• 万博閉幕から

“大屋根リング”関連の話題

“大屋根リング”関連の話題

【大阪万博】なぜ「大屋根リング」をつくったのか?藤本壮介にインタビュー
6/22(日) 22:50配信 ELLE DIGITAL

開幕前から話題を集めていた「大屋根リング」。設計監修をした藤本壮介は、万博のシンボルとして、なぜ一周約2kmにもなる世界最大の木造の円をつくったのだろうか。
万博の会場デザインをどのようにして発想したのだろうか?
「まず考えたのは2025年という年に開催される万博の意義です。世界情勢の変動や、時に分断を意識せざるを得ない時代。万博で、160以上の国・地域、国際機関が、それぞれの伝統や文化を持ち寄って、半年間を一緒に過ごし、未来を考えることはとても尊い。そこを強調したかった」
そうして考え出されたのが、円という形。地上からはもちろん、上空を行き交う飛行機からも目にすることができる、 直径約675mの大屋根リングだ。
「この敷地はこれまでの万博の開催地の中では、かなり小さい部類に入ります。大通りや中央広場を設けるのではなく円形の回遊路をつくることで、混雑を回避する動線ができるのではないかと。その円の中に各国のパビリオンを配置することで、この分断の時代に『多様性がつながる』というメッセージを表すことができると考えました。円というシンプルな造形によって、世代や国を問わず、誰もが一瞬でわかるアイデンティティになったと感じています」
メッセージを体現し、機能性も兼ね備えた大屋根リングは、世界最大の木造建築物となった。日本の伝統とテクノロジーとが融合し、新たな木造を体感させる存在であることも注目されるポイントだ。
「近年、大規模な木造建築が世界中で推進されています。サステナビリティの観点から木造建築が重要視されているからです。日本には千年以上の木造の伝統も、クラフトマンシップもあり、森林資源も豊かであるけれど、大規模木造については遅れをとっている。この国から木造を発信しないでどうするという思いもありました」
(【大阪万博】なぜ「大屋根リング」をつくったのか?藤本壮介にインタビュー(ELLE DIGITAL) – Yahoo!ニュース)

万博リング「なくなってもいいのかというと、寂しい」 藤本壮介さん
6/25(水) 10:30配信 朝日新聞

 「頭の中に残っていれば、モノがなくなってもいいのかというと、ちょっと寂しいなとも思っていて」
 こう話したのは、大阪・関西万博の「大屋根リング」を発案した建築家の藤本壮介さん(53)だ。万博会場にあるEXPOホール「シャインハット」で14日、万博に携わった建築家たちが語り合う「建築カンファレンス」があり、思いを語った。
 万博会場のシンボルとなっているリングを、会期後にどのぐらい残すのか。日本国際博覧会協会や大阪府・市、経済界など関係者が話し合いを続けている。
 23日には、3回目の検討会があった。今の段階では、東ゲートに近い200メートルを、人が上れる形のまま残す方法を探り、それが難しい場合は南側の350メートルを残すことになっている。
(万博リング「なくなってもいいのかというと、寂しい」 藤本壮介さん(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

大阪万博のオススメは「幻想的すぎる」大屋根リングの夜景–パナ最新の照明技術を体感
小口貴宏 (編集部)2025年07月04日 13時57分 CNET Japan

 大阪市で開催中の大阪・関西万博。そのシンボルの一つが「大屋根リング」だ。全長約2kmに及ぶ巨大な木造構造物で、そのスケールには実際に訪れると圧倒される。
 この大屋根リングの照明を手掛けたのが、パナソニック エレクトリックワークス(以下、パナソニック)だ。
 パナソニックは、この大屋根リングの照明に、最新の照明制御システム「街演出クラウド YOI-en」(YOI-en)を大規模に導入。全周2kmにわたって1.2m間隔で設置したフルカラーのスポットライト(約1600台)をクラウド経由で集中制御し、時刻や四季に応じた照明演出を実施している。
全周2kmのスカイウォーク上に約1600台のフルカラースポットライトを配置し、全台をクラウドで制御 全周2kmのスカイウォーク上に約1600台のフルカラースポ
 このYOI‑enは、インターネット経由で接続されたコントローラを介して照明を制御するクラウドサービスだ。広域空間や複数拠点を連動させた演出が可能になり、従来は拠点ごとに担当者が必要だった照明システムを、PC上から一括で管理できようになる。また、「分」「1日」「1カ月」「1年」といった時間軸による演出の自動切り替えが可能で、刻々と変化する照明演出も可能になる。
 大屋根リングのスカイウォーク上では、約1600台の照明の明暗が揺らいで「呼吸」を演出。さらに、毎時0分と30分には四季をテーマにした演出、毎時15分と45分には光が走る「うごめき」の演出にそれぞれ自動で切り替わる。
 また、クラウドにつながる特徴を活かし、人流カメラとAPIで連携。混雑状況に応じて照明の明るさを自動調整し、省エネにもつなげている。2km級の大空間の照明をリアルタイムに制御し、人流データと連携させた例は国内でも珍しいとパナソニックは説明する。
人流カメラのAPIと連携して明暗を調整するなど、クラウド連携も利点も強調 人流カメラのAPIと連携して明暗を調整するなど、クラウド連携も利点も強調
(【写真】大阪万博のオススメは「幻想的すぎる」大屋根リングの夜景–パナ最新の照明技術を体感 – CNET Japan)

投稿日:2025年7月11日

““大屋根リング”関連の話題”の関連キーワード