ハンガリーパビリオン

万博閉幕から

ハンガリーパビリオン

万博の雑踏を抜け、ふらふらと歩いていると、どこか遠い異国の風が吹く。その先に佇むのは、まるで草原に転がる干し草の山のような奇妙な建物。ここがハンガリーパビリオン。伝統と未来を繋ぐ架け橋として、異世界へと誘う場である。

内部に足を踏み入れると、そこは満天の星が輝く劇場。天井に広がる光の粒の下で、ハンガリーの民族音楽が絶え間なく響き渡る。楽器の音色が空間を満たし、まるで音の波に包まれているかのような感覚を味わえるだろう。

さらに驚くべきことに、この幻想的な空間を形作るのは、静岡県焼津市の老舗建設会社・橋本組。100年以上の歴史を持つ企業が、ハンガリーの伝統と日本の技術を融合させ、万博という夢の舞台に新たな風景を生み出したのだ。

そして、パビリオンには3階建ての交流スペースとレストランも備えられ、来場者はハンガリーの食文化を味わいながら異文化交流に興じることができる。

この場所はただの展示施設ではない。時空を超えた出会いの場であり、音楽と建築が紡ぐ異国の夢そのもの。
迷い込むのもまた一興、ひとたび足を踏み入れれば、あなたもハンガリーの物語の登場人物になることだろう。

ハンガリーパビリオン

ハンガリーは中央ヨーロッパに位置する国で、美しい街並みや温泉、音楽、料理が魅力です。首都ブダペストは「ドナウの真珠」とも呼ばれ、歴史ある建物や夜景が楽しめます。かつてオーストリア＝ハンガリー帝国の一部だったため、西欧と東欧の文化が混ざり合っています。
名物はグヤーシュ（ハンガリー風シチュー）やパプリカ料理。また、温泉大国としても知られ、セーチェーニ温泉などが有名です。さらに、音楽の分野ではリストやバルトークなどの作曲家を輩出。ユニークな言語ハンガリー語（マジャル語）を話すのも特徴です。
(ChatGPT)

ハンガリーパビリオン

(ハンガリーパビリオン | EXPO 2025　大阪・関西万博公式Webサイト)

ハンガリーパビリオンは、伝統を通じて過去と未来の架け橋となることを目指しています。未来を思い描くには過去を理解し、尊重することは欠かせません。パビリオンの中心テーマは自国の重要な文化である民族音楽です。文化や伝統を維持することは持続可能な未来にとって極めて重要なことです。ここでそれを実感することができます。(ハンガリーパビリオン | EXPO 2025　大阪・関西万博公式Webサイト)

開幕後のトピックス

大阪万博のハンガリー館、音楽の力で心を通わす　来場者も合唱
2025年5月2日 5:00　日本経済新聞

ヨーロッパ中央に位置し、ドナウ川が国土を横断するハンガリーの大阪・関西万博のパビリオンは同国の草原、森を想起させるデザインだ。館内に入ると、太陽や木々、森を表現したガラスのアート作品が並ぶ通路を通る。作品にはハンガリーの民謡の歌詞が様々な言語で記してある。通路を抜けた先、ドーム型のシアターでは、民謡を目の前で聴くことができる。
暗いシアター内で円形に並ぶ椅子の中央には、純白の衣装に身を包んだ歌い手が静かに立っている。一体何が始まるのかと戸惑う来場者も、曲が始まると生の歌声に圧倒され息をのむ。披露される曲の一つは春の始まり、愛の季節を歌った曲だ。歌、踊り、光で世界観が表現される。最後は来場者も合唱し、世界の共通言語である音楽で心を通わす体験ができる。
(大阪万博のハンガリーパビリオン、音楽の力で心を通わす　来場者も合唱 – 日本経済新聞)

開幕前のトピックス

ハンガリー、大阪・関西万博のパビリオン発表
（ハンガリー、日本）　2024年11月05日
ハンガリー館では、ハンガリーの美食、工芸品、音楽にスポットを当てている。最大のアトラクションとして、劇場ホールでは毎日、民族音楽の生演奏が上演される。五音音階に基づく民族音楽は、日本とハンガリーの文化をつなぐものだとした。建築のコンセプト自体も、日本とハンガリーの民俗建築に共通して見られる自然の建材や工法から着想を得ている。
併せて、経済関係の発展のために、ハンガリー企業や国際的な企業のための会議、ワークショップ、商談の場も提供される。ハンガリー館は、東アジアでのビジネス展開に関心のあるハンガリー企業の参加募集をしており、詳細はウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから確認できる。
(ハンガリー、大阪・関西万博のパビリオン発表(日本、ハンガリー) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ)

世界へ挑む橋本組、2025年大阪・関西万博「ハンガリーパビリオン」の建設プロジェクトに参加
2024年11月13日
株式会社橋本組（本社：静岡県焼津市、代表取締役：橋本真典）は、2025年に開催される日本国際博覧会（大阪・関西万博）にて、ハンガリーパビリオンの建設プロジェクトに参加する。同社は、ハンガリーのBayer Construct Zrt（本社：ハンガリー、CEO：Balázs Attila）、綜企画設計（本社：東京都中央区、代表取締役社長：原澄雄）と協力し、静岡の地から世界に技術力を発信する。
(世界へ挑む橋本組、2025年大阪・関西万博「ハンガリーパビリオン」の建設プロジェクトに参加 – Maintainable News – 地球をメンテナンスする時間です)

万博のハンガリーパビリオン、星空のドームで民族音楽生演奏　ビジネス交流も促進
2024/10/28 17:29
干し草の山をイメージした大型ドームと、企業用の交流スペースやレストランの入る3階建ての2棟で構成。ドーム内部は星空のような空間を演出し、ハンガリーの民族音楽などの生演奏が終日行われる。
ハンガリーのパビリオンは独自に設計・建設する「タイプA」を採用。レストランではハンガリーの郷土料理やワインが提供される。東京都内で会見したアコシュ・クリシュト政府代表は「万博は経済、外交面において意義が大きいイベント。わが国を広くアピールしていきたい」と強調した。
(万博のハンガリーパビリオン、星空のドームで民族音楽生演奏　ビジネス交流も促進 – 産経ニュース)