
大阪・関西万博は、閉幕後もなお、その余熱を社会のあちこちに残している。
経済産業省が示した試算によれば、万博による経済波及効果は約3兆6000億円に達し、開幕前の想定を7000億円ほど上回った。会期中、夢洲を訪れた人々は約2558万人。数字だけを見ても、この催しが一都市の祝祭にとどまらず、日本全体を巻き込む大きなうねりであったことが分かる。
運営面では、入場券販売やグッズ収入などが堅調に推移し、運営費は最大で370億円の黒字となる見通しが示された。当初はチケットの売れ行きを不安視する声もあったが、結果として万博は多くのリピーターに支えられ、想定以上の成果を残した。一方で、会場建設費では経済界の負担分に不足が生じ、1970年大阪万博の収益をもとにした基金を活用する方針も明らかになっている。
こうした成果と課題を整理し、次につなげるため、国は「成果検証委員会」を設置した。委員会では、万博で生まれた国際的なネットワークや技術、理念をどのようにレガシーとして継承するかが議論されている。観光分野では、万博をきっかけに高まった日本への関心を関西全域、さらには全国へ広げる施策が検討され、先端技術分野ではペロブスカイト太陽電池など、万博で注目を集めた技術の社会実装が後押しされる。
吉村大阪府知事は、黒字や剰余金を未来への投資として活用すべきだと述べ、万博を一過性の出来事に終わらせない姿勢を示した。万博はすでに過去の風景となりつつあるが、その成果は今まさに形を変え、次の時代へ静かに歩み始めている。
万博経済効果、試算より7000億円増の3.6兆円 吉村知事「剰余金をレガシー継承に」
12/25(木) 23:18配信 産経新聞経済産業省は25日、10月に閉幕した大阪・関西万博の経済波及効果が約3兆6千億円に上ると明らかにした。同日開かれた万博成果検証委員会の初会合で示した。開幕前に試算した約2兆9千億円から約7千億円上方修正した。会合に出席した吉村洋文大阪府知事は「剰余金をレガシー(遺産)の継承に活用すべきだ」と見解を述べた。
会合には、日本国際博覧会協会(万博協会)や大阪府市の関係者が参加した。万博協会の十倉雅和会長(前経団連会長)は「万博で生まれたさまざまなつながりを将来に発展させることが重要な課題だ」と述べた。
検証委では万博で披露された空飛ぶクルマなど次世代技術の社会実装や、レガシーの継承などについて議論する。
(万博経済効果、試算より7000億円増の3.6兆円 吉村知事「剰余金をレガシー継承に」(産経新聞) – Yahoo!ニュース)
運営収支は大幅な黒字 大阪・関西万博の経済波及効果は3.6兆円 「余剰金をレガシーの継承へ」と吉村知事
12/25(木) 18:27配信 FNNプライムオンライン大阪府の吉村知事は、万博の成果を検証する会議で、「レガシーの継承に剰余金を活用すべき」との見解を示した。
25日、経済産業省で開かれた大阪・関西万博の成果を報告する委員会の会議。
博覧会協会 十倉雅和会長:命について共に考え、共に行動したことは、大阪・関西万博の大きな成果だと思います。一過性のものとはせずに、将来にいかにつなげ発展させていくのかが重要な課題となります。
ことし4月から10月まで開催された大阪・関西万博では、運営収支が大幅な黒字になる見込みで…。
入場券の売り上げが想定よりも226億円多く、ミャクミャクのグッズ販売などのライセンス事業も33億円多かったことなどにより、最大でおよそ370億円の黒字に。
さらに。
経済産業省 松山泰浩統括調整官:私どもの暫定的な試算でいうと、3.6兆円の効果という数値を出しております。
経済波及効果は暫定的な試算で、およそ3兆6000億円にのぼると報告された。
(運営収支は大幅な黒字 大阪・関西万博の経済波及効果は3.6兆円 「余剰金をレガシーの継承へ」と吉村知事(FNNプライムオンライン) – Yahoo!ニュース)
万博レガシー継承に新規予算 観光需要創出と分散化へ 先端技術への投資支援も
12/26(金) 19:41配信 産経新聞令和8年度予算案で政府は、大阪・関西万博を機に得られた出展国などとの新たなつながりを「重要なレガシー(遺産)」と位置づけ、観光分野で継続的に活用するための予算を新規に盛り込んだ。先端技術の投資支援などの予算も盛り込み、約2558万人が来場した万博の成果を今後の日本の経済発展に生かす姿勢を鮮明にした。
観光庁は8年度から開始する「万博レガシー事業」に2億円の予算を計上した。万博を通じて高まった日本への関心や、出展者、参加各国間の新たなネットワークを万博のレガシーと位置づけ、今後の交流を支援して観光需要の創出につなげる。また、大阪や京都に集中している観光客を関西全域に分散させるため、周遊ツアーなどの取り組みを支援する。
万博で活用され、注目を集めた日本発の次世代エネルギー技術「ペロブスカイト太陽電池」の製造設備の投資支援などには、各省庁から567億円が計上された。
(万博レガシー継承に新規予算 観光需要創出と分散化へ 先端技術への投資支援も(産経新聞) – Yahoo!ニュース)
万博レガシーどうなる 国の検証委が初会合 会場跡地活用など議論
12/25(木) 19:59配信 朝日新聞10月に閉幕した大阪・関西万博のレガシー(遺産)の継承や課題などについて議論する国の「成果検証委員会」の初会合が25日、東京都内で開かれた。2026年度にかけて複数回の会議を開催し、報告書を取りまとめる方針。この報告書を軸に会場跡地や運営費黒字分の活用が進む見通し。
委員会には、日本国際博覧会協会の十倉雅和会長を座長に、学識経験者や大阪府、大阪市、経済団体などの計16人が「委員」や「関係者」として名を連ねた。この日の会合では、万博の成果や、理念・記憶の継承のほか、「空飛ぶクルマ」など先端技術の社会実装、運営黒字の活用の方針について協議することになった。
レガシーをめぐっては、会場跡地の夢洲(ゆめしま)(同市此花区)に大屋根リング(1周約2キロ)の一部を保存することが決まっている。市はリング周辺に市営公園を整備する考えだ。この点について、吉村洋文知事は会合で、320億~370億円と見込まれる運営黒字分をリングの保存や公園の整備に活用するべきだと訴えた。
(万博レガシーどうなる 国の検証委が初会合 会場跡地活用など議論(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)
大阪・関西万博、経済効果3.6兆円!黒字最大370億円に“上振れ” ミャクミャク人気が底上げ…
12/26(金) 8:43配信 ラジトピ ラジオ関西トピックス大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は12月24日、万博の運営費の収支見込みが最大で370億円の黒字が見込まれると発表した。博覧会協会が同日、東京都内で臨時理事会を開き、確認された。
グッズ販売のロイヤルティー(権利使用料)や入場券販売などの収入が1480億円で、運営支出は少なくとも1110億円が見込まれるという。これを差し引くと黒字は最大で370億円に上る見込み。当初より90億円が底上げされた。
ただ、支出面では不確定要素(人件費・租税公課など)も多く、現在も精算手続きが継続しているため、若干変動する可能性があるという。
開幕前に売れ行きが危惧された入場チケットについては、確定販売枚数が2225万1054枚。目標だった2300万枚には届かなかった。このうち未使用チケット(※1)が、推計で約195万枚(全体の8.8%)にのぼったという。
この件について、博覧会協会の十倉雅和会長(前経団連会長)は、「大半は企業が前売りで購入したものが使用されなかったと認識している」と述べた。
(大阪・関西万博、経済効果3.6兆円!黒字最大370億円に“上振れ” ミャクミャク人気が底上げ…(ラジトピ ラジオ関西トピックス) – Yahoo!ニュース)
万博協会、運営費黒字は最大370億円に上方修正 グッズ収入など
12/24(水) 19:56配信 毎日新聞日本国際博覧会協会(万博協会)は24日、東京都内で理事会を開き、10月に閉幕した大阪・関西万博の運営費(1160億円)の収支見込みを320億~370億円の黒字と報告した。閉幕直前の10月上旬には、230億~280億円の黒字との見通しを公表したが、閉幕後に入場券の売り上げやグッズ販売に伴う収入などを精査し、上方修正した。理事会後の記者会見で明らかにした。
一方、国と大阪府・市、経済界で3分の1ずつ負担する会場建設費(最大2350億円)は、経済界の負担分が約42億円不足。1970年大阪万博の収益金を基に運営している公益財団法人「関西・大阪21世紀協会」から寄付を受けて補うという。
入場券の販売枚数は約2225万枚で、うち未使用は推計195万枚(約8・8%)に上った。
(万博協会、運営費黒字は最大370億円に上方修正 グッズ収入など(毎日新聞) – Yahoo!ニュース)
万博の経済波及効果は3.6兆円 物価高騰背景に試算から2割超上振れ
12/25(木) 19:12配信 毎日新聞政府は25日、4~10月に開催された大阪・関西万博の経済波及効果を約3・6兆円とする試算を公表した。万博の成果を検証し、レガシー(遺産)のあり方を検討する経済産業省の委員会の初会合で示した。同省は万博開催前の2024年に約2・9兆円と試算。そこから2割超上振れした。
経産省によると、来場者消費と建設投資による効果がそれぞれ3000億円程度増え、来場者消費は約1・7兆円となった。公式グッズなど土産物をはじめとする会場内外の消費の盛り上がりや、物価高騰を背景に海外や民間パビリオンの建設費が膨らんだことなどが押し上げたという。
(万博の経済波及効果は3.6兆円 物価高騰背景に試算から2割超上振れ(毎日新聞) – Yahoo!ニュース)
万博経済効果3.6兆円 政府、成果検証へ初会合
12/25(木) 17:46配信 共同通信政府は25日、10月に閉幕した大阪・関西万博の経済波及効果を約3兆6千億円とする試算を公表した。入場券の売り上げなどを基に推計し、成果を検証する会議の初会合で示した。運営費の収支は最大で約370億円の黒字になる見込みで、今後活用法などに関して議論を進める。
会議には日本国際博覧会協会や大阪府・大阪市の関係者が参加した。協会の十倉雅和会長(前経団連会長)は「(成果を)将来につなげて発展させることが重要な課題だ」と述べた。
(万博経済効果3.6兆円 政府、成果検証へ初会合(共同通信) – Yahoo!ニュース)
「万博の“意義”次世代に残すための会議」国の検証委が初会合 万博“レガシー”の継承を議論 経済波及効果約3.6兆円との試算も
12/26(金) 11:00配信 MBSニュース大阪・関西万博の“レガシー”をどう継承するのかなどを議論する国の「成果検証委員会」が初会合を開きました。
25日都内で初めて開かれたのは、大阪・関西万博についての「成果検証委員会」です。
座長は博覧会協会の十倉雅和会長が務め、大阪府の吉村知事なども参加。最大370億円と見込まれる運営費の黒字分の活用策や“レガシー”継承のあり方などが議論されたほか、万博の経済波及効果が約3.6兆円にのぼるとの試算も示されました。
(大阪府・吉村洋文知事)
「今回の万博本当に多くの人に参加していただいて、非常に大きな意義があったと思います。それを次世代に残していくための会議だと思います」
委員会は、今後2か月に1回程度開かれる予定です。
(「万博の“意義”次世代に残すための会議」国の検証委が初会合 万博“レガシー”の継承を議論 経済波及効果約3.6兆円との試算も(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)
万博の成果やレガシーを議論、政府の検証委員会の初会合が開催…「一過性にせず将来に発展させていくかが重要な課題になる」
12/26(金) 17:00配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博の成果やレガシー(遺産)を議論する政府の「成果検証委員会」の初会合が25日、東京都内で開かれた。会場跡地のほか、最大370億円と見込まれる運営費の剰余金の活用方針を協議し、来年度の早い時期に報告書をとりまとめる。
日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長を座長に、大屋根リングを設計した藤本壮介氏、山極壽一・総合地球環境学研究所長ら9人が委員を務める。大阪府の吉村洋文知事や関西経済連合会の松本正義会長も参加した。
冒頭、十倉氏は「万博で生まれたつながりやダイナミックな動きを一過性にせず、将来に発展させていくかが重要な課題になる」と呼びかけた。
委員らからは会場跡地について「万博の記憶を想起できるものにすべきだ」との意見が相次いだ。跡地の活用については現在、シンボルの大屋根リングの北東200メートル分を残し、大阪市が周辺を緑地公園として整備する方針だが、具体策は決まっていない。
藤本氏は「博物館的なものを含め、理念と経済が両立するものができると素晴らしい」と述べた。山極氏も「リングの機能を残してほしい。万博が世界のハブ(拠点)となる思いを込め、文化や芸術の催しも持続的にできないか」と話した。
「空飛ぶクルマ」など万博で披露された次世代技術の実用化を巡っては、松本氏が「全国を牽引(けんいん)する分野を中心に、オール関西で実装を進めたい」とし、府、市と社会実装の支援に向けたプロジェクトを進める考えを明らかにした。
(万博の成果やレガシーを議論、政府の検証委員会の初会合が開催…「一過性にせず将来に発展させていくかが重要な課題になる」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)