
万博に響く無言の抵抗 「NOT FOR SALE」の意味、ウクライナ・コモンズ館C
7/18(金) 18:30配信 週刊大阪日日新聞国旗と同じ鮮やかな青と黄色で統一されたコモンズC館にあるウクライナパビリオン。多くの人が無言で手元をみていた。
大変な戦時下にありながら、万博に参加している同国が伝えたいことは「NOT FOR SALE」。
自分たちの大事だと思うこと(価値)やウクライナ人としてのプライドは何があっても売らないし、買わせない、という強い意志を現したのがこのフレーズ。大国の都合に翻弄されかけている状況にも絶対に妥協しないというメッセージだという。
館内では、ハンドヘルドのコードリーダーを受け取って、棚やテーブル上に置かれているブルーのグッズについているタグのバーコードを読み取るとハンドヘルドの中のスクリーンに映像が流れ出す。
戦争の最前線を取材したドキュメンタリー作品がアカデミー賞を受賞したことや、破壊された住宅などを再建する現場で工事の音をかき消すためにDJが大音量で音楽を流して皆を盛り上げている様子、世界の穀倉地帯でもあるウクライナの耕作地や農産物が破壊されている事実とそれに負けずに抵抗していることなど、悲惨な現実を多面的に捉え、静かに、感情を露にすることもなく、しかしかなり強いメッセージを発信している。
(万博に響く無言の抵抗 「NOT FOR SALE」の意味、ウクライナ・コモンズ館C(週刊大阪日日新聞) – Yahoo!ニュース)