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万博7月22日(101日目)のまとめ

万博7月22日(101日目)のまとめ

灼けるような夏の陽ざしが夢洲に注ぎ、地上に立つ者すべてを茹だるような時間の鍋に投げ込む中、万博は101日目を迎えていた。
気温35.5℃。空は青く晴れわたり、あまりの暑さに道ゆく者たちはしばしば立ち止まり、額の汗をぬぐい、給水所に並ぶ列の長さにため息をついた。まるで現代の蜃気楼のようなこの博覧会に、それでもなお足を運ぶ者が十万人近くもいたというのだから、人間の好奇心とはなんとしぶとく、愛おしいものであろうか。

その日、南太平洋からやって来た一人の男が静かに声を上げた。ツバルという名の国の閣僚である彼は、未来においてその国土が海に沈むかもしれないという現実を携え、この大阪の夢洲に立っていた。
文化も、歴史も、日々の暮らしも、すべてが水に沈もうとしている。だからこそ、彼の言葉は重たく響いた。万博とは世界を誇る場であると同時に、世界がいま何に揺らいでいるのかを知る場でもあるのだと。

コモンズB館の片隅、ツバルのブースには小さな付箋がびっしりと貼られている。「がんばれツバル」「未来を守れ」「海に沈めないで」――そんな小さな声が積み重なり、壁一面を覆っていた。人々の願いが紙片に宿り、まるで風鈴のように静かに震えている。これは、ただの展示ではない。これは、人の心の風景そのものだ。

新たに就任した近畿運輸局長が語る「日本で一番活気があふれている場所」という言葉は、単なる賛辞ではない。夢洲の地は、今まさに世界が交錯する焦点なのだ。
海を越えてやって来た想いと、日本の未来をつなぐ鉄道の夢とが、ここで静かに溶け合っている。蒸し暑さのなかに潜む、目に見えない熱――それは気温では測れない熱気であり、希望の気配でもある。

万博22日(火)の一般入場者数は9万7000人、今日のイベントは?
7/23(水) 9:45配信 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の7月22日(火)の入場者数は、一般9万7000人、関係者1万7000人、合計11万4000人だった。場外への救急搬送件数は0件だった。
天気は「晴れ 時々 くもり 所により 昼過ぎ から 雨で 雷を伴う」、最低気温27度・最高気温35度、降水確率は午前10%、午後20%の予報となっている(23日・5時00分時点/気象庁HP参照)。
(万博22日(火)の一般入場者数は9万7000人、今日のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【万博】22日の一般来場者は10万人割り込む 猛暑日でパビリオンだけでなく給水スポットにも行列
2025年7月23日 10:29 YTV NEWS NNN

 最高気温35.5℃ 万博101日目の一般来場者は10万人割り込む
 万博協会が23日(水)に発表した、22日(火)の大阪・関西万博の一般来場者数は、速報値ベースで約9万7000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約11万4000人でした。
 最高気温35.5℃の猛暑日となりましたが、先週土曜日にようやく開館したネパール館をはじめ、多くのパビリオンに長い行列が出来ていました。
 また、会場内に設置されている給水スポットにも多くの人が列を作り、22日午後4時ごろには10~15分ほどの待ち時間となるところもありました。
(【万博】22日の一般来場者は10万人割り込む 猛暑日でパビリオンだけでなく給水スポットにも行列(2025年7月23日掲載)|YTV NEWS NNN)

水没危機で支援訴え ツバル閣僚が式典出席 大阪・関西万博
7/22(火) 21:42配信 時事通信

 南太平洋の島国ツバルのコフェ運輸・エネルギー・通信相は22日、大阪・関西万博の会場で、同国の「ナショナルデー」の式典に出席した。
 同国は気候変動による海面上昇で国土が水没する恐れがあり、コフェ氏は「私たちの歩みに一緒に参加してほしい」と述べ、支援を呼び掛けた。
 ツバルは護岸整備や土地のかさ上げに取り組んでいるが、水没が進んでいる。コフェ氏は「国家の存続、文化、歴史、人々の暮らしが危険にさらされている。どんなに小さな国であっても、未来を享受する権利はある」と訴えた。
(水没危機で支援訴え ツバル閣僚が式典出席 大阪・関西万博(時事通信) – Yahoo!ニュース)

「水没危機」の島国・ツバル 万博で「付箋」に応援メッセージ続々
7/22(火) 19:30配信 朝日新聞

 大阪・関西万博で22日、気候変動による海面上昇で水没のおそれが指摘されている南太平洋の島国・ツバルのナショナルデーがあった。
 式典で、同国のサイモン・コフェ大臣(運輸・エネルギーなど担当)は「海面上昇は暮らしそのものを危険にさらしている。独力では課題に立ち向かえない。私たちの歩みに一緒に参加して欲しい」と呼びかけた。
 外務省などによると、ツバルは九つの島で構成。広さは東京都品川区と同じぐらいで、約1万人が暮らす。21世紀のうちに国土の大半が水没する可能性がある。豪州への移住を進めることで両国が合意している。
 26カ国がブースを出展する各国共同館「コモンズB館」のツバルのブースでは、来場者が「ツバルがんばれ」「地球温暖化ストップ」「未来にツバルを残す」などとする多くのメッセージを付箋(ふせん)で貼って書き残している。
 ブースに余剰スペースがあったため、開幕時から付箋とペンを置き始めたのが始まりという。
 取り組みを考案したスタッフのアウエガ・アレメニアさんは「ツバルには一刻の猶予もない中、とても励みになる。気候変動のことをもっと知って欲しい」と話す。(箱谷真司)
(「水没危機」の島国・ツバル 万博で「付箋」に応援メッセージ続々(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

万博閉幕後の観光客誘致策「整備進める」近畿運輸局長の服部氏、就任会見で方針示す
7/22(火) 20:38配信 産経新聞

1日付で近畿運輸局長に就任した服部真樹氏(58)が22日、大阪市内で会見を行った。大阪市此花区の人工島・夢洲での万博の開催や訪日客の増加を背景に、近畿圏が「日本で一番活気があふれている」と指摘。万博閉幕後の観光客誘致のために「観光コンテンツと交通手段の双方の整備を進める」と強調し、実現に向けた行動計画を策定する方針も明らかにした。
大阪メトロ中央線とは別ルートで大阪市内と夢洲との間を直結させる鉄道網の整備構想については、自治体や鉄道事業者間での十分な検討が必要だとの考えを示した。
(万博閉幕後の観光客誘致策「整備進める」近畿運輸局長の服部氏、就任会見で方針示す(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年7月23日

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