
万博の喧騒が遠ざかったあとも、会場で使われた電子マネーは、静かに時を刻んでいた。ミャクぺ!の残高は1月13日を境に、ひとつの役目を終える。秋には新たなチャージを断たれ、年の瀬には決済の手足を失い、それでもなお、記憶の底で微かな鼓動を続けてきた。
あの屋根の下で買った飲み物や小さな土産の感触が、残高という形で眠っている人もいるだろう。手続きをすれば現実へ戻り、何もしなければ万博の時間へ溶けていく。失効とは消滅ではなく、思い出へと姿を変える儀式なのだ。万博を懐かしむ旅は、こんなところにも入り口がある。
万博電子マネー「ミャクペ!」、本日(1月13日)で残高失効します
1/13(火) 6:27配信 CNET Japan大阪・関西万博の電子マネー「ミャクぺ!」の残高が本日(1月13日)に失効する。本日中に手続きをしなければ、残高は利用者の手元から実質的に消える。
運営が公開しているFAQによると、失効残高について利用者の選択肢は2つだ。1つは、失効した残高と等価の「VポイントPayギフト」を受け取る方法。もう1つは、ギフトの受け取りを希望しない方法で、この場合、残高相当額は三井住友銀行を通じて慈善団体などに寄付される。
ただし、この選択ができるのも本日1月13日までだ。今日中に「VポイントPayギフトを受け取る」手続きを行わなかった場合、残高は自動的に寄付扱いとなり、利用者が取り戻す手段はなくなる。
ミャクぺ!は段階的にサービスを終了してきた。2025年10月末には銀行口座やクレジットカードからのチャージを終了し、同年12月末には二次元コード決済機能も停止している。
(万博電子マネー「ミャクペ!」、本日(1月13日)で残高失効します(CNET Japan) – Yahoo!ニュース)