
領事館の扉が静かに閉じられる日、大阪の街には次の旅立ちを祝う風が吹いた。オランダ館が万博で描いたのは、堅牢な堤防のような理性と、水面に映る未来への想像力である。ミッフィーは子どもの目線を連れ、気候や水、エネルギー、健康という大きな課題を、軽やかな歩幅で結び直した。
多くの訪問団が行き交い、協力の芽は確かな根を張った。大阪の向上心はこの試みに応え、都市は一段深い呼吸を覚えた。去る者が残したのは、完成ではなく続きである。あの館を思い出すたび、運河の国と商都の精神が交差し、新しい約束が始まる気配が胸に満ちる。行けば分かる、ここは終点ではなく次章の入口だ。
万博「成功させたこと誇りに感じて」 在大阪オランダ王国総領事が離任あいさつ
12/15(月) 19:42配信 産経新聞在大阪オランダ王国総領事館(大阪市中央区)のマーク・カウパース総領事(58)が15日付で離任することとなり、領事館で同日、離任のあいさつを行った。カウパース氏は、大阪・関西万博オランダ政府代表も兼任、万博について「まさにわれわれが願っていた通りのものになった」と振り返った。
万博オランダ館では、同国発の人気キャラクター「ミッフィー」がキッズアンバサダーを務め、展示の分かりやすさもあって人気を集めてきた。
カウパース氏は「(同館が)気候や水、エネルギー、健康などの世界的課題について、協力を深めるためのプラットフォームになった」と説明。万博期間中に多くの訪問団が来日し、さまざまな協定をかわすことができたとして、「日本との関係を次のステージに持っていくことができた」と評価した。
大阪での約4年間については「非常にエネルギッシュで向上心がある大阪の精神がフィットしていた」と笑顔で答え、「万博を成功させたことを誇りに感じていただきたい」と呼び掛けた。
(万博「成功させたこと誇りに感じて」 在大阪オランダ王国総領事が離任あいさつ(産経新聞) – Yahoo!ニュース)