• 万博閉幕から

通期パス利用者の平均来場回数は12回

通期パス利用者の平均来場回数は12回

夢洲という人工島は、会期の始まりには非日常の舞台装置として立ち現れ、やがて季節とともに人々の生活圏へと溶け込んでいった。
大阪・関西万博は一度きりの祝祭では終わらず、通うことで意味を増す場所となった。来場者は平均して2、3回、通期パスを持つ者に至っては11.8回も足を運んだという。そこには数字以上の物語がある。朝の光に包まれた会場を歩き、昼の喧騒に身を任せ、夕暮れに海風を受ける。その繰り返しが、万博を日常へと変えていった。

通期パスは四回で元が取れる計算だったが、人々は損得を超えて島へ向かった。今日はあのパビリオンの続きを見よう、昨日とは違う道を歩こう、そんな小さな動機が積み重なり、会場は顔なじみの風景となる。海外からの来訪者は想定より少なかったが、その分、何度も通う人々が万博を内側から育てた。二千五百万人を超える来場者の足音が、島に記憶を刻んだ。

夢洲は、巨大なイベントの跡地である前に、反復される体験の集積地だった。行くたびに展示は違って見え、自分の立ち位置も少し変わる。万博とは、通うことで完成する場所だったのだ。だからこそ、また行きたくなる。次に訪れたとき、島はきっと、前よりも親密な顔で迎えてくれる。

<独自>リピーターが支えた万博 40万枚売れた通期パス、来場平均はなんと11.8回
12/23(火) 17:18配信 産経新聞

大阪・関西万博の開催実績を経済産業省が取りまとめ、開催中の来場者の平均来場回数が2・3回で、何度でも入場できる通期パス利用者は11・8回だったことが23日、分かった。来場者のうちインバウンド(訪日客)が占める割合が想定を大幅に下回る5・2%にとどまったことも判明した。24日開催の日本国際博覧会協会(万博協会)の理事会で報告される。
万博は4月13日から10月13日まで、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で開催され、会期中に関係者を除いた一般客は約2558万人が来場した。政府は開催による経済波及効果を3・6兆円と試算している。
経産省は、来場者が入場券購入時に必要とした「万博ID」に基づくデータを分析。それによると、通期パス利用者の平均来場回数は11・8回と、1日券の入場者を大きく上回った。通期パスは計約40万4千枚が売れている。会場を何度も訪れる「リピーター」に支えられた万博だったことが浮き彫りとなった。
入場券はさまざまな種類が用意されたが、会期中に購入できていつでも入場可能な1日券が大人7500円だったのに対し、通期パスは大人3万円だった。単純計算で4回入場すれば元が取れたことになるが、リピーターはそれ以上に会場を訪れていたことが分かる。
また、来場者の国内・海外の構成比について、万博協会は訪日客を12.4%を想定し、閉幕直前まで6・1%と公表していたが、最終的にさらに下回る5・2%にとどまり、国内は94.8%だった。入場券を購入した来場者の年代別では、50代が最も高い20・8%で、40代が18・4%、30代が15・3%、20代が12・5%と続いた。1970年大阪万博の世代の来場も期待されたが、70代は3・8%、80代は0・5%だった。
(<独自>リピーターが支えた万博 40万枚売れた通期パス、来場平均はなんと11.8回(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年12月30日

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