- 万博閉幕から
夢洲の地平線は朝から蜃気楼を揺らめかせ、12万2千人の来場者が未来都市の鼓動に包まれていた。ミャクミャクの巨大モニュメントが、市役所前から西ゲート近くの「風の広場」へと移され、涅槃像のように横たわる姿で、訪れる人々を不思議な微笑みで迎えていた。カメラを構える観客たちは、その青と赤の姿に夢洲の新たな物語を重ねる。
しかしこの日、遠くカムチャツカの地震が大阪にも波紋を投げかけ、津波注意報が発令される。会場は海より8メートルも高く、万全の備えがあったが、放送が遅れたことに協会は謝罪した。未来を描く祭典に、現実の脅威がかすかに影を落とす瞬間であった。
その不安を吹き払うかのように、万博は色鮮やかな祝祭に包まれる。バヌアツ・ナショナルデー――独立記念日と国際フレンドシップデーが重なる特別な日。卓球オリンピアンでありながらトップアーティストでもあるヨシュア・シンがギターを奏で、レゲエと伝統のビートが夏の空気を震わせる。ペペヨ文化グループが竹槍を掲げ、戦士たちの神話を舞い、やがて輪になって肩を組み、平和の調べが世界に広がっていく。
「シャインハット」では、全国の若きダンサーたちが魂を燃やす。30組のチームが競い合い、帝塚山学院の生徒たちが、愛と感謝をテーマにした舞で頂点に立つ。ホールは歓声と拍手に包まれ、未来へ続く絆がひとつ、またひとつと結ばれていった。
夕暮れが訪れる頃、まねき食品の「究極の冷やしだし茶漬け」がひっそりと登場する。輪島塗の器に盛られた鯛の刺身とカラスミ、冷たいだしが夢洲の夜に涼をもたらし、祭りに疲れた体と心をやさしく癒す。
海と空と未来が交錯する夢洲で、この日もまた、誰もが少しだけ非日常に迷い込み、次の物語への扉を開けて帰路についた。
【速報】万博きのう７月３０日（水）の一般入場者数は１０万２０００人、府内には津波注意報発令も「影響はない」と発表 パビリオン・イベントは終日「通常通り」
7/31(木) 9:45配信 Lmaga.jp『大阪・関西万博』（会場：夢洲）の７月３０日（水）の入場者数は、一般１０万２０００人、関係者２万人、合計１２万２０００人だった。場外への救急搬送件数は３件（うち熱中症（疑い含む）１件）だった。
７月３０日朝、ロシア・カムチャツカ半島付近で起きたマグニチュード８.７の地震の影響で、大阪府に津波注意報が発令された。これを受け、博覧会協会は「博覧会の会場はかさ上げされており、予想される津波の高さよりも８ｍ高くなっているため影響はない」とコメント。災害対策本部を設置し、朝１１時時点の状況をふまえ、パビリオン・イベントは予定通り営業・開催すると発表していた。
(【速報】万博きのう７月３０日（水）の一般入場者数は１０万２０００人、府内には津波注意報発令も「影響はない」と発表 パビリオン・イベントは終日「通常通り」（Lmaga.jp） – Yahoo!ニュース)
【速報】“津波注意報”の中…30日（水）万博一般来場者は10.2万人 31日もパビリオンは通常営業
7/31(木) 9:45配信 読売テレビ万博協会が31日に発表した、30日（水）の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約10万2000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約12万2000人でした。
29日までの一般来場者の累計は約1219万人、関係者を含めた総来場者数の累計は約1414万人。これまでの1日あたりの来場者数が最も多かったのは「大曲の花火」が打ち上げられた6月28日（土）で、一般来場者数が18万4990人、関係者を含めた総来場者数は20万2819人です。
(【速報】“津波注意報”の中…30日（水）万博一般来場者は10.2万人 31日もパビリオンは通常営業（読売テレビ） – Yahoo!ニュース)
巨大ミャクミャクが市役所から万博にお引っ越し 独特なポーズが人気
7/31(木) 19:20配信 朝日新聞2023年12月から大阪市役所前で大阪・関西万博のPRをしてきた公式キャラクター「ミャクミャク」の大型モニュメントが30日、万博会場西エリアの「風の広場」に移設された。寝そべって手を振る、愛くるしい姿に早くも人気撮影スポットとなっている。
万博会場内の大型モニュメントはこれで3体目。すでに設置されているお辞儀する姿と、立ち上がる姿の2体のモニュメント前は、写真撮影を待つ人で連日、長蛇の列ができている。
大阪府市の万博推進局の担当者は「今回の引っ越しで西エリアを活性化させたい」と狙いを話す。風の広場を含む西エリアは、夢洲駅から最も遠い場所の一つで、大屋根リングからも外れた場所にあり、やや人通りが少ない。
(巨大ミャクミャクが市役所から万博にお引っ越し 独特なポーズが人気（朝日新聞） – Yahoo!ニュース)
ごろりと横になった「巨大ミャクミャク像」、万博会場西ゲート近くに移転へ…撮影スポットに
7/29(火) 11:50配信 読売新聞オンライン大阪市役所（北区）前に設置されている大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクの巨大モニュメント（幅3・3メートル、高さ2メートル、奥行き1・5メートル）が、30日に万博会場（大阪市此花区）西ゲート近くの「風の広場」に引っ越しする。
大阪府と大阪市によると、パビリオンの比較的少ない西側の活性化が狙い。 涅槃（ねはん）像のように横になったポーズが特徴で、新たな記念撮影のスポットになると期待されている。
(ごろりと横になった「巨大ミャクミャク像」、万博会場西ゲート近くに移転へ…撮影スポットに（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース)
7月30日「バヌアツ共和国」 ナショナルデー
バヌアツ・ナショナルデーが開催される7月30日は、同国の独立記念日。国際フレンドシップデー（※4）とも重なる特別な日です。そんな同国のナショナルデーについてマーティンさんに教えていただきました。
ナショナルデーでは「Yoshua Shing（ヨシュア・シン）」さんというソロアーティストが来日し、ライブを開催するとのこと。バヌアツで最も売れているアーティストの一人で、ギターを弾きながら、レゲエや伝統的なビート取り入れた演奏を披露してくれます。なお驚いたのは、彼が卓球のオリンピック選手でもあること。ロンドン（2012）、リオデジャネイロ（2016）、東京（2021）と３度のオリンピックに出場し、リオ大会では開会式の旗手も務めています。
もう一つは、「Pepeyo Cultural Group(ペペヨ伝統文化グループ)」によるバヌアツ南部フトゥナ島の文化をもとにしたダンスパフォーマンスです。「Warrior Dance（戦士の踊り）」という神話に基づくパフォーマンスでは、竹や木槍、棍棒を構えて、ステップを踏み鳴らしながら威圧するような、迫力満点のダンスを披露。また、独特の明るいメロディーに合わせて、輪になったり肩を組んだりする、穏やかな踊りもあり、「団結」や「平和」を表現します。
7月30日、「世界一幸せな国」のリズムが、万博会場に響き渡り、平和と友情の大切さを伝えます。
(「世界で一番幸せな国」バヌアツから今学ぶこと | 2025年日本国際博覧会協会のプレスリリース | 共同通信PRワイヤー)
万博会場で津波周知に遅れ 協会が謝罪「情報内容について調整していた」吉村知事「情報発信に課題が」
7/31(木) 18:16配信 読売テレビ30日、大阪では津波注意報が出され、大阪・関西万博の会場では安全面に問題はないとする場内放送が流されたのが、津波の到達予想時刻の7分後だったことから、万博協会側は情報提供の遅れについて、30日謝罪しました。
万博協会・川口征洋部長
「情報の内容について、大阪府市とも連携しながら、より安全に安心に感じてもらうために、どういう提供がいいか調整していたが、 結果として（津波到達予想時刻の）12時を超えてしまった。安心のための情報提供のところでは改善の余地があった。大変申し訳ございません」
31日開かれた関西広域連合の会合でも津波避難のあり方が議題に。
大阪府・吉村知事
「課題としてですね、情報発信が遅れたというところがあると思います」
「これは情報発信の在り方に問題がある」
(万博会場で津波周知に遅れ 協会が謝罪「情報内容について調整していた」吉村知事「情報発信に課題が」（読売テレビ） – Yahoo!ニュース)
万博会場、来場者への津波周知に遅れ…到達予想時刻の7分後
7/31(木) 16:08配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会（万博協会）は30日、会場の安全性が確保されているとして通常通りに営業したが、来場者への津波情報の周知は、津波の到達予想時刻の正午より後の午後0時7分だった。万博協会は情報発信が遅くなったとして謝罪した。
万博の防災計画では、津波注意報などが発表された際、場内アナウンスなどで冷静な対応を呼びかけると定めている。万博協会は大阪府に津波注意報が発表されたことを受け、午前10時半に災害対策本部会議を開催。人工島・ 夢洲ゆめしま （大阪市此花区）にある会場は、南海トラフ地震で想定される津波（3・2メートル）より5メートル以上かさ上げされていることを踏まえ、来場者の退避は不要と判断した。しかし、津波情報や安全上の問題はないことを場内アナウンスや公式サイトで発信したのは午後0時7分になってからだった。
(万博会場、来場者への津波周知に遅れ…到達予想時刻の7分後（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース)
まねき食品、大阪万博に2970円「究極のお茶漬け」 タイやカラスミ
大阪万博 2025年7月29日 16:23駅弁などを手掛けるまねき食品（兵庫県姫路市）は30日から大阪・関西万博の会場で「究極のシメ 本気の冷やしだし茶漬け」を販売する。1杯2970円。午後7時以降の限定メニューになる。タイの刺し身やカラスミをのせ、特製の冷製だしと合わせる。同社は神戸ビーフを材料にした3850円の「究極のえきそば」の提供で注目を集めた。
会場内のレストラン「まねきフューチャースタジオジャパン」で提供する。輪島塗の容器に盛る白米に、4枚のタイ（国産）の刺し身の昆布締めや3枚のカラスミをのせ、カツオから取ったり、タイの骨から炊いたりした、だしと合わせる。
万博会場で29日記者会見した竹田典高社長は「暑いなかで食べていただき、より元気になったという声が届くといい。1日50食ほどの提供を目標にしたい」と話した。
(まねき食品、大阪万博に2970円の「究極のシメ 本気の冷やしだし茶漬け」 タイやカラスミ – 日本経済新聞)
『大阪・関西万博』で開催されたダンス全国大会で頂点が決定、会場満席で約１５００人が沸く
7/31(木) 17:30配信 Lmaga.jp開幕から３カ月が経過した『大阪・関西万博』（会場：夢洲）。７月３０日、会場内のホール「シャインハット」にて、ダンスコンテスト『夢舞（ＭＯＶＥ）２０２５ 〜ＥＸＰＯ ＤＡＮＣＥ ＣＨＡＭＰＩＯＮＳＨＩＰ〜（エキスポ ダンス チャンピオンシップ）』が開催された。
同コンテストでは、全国の小・中・高生で結成されたダンスチームが大阪や東京、北海道などの各地方ブロックにて予選に挑戦し、その予選を勝ち抜いた全３０チームが万博会場に集結。ホール前には朝１０時前から行列ができており、定員約１５００人の会場は満席で途中からは入場規制がかかっていた。
本選スタート前にはゲスト出演の大阪府立高校選抜チームが登場し、その後全３０チームがパフォーマンスを披露。３０人以上でダンスを見せるチームから、２人や１人で参戦する選手までさまざまで、会場では終始歓声が沸いていた。
今回、同コンテストで優勝したのは大阪の「帝塚山学院高等学校ダンス部」。キャプテンは今回披露したダンスについて、「愛とか感謝をテーマにしていて、お母さんやいつも支えてくれている方への感謝や愛の気持ちをテーマにしています。人は愛の力がないと生きていけない、ということを観客の方に伝えたくてダンスを踊りました」とコメント。
(『大阪・関西万博』で開催されたダンス全国大会で頂点が決定、会場満席で約１５００人が沸く（Lmaga.jp） – Yahoo!ニュース)
imase、体調不良で大阪・関西万博ライブ出演見合わせ 主催者が一部内容変更を発表
7/29(火) 21:27配信 テレビ朝日系（ANN）シンガー・ソングライターのimaseが29日、自身の公式サイトで体調不良を理由に、8月1日に出演を予定していた大阪・関西万博の住友館スペシャルライブへの出演を見合わせると発表した。主催者は、楽しみにしていたファンに謝罪し、イベント内容の一部変更を案内した。
imaseの公式サイトは、「住友館パビリオンデー imase×住友館 スペシャルライブ “SPROUT”」への出演キャンセルを発表。「8月1日に出演を予定しておりましたが、体調不良のため出演を見合わせることとなりました」と説明した。
主催する住友館の公式ホームページでも「本イベントを楽しみにしてくださっていた皆さまには、直前のお知らせとなり、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。さらに、「住友館スタッフ一同、imaseさんが一日も早く快復されることを願っています」とコメントした。
(imase、体調不良で大阪・関西万博ライブ出演見合わせ 主催者が一部内容変更を発表（テレビ朝日系（ANN）） – Yahoo!ニュース)
舞台は万博！中学2年生コンビが“寿司ネタ”で挑む英語漫才「静かに過ごすより1個デカいことしたい」 校内予選で敗退も“逆転の展開”が！？
8/9(土) 13:00配信 MBSニュース7月30日、大阪・関西万博で「EMO（ENGLISH MANZAI OSAKA）-1グランプリ」が開催され、小学生～高校生が英語の漫才を競いあいました。一体どんな漫才が繰り広げられたのか？EMO-1出場を目指して奮闘する中学2年生コンビを取材しました。
今年5月、大阪府八尾市の中学校では、「漫才」の授業が行われていました。講師はお笑い芸人。2年生を対象に漫才の作り方を教えます。
中学生たちの目標は大阪・関西万博で開催される、「EMO-1グランプリ」。世界中の人に大阪の漫才を知ってもらおうと子どもたちが英語の漫才を競いあう大会です。この中学校では、EMO-1に学校から代表を送ろうと予選をすることになったのです。
小学生から高校生までが出場する「EMO‐1グランプリ」。中学生の部は9つの学校の代表各1組と、府内の中学生ならだれでも応募できるフリー枠から6組、計15組が競います。
(舞台は万博！中学2年生コンビが“寿司ネタ”で挑む英語漫才「静かに過ごすより1個デカいことしたい」 校内予選で敗退も“逆転の展開”が！？（MBSニュース） – Yahoo!ニュース)
地元を走るミニ私鉄の魅力を世界に発信 水鉄が大阪・関西万博「大阪ウィーク～夏～」に出展（大阪市此花区）
8/13(水) 19:00配信 鉄道チャンネル2025年10月13日が会期末の大阪・関西万博は残すところ約２カ月。鉄道会社の直接の出展はなく当初は〝鉄分ゼロ〟と思われていたが、ここにきてファンに届く話題も聞かれるようになってきた。
万博に参加したのが、大阪府貝塚市を走る水間鉄道（水鉄）。会場内で2025年７月30日に開催された、「大阪ウィーク～夏～」にスポット出展した。
大阪ウィークとは、開催地・大阪43市町村の魅力を発信するイベント。春、夏、秋の３回開催され、５月開催の「春」では、万博アンバサダーでメンバーの黒田俊介さんが大阪府出身というコブクロのライブなどが話題を集めた。
貝塚～水間観音を結ぶ水鉄は全長5.5キロのミニ私鉄ながら、貝塚市にとって市民の誇り。会場のEXPOメッセ・WASSEには特大サイズの電車パネルと制服、制帽を用意して子どもたちにシャッターチャンスを提供した。傍らのテーブルには、運転士帽をつくれるペーパークラフトも。
(地元を走るミニ私鉄の魅力を世界に発信 水鉄が大阪・関西万博「大阪ウィーク～夏～」に出展（大阪市此花区） – Yahoo! JAPAN)
投稿日：2025年7月31日