）来られまして、非常に楽しみにしてたうえ、このような貴重な記念すべき場所でスピーチする機会をいただけて大変光栄」
(万博来場者“２０２５万人目”は大阪・神戸の男性３人「大変光栄」　特製ピンバッジなどの記念品贈呈（MBSニュース） – Yahoo!ニュース)

大阪・関西万博来場者が2,025万人を超えました！

　2025年4月13日の開幕から147日目を迎えた9月6日、大阪・夢洲にある大阪・関西万博会場への来場者数が2,025万人を達成しましたのでお知らせします。
大阪・関西万博の開催年である2025年にちなんで、夢洲会場への累計来場者数2,025万人達成を記念したセレモニーを会場内のメディアセンターで実施しました。冒頭、博覧会協会の石毛博行事務総長は、今年の夏は異常な猛暑に見舞われたにもかかわらず、多くの方々にご来場頂けたことに深謝するとともに、一人ひとりの記憶に残る万博となるよう最後まで楽しんでいただきたい、とあいさつしました。
　また、バーチャル万博会場内でセレモニーのライブ配信を行い、バーチャル会場の来場者と一緒にお祝いをしました。
(大阪・関西万博来場者が2,025万人を超えました！ | EXPO 2025　大阪・関西万博公式Webサイト)