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万博7月29日(108日目)のまとめ

万博7月29日(108日目)のまとめ

真夏の夢洲は、陽炎の向こうに揺れる未来都市のようで、そこに集まった12万5千の人々が一斉に息を呑む日だった。
アンゴラ共和国が万博の舞台に立つナショナルデー。アフリカ連合の議長国として、そしてアフリカ唯一の独立型パビリオン「タイプX」を構える国として、アンゴラはこの日、世界に向けて自らの魂を放った。
午前11時、ナショナルデーホールに人波が押し寄せ、各国の要人と万博の主催者、そしてアンゴラ政府関係者が静かに並ぶ。国境を越えた文化と外交の対話がここから始まるのだという予感に、会場全体が震えているかのようだった。

一方で、パナソニックパビリオンでは未来への別の鼓動が響いていた。光と音を操る照明やスピーカー、鉄のフレームが、閉幕後には横浜の国際園芸博覧会へ旅立つという。資源循環型のパビリオンが描くのは、祭りの後に訪れる新しい生命の物語だった。

会場の屋外では、遠隔操作の小型電動四輪車が静かに走る。全長わずか1.7メートルの未来の移動手段は、段差を軽やかに乗り越え、緩やかなカーブを描くたびに、老いも若きも一緒に動き出す新しい社会の影を映し出す。

そしてステージでは、四国の阿波踊りと広島の神楽が火花を散らすように共演した。太鼓と笛が夜風に溶け、観客はいつしか古代と現代のあわいに迷い込み、心が浮遊する。

しかし、その祝祭の陰に、ひとつの影が落ちていた。交野市に滞在していたエチオピアの音楽グループの女性が、突如として姿を消したという報せが流れる。万博という大きな物語に、小さな謎が紛れ込み、誰もが胸の奥でざわめきを感じた。

夢洲の夜、光と音が交錯し、未来と過去が手を取り合い、歓声と沈黙が交互に響く。万博はただの展示会ではない。人と文化が交差し、時に消え、時に結び直す、終わりなき叙事詩であった。

【速報】万博きのう7月29日(火)の一般入場者数は10万5000人、今日のイベントは?
7/30(水) 9:55配信 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の7月29日(火)の入場者数は、一般10万5000人、関係者2万人、合計12万5000人だった。場外への救急搬送件数は1件(うち熱中症(疑い含む)1件)だった。
(【速報】万博きのう7月29日(火)の一般入場者数は10万5000人、今日のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【万博】“38.7℃”29日(火)一般来場者は10.5万人 総来場者数の累計が1400万人超える
7/30(水) 19:43配信 読売テレビ

 万博協会が30日に発表した、29日(火)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約10万5000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約12万5000人でした。
 29日の大阪の最高気温は38.7℃と今年一番の暑さとなり、熱中症警戒アラートが出されていましたが、熱中症疑いの救急搬送が1件あったということです。
 29日までの一般来場者の累計は約1209万人、関係者を含めた総来場者数の累計は約1401万人となり、累計の総来場者数が1400万人を超えました。
(【万博】“38.7℃”29日(火)一般来場者は10.5万人 総来場者数の累計が1400万人超える(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)

アンゴラ共和国 2025大阪・関西万博にてナショナルデーを開催
公式式典は2025年7月29日午前11時より、万博会場内のナショナルデーホールにて
アンゴラパビリオン 2025年7月25日 16時35分

アンゴラ共和国は、2025年7月29日(火)、2025大阪・関西万博においてナショナルデーを開催します。日本および世界各国からの来場者に向け、アンゴラの豊かな文化と国家としての誇りを表現する多彩なプログラムを展開しアンゴラの魅力とメッセージを世界へと発信いたします。
アフリカ連合(AU)の現議長国であるアンゴラは、アフリカ諸国の中で唯一、独立型パビリオン「タイプX」で出展しており、今回のアンゴラの参加は特に意義深いものであり、アフリカの声を国際社会へ届けるリーダーシップを体現しています。
公式式典は、万博会場内のナショナルデーホールにて、午前11時より執り行われます。アンゴラ政府関係者をはじめ、大阪・関西万博の主催者、各国要人が出席し、アンゴラの文化と外交への取り組みを共に祝います。この式典を通じ、アンゴラは文化・対話・外交を通じた国際交流への強い意志を改めて世界に示します。
午後4時からは、同会場にてアンゴラパビリオン主催による文化プログラムを開催。アンゴラを代表するアーティスト、サンドラ・コルデイロ氏と、レビータ舞踏団オス・ノヴァートス・ダ・イーリャによるパフォーマンスに加え、伝統舞踊団クディサンガが圧巻のダンスを披露します。センバやキゾンバなど、アンゴラ独自のリズムが織りなす音楽と舞踊が、同国の文化の豊かさとエネルギーを来場者の心に届けます。
(アンゴラ共和国 2025大阪・関西万博にてナショナルデーを開催 | アンゴラパビリオンのプレスリリース)

パナソニックHD、大阪万博備品を国際園芸博で再利用 照明や音響
2025年7月29日 19:08

パナソニックホールディングス(HD)は29日、大阪・関西万博に構える自社パビリオン内の一部備品を、2027年に横浜市で開催する国際園芸博覧会で再利用すると発表した。現在使用している照明やスピーカーなどを、国際園芸博覧会に出展する企業の展示に活用する。設備の再利用などによる閉幕後の廃棄物削減を目指す日本国際博覧会協会の方針に準拠する。
再利用するのは演出に使っていた照明40台とスピーカー12台のほか、パビリオンの外観に使われている鉄製のフレームなど。国際園芸博覧会への出展を予定する東邦レオ(大阪市)の展示に再利用する。
パナソニックHDは「資源循環型のパビリオン」を掲げ、家電のリサイクル工場から回収した鉄やガラスなどの材料を建築部材に採用している。閉幕に向けて今後も設備の再利用に向けた検討を続けるという。
(パナソニックHD、大阪万博備品を国際園芸博で再利用 照明や音響 – 日本経済新聞)

大阪・関西万博で阿波踊りと神楽が共演へ 7月28・29日
07月28日 09時37分

大阪・関西万博の会場で28日と29日の2日間、徳島県の阿波踊りと広島県安芸高田市の伝統芸能「神楽」が共演するステージイベントが開かれます。
徳島の阿波踊りと広島県安芸高田市の伝統芸能「神楽」が共演するステージイベントは、大阪・関西万博の会場で28日と29日の2回行われ、阿波踊りと神楽それぞれの単独の演出に続いて、共演が披露されます。
阿波踊りと神楽の共演について、徳島市の遠藤市長は「神楽の舞と阿波踊りのリズムが交わる瞬間、異なる2つの伝統芸能の融合を楽しんでほしい。世界中から多くの人が集まる好機を生かして、阿波踊りの魅力を余すことなく伝え、より多くの人に徳島市に足を運んでもらえるようにしたい」と話しています。
(大阪・関西万博で阿波踊りと神楽が共演へ 7月28・29日|NHK 徳島県のニュース)

いつかお年寄りの足に…万博で遠隔操作四輪車がデモ走行
7/29(火) 15:50配信 読売新聞オンライン

 大阪・関西万博の会場で、遠隔操作で動く小型電動四輪車のデモ走行が29日、行われた。高齢者の利用を想定しており、将来的には自動運転も視野に入れている。
 車体の長さは約1.7メートル、幅約60センチで、最高時速20キロとなる。この日は会場屋外の専用スペースで、無人の小型電動四輪車がリモコン操作で走行する様子を報道陣に公開。約50メートルをゆっくりと移動し、車体に搭載された自動制御機能で段差を乗り越え、スムーズにカーブしていた。
 ロボットと人が共存する未来をテーマとした展示の一環で、開発を手がけた新興企業「グラフィット」(和歌山市)の担当者は「高齢者の買い物の足として普及させたい」と話した。
(いつかお年寄りの足に…万博で遠隔操作四輪車がデモ走行(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)

万博の1人乗りのカート「パーソナルモビリティ」…8月1日以降は会場内での走行取りやめ
7/30(水) 17:01配信 読売新聞オンライン

 日本国際博覧会協会は29日、大阪・関西万博の会場で来場者に無料で貸し出している1人乗りのカート「パーソナルモビリティ」について、8月1日以降は会場内での走行を取りやめると発表した。会期後半は混雑が予想され、安全な走行が難しいと判断した。代わりに試乗会を実施する。
 カートは東西ゲートに計約150台配置され、希望する高齢者らに貸し出していた。
(万博の1人乗りのカート「パーソナルモビリティ」…8月1日以降は会場内での走行取りやめ(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)

万博交流事業で来日のエチオピア国籍女性が行方不明に 警察が捜索
7/29(火) 20:15配信 朝日新聞

 大阪・関西万博の交流事業で大阪府交野市に滞在していたエチオピア国籍の女性(27)が行方不明になっていることが29日、わかった。同市が記者会見で明らかにした。
 市によると、女性はエチオピアの音楽グループの一員で、万博の参加国と国内の自治体の交流を支援する国の「万博国際交流プログラム」のために18日から10日間の予定で来日。万博会場のイベントなどに出演した。
 「興行」の在留資格で、他のメンバーらとともに交野市内の宿泊施設「星の里いわふね」に滞在していたが、25日午後のコンサートに出演せず、関係者が交野署に行方不明者届を出したという。他のメンバーは予定通り27日に出国した。
 宿泊施設の防犯カメラには25日午前5時半ごろに1人で外出する様子が映っていた。携帯電話や財布は持っていたとみられるが、荷物の多くは施設内に残っていた。
(万博交流事業で来日のエチオピア国籍女性が行方不明に 警察が捜索(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

大阪・交野市に滞在中のエチオピア人女性が行方不明 万博の国際交流プログラムに参加
7/29(火) 20:50配信 産経新聞

大阪・関西万博の国際交流プログラムに参加し、大阪府交野市に滞在中のエチオピア人女性(27)が行方不明になったことが29日、分かった。プログラムの受け入れ窓口となっている交野市の山本景市長が同日記者会見し「青天の霹靂(へきれき)。一刻も早く姿を見せて帰国してほしい」と呼びかけた。
市によると、女性はテゾ・エルサレム・テメスゲンさん。25日朝、行方が分からなくなっていることが判明し、関係者が大阪府警交野署に捜索願を出した。同署が防犯カメラを確認したところ、25日午前5時半ごろ、1人で交野市内の宿泊施設を出る様子が写っていた。施設内には荷物が残されていたが、パスポートや財布、携帯電話はなかったという。
女性は18日、エチオピアの音楽グループ「ファンディカ」の一員として計10人で来日。20日には万博のステージに立ち、交野市内の交流事業にも参加した。
(大阪・交野市に滞在中のエチオピア人女性が行方不明 万博の国際交流プログラムに参加(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

万博で音楽イベント 「NCT WISH」「DXTEEN」ら登場
7/31(木) 16:18配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 会期中、春・夏・秋の3回にわたり実施する大阪の魅力発信イベント「大阪ウィーク」の一環。関西出身メンバーが所属する「ONE OR EIGHT」「DXTEEN」「NCT WISH」ら男性ボーイズグループ3組が、25日から開催していた「大阪ウィーク~夏~」を締めくくった。
 当日は、緑や赤、ピンクなど色とりどりのペンライトが客席を彩った。ステージでは、8人組ボーイズグループ「ONE OR EIGHT」が「KAWASAKI」を含む約5曲を披露。6人組ボーイズグループ「DXTEEN」は、大阪府立河南高校とダンススタジオ「NEW STEP Dance Arts Studio」の生徒とコラボし、楽曲「Change Over」のステージに臨んだ。韓国の6人組ボーイズグループ「NCT WISH」が登場すると、曲に合わせてファンが声援を送った。
 応援に駆け付けた吉村洋文大阪府知事は「万博も後半に突入した。引き続き来場客と一緒に万博を盛り上げていきたい」と意気込み、吉村知事と来場者が「万博、サイコー!」と気勢を上げ閉幕した。
(万博で音楽イベント 「NCT WISH」「DXTEEN」ら登場(みんなの経済新聞ネットワーク) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年7月30日

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