
真夏の夢洲に、砂煙が舞い、土俵の音が響いた。大相撲の夏巡業がついに万博の会場にやってきたのだ。
会場となったEXPOメッセには、約四千人の観衆が詰めかけ、熱気で空気が揺れる。世界中から訪れた観客が、まだ見ぬ日本の力を目の当たりにしようと息を呑んでいる。
横綱・大の里は、万博の大屋根リングを目にした瞬間、胸の奥で何かがざわめいた。異国の人々と未来の建物に囲まれたこの場所で、千年続く土俵が息をする――そんな不思議な感覚に包まれながら、横綱としての覚悟を新たにした。
特設土俵では、幕内力士たちがしなるようにぶつかり合い、髙安と欧勝馬、霧島と若隆景の取組に観客がどよめく。そして結びの一番、大の里と琴櫻。四股を踏む音が床を震わせ、最後は寄り切りで勝利。横綱の背に陽光が差し込み、まるで絵巻物が動き出したようだった。
相撲甚句が響き、掛け声「ヨイショ!」が波のように広がる。豊昇龍、豪ノ山、宇良、朝紅龍ら約二百名の力士が集い、伝統の熱を未来の会場に放っていく。
砂、汗、歓声、そして世界の視線。大阪・関西万博の真ん中で、相撲はただの競技ではなく、ひとつの物語として立ち上がった。土俵を囲む観客の心に、きっと何かが芽生える――それを確かめに、夢洲の土俵へ足を運びたくなる。
「万博場所」開催 横綱・大の里「世界に知ってもらえるのはありがたいこと」
8/3(日) 17:29配信 スポーツ報知大相撲の夏巡業が3日に始まり、大阪・関西万博の会場内にあるEXPOメッセで「万博場所」が行われた。満員の約4000人の観衆の前で公開稽古や取組、横綱土俵入りなどが行われた。
万博会場内での本格的な巡業開催は初めて。横綱・大の里(二所ノ関)はバスで会場入りした際に、万博のシンボルの大屋根リングを見て「万博に来たんだな」と実感したという。特別な巡業に横綱として臨み「いい経験。観客席には海外の方もいて、相撲がこうやって、世界的にたくさんの方に知ってもらえるというのはありがたいこと」と感慨を込めた。
協会では約1年半前から、万博場所の準備を進めてきたという。今巡業の担当親方を務める武隈親方(元大関・豪栄道)は「勧進元さんや実行委員会の方が万博協会と意見交換しながら進めていって、苦労した点もたくさんあったと思うけど、無事この日にたどり着けて良かった。力士たちの記念になると思うし、海外の方もより大相撲に興味を持ってくれる機会になるんじゃないか」と、しみじみと語った。
(「万博場所」開催 横綱・大の里「世界に知ってもらえるのはありがたいこと」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース)
相撲の魅力を世界へ!万博会場で横綱・大関が“結びの一番”「世界の人に知ってもらえる。ありがたい」
8/3(日) 18:10配信 MBSニュース本場所さながらの大勢の観客が見守る中、熱戦を繰り広げる力士たち。3日に開かれた「大相撲大阪・関西万博場所」は、日本相撲協会設立100周年を記念して、相撲の魅力を世界に届けようと、夏巡業の一環で開催されました。
注目はやはり、横綱と大関の結びの一番。大の里が寄り切りで勝ち、横綱の貫録を示しました。
(相撲の魅力を世界へ!万博会場で横綱・大関が“結びの一番”「世界の人に知ってもらえる。ありがたい」(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)
横綱・大の里も参加 大相撲の夏巡業「大阪・関西万博万博場所」が開催
8/3(日) 12:25配信 関西テレビ3日、大相撲の夏巡業が大阪・関西万博で開催され、横綱たちの公開稽古が行われました。
3日から大相撲の夏巡業が始まり、初日は、世界に向けて大相撲の魅力を発信しようと万博会場内で開催されました。
迫力あるぶつかり稽古の後、子どもたちが力士と対戦し、会場からは歓声が沸きました。
(横綱・大の里も参加 大相撲の夏巡業「大阪・関西万博万博場所」が開催(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)
大の里「特別な場所」 大阪・関西万博会場で巡業―大相撲
8/3(日) 17:17配信 時事通信大相撲の夏巡業が3日、大阪・関西万博会場で開催された。
横綱大の里の土俵入りや幕内取組、力士と子供たちとの稽古などが行われ、延べ4000人の観客を沸かせた。
横綱昇進後、初めての巡業となった大の里は万博会場での開催に「大屋根リングを見た瞬間、来たんだと思った」と感想を述べ、「普段やるような所ではない特別な場所。外国の方もいたし、相撲が世界的にたくさんの方に知ってもらえることはありがたい」と語った。
(大の里「特別な場所」 大阪・関西万博会場で巡業―大相撲(時事通信) – Yahoo!ニュース)
世界の心に”のこった”…大相撲<万博場所>、大の里関・横綱土俵入りに「ヨイショ!」掛け声
2025/08/04 11:15 読売新聞万博を契機に、日本の伝統文化に触れてもらおうと企画された。万博会場内の催事施設に特設された土俵では、力士同士の公開稽古のほか、相撲甚句なども披露された。大の里関の横綱土俵入りでは、四股に合わせて「ヨイショ!」の掛け声が飛んだ。
英国から訪れた医師(55)は「テレビで見たことはあったが、生で観戦するのは初めて。とても楽しかったよ」と興奮した様子。大の里関は「外国の方もいたし、相撲を世界的に知ってもらえるのはありがたい」と感謝していた。
(大阪万博:世界の心に”のこった”…大相撲<万博場所>、大の里関・横綱土俵入りに「ヨイショ!」掛け声 : 読売新聞)
【開催決定】「大相撲大阪・関西万博場所」
<日時>
2025年8月3日(日)9時開場、15時頃打ち出し(終了)<場所>
EXPO メッセ「WASSE」<参加力士>
大の里、豊昇龍、豪ノ山、琴櫻、宇良、朝紅龍をはじめとする日本相撲協会所属の横綱以下の力士約200名
※参加力士はやむを得ず変更となる場合がございます。<内容>
日本の国技「大相撲」の巡業の開催が決定。日本最高のコンテンツである国技「大相撲」が、国内外のファンに驚きと感動を提供します。【巡業内容】
9:00 開場、力士公開稽古(力士と子供たちによる稽古など)
※ご参加のお子さまの飛び入り参加は不可
12:00 幕下以下 取組
12:45 お好み(相撲甚句・初切(しょっきり)・太鼓打分・横綱綱締め)
13:30 横綱・幕内土俵入り
13:45頃 記念セレモニー
14:00 幕内取組
・髙安-欧勝馬
・霧島-若隆景
・大の里-琴櫻
15:00 弓取り式、打ち出し(終了)
<夏巡業 #関西万博場所 >
会場の幟の前で記念撮影。
横綱大の里、太刀持ち髙安、露払い隆の勝。
行司木村庄之助、呼出克之。明日は岐阜県岐阜市で巡業が行われます。#sumo #相撲 #夏巡業 pic.twitter.com/6TtKQ2e1mC
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) August 3, 2025