• 万博閉幕から

会場建設費42億円不足で1970年基金で穴埋め

会場建設費42億円不足で1970年基金で穴埋め

大阪・関西万博の跡地には、まだ人知れず熱を帯びた物語が残っている。会場建設費に約42億円の空白が生じたという一報は、冬の空気のようにひんやりしながらも、どこか遠い時代の息吹を呼び覚ます。1970年の大阪万博。その余韻として残された「万博記念基金」が、半世紀を越えて再び万博を支えようとしているのだ。

建設費は当初想定の1.9倍へと膨らみ、気づけば現代の巨大建築は、未来を先取りするだけでなく、過去の蓄えにまで手を伸ばしていた。だが、この街は昔から、足りない分を知恵と人の熱で埋めてきた土地でもある。企業からの寄付はなお募られ、基金の取り崩しは未来への投資として静かに準備される。

吉村知事の語る「万博記念公園を守り続けるための循環」は、まるで万博そのものが一つの生命体のように、時代を超えて息を継ぎ、形を変えながら成長していく姿を想像させる。

昭和の万博が残した財産が令和の万博を支え、やがてまた次の世代へ受け渡される。そんな壮大な輪の中に自分もそっと紛れ込める気がして、夢洲を歩きたくなる。

万博会場建設費にあてる企業からの寄付金が約42億円不足 1970年万博の収益金で運用「万博記念基金」を切り崩し不足分を補いたい考え
12/10(水) 17:50配信 MBSニュース

 万博の会場建設費にあてる企業からの寄付金が、約42億円足りないことがわかりました。
 10月に閉幕した大阪・関西万博の会場建設費(2350億円)をめぐっては、国、大阪府と市、経済界が3分の1ずつ負担する計画です。
 経済界は負担分を企業からの寄付で賄う予定でしたが、博覧会協会の関係者によりますと、現時点で約42億円が不足していることがわかりました。
 経済界は引き続き寄付を募り、大阪府は前回の1970年・大阪万博の収益金で運用されている「万博記念基金(約200億)」の半分を切り崩し、不足分を補いたいとしています。
 協会理事の吉村知事は…
 (大阪府 吉村洋文知事)「一部そこの金額(経済界の不足分)に充てて、残りを大阪府が受け取って、それをもとに万博記念公園を管理していく」
(万博会場建設費にあてる企業からの寄付金が約42億円不足 1970年万博の収益金で運用「万博記念基金」を切り崩し不足分を補いたい考え(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

【万博】会場建設費のうち経済界負担分が現時点で約42億円不足 寄付募る
12/10(水) 14:26配信 MBSニュース

 今年10月に閉幕した大阪・関西万博の会場建設費(2350億円)は、国・大阪府と市・経済界が3分の1ずつ負担する計画で、経済界は負担分の全額を企業からの寄付で賄うとしています。
 博覧会協会の関係者によりますと、経済界の負担分について、企業からの寄付額が現時点で約42億円不足しているということです。
不足分は、1970年の大阪万博の収益金で運用されている「万博記念基金」の一部を切り崩して補う方針です。
 建設費は、当初の1.9倍に上振れしていて、府と経済界は去年、基金の管理団体に切り崩しを求めていました。
 経済界は、引き続き企業からの寄付を募っています。
(【万博】会場建設費のうち経済界負担分が現時点で約42億円不足 寄付募る(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

大阪・関西万博の建設費 企業寄付見込んだ経済界負担分が42億円不足 70年万博の記念基金取り崩して対応へ
12/10(水) 12:24配信 関西テレビ

大阪・関西万博の会場建設費のうち、経済界の負担分がおよそ42億円不足していることが分かりました。1970年万博の基金の一部を取り崩して補填する方針です。
大阪・関西万博の会場建設費2350億円は、国、大阪府と大阪市、経済界が3分の1ずつ負担することになっています。
経済界は企業からの寄付で賄う予定でしたが、関係者によるとおよそ42億円不足しているということです。
(大阪・関西万博の建設費 企業寄付見込んだ経済界負担分が42億円不足 70年万博の記念基金取り崩して対応へ(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)

万博会場整備費42億円不足 財界分、1970年基金で穴埋め
12/10(水) 16:27配信 共同通信

 大阪・関西万博の会場整備費約2350億円を賄う経済界の負担分に約42億円の不足が生じていることが分かった。1970年大阪万博の収益で設けた基金を取り崩し、穴埋めする方針。関係者が10日、明らかにした。整備費が当初想定から増えた一方、関西経済連合会は企業に追加の寄付を求めない意向を示し、基金活用を提案していた。
 24日の日本国際博覧会協会理事会で関係機関が調整する。基金運用益を万博記念公園の維持管理に充てている府の吉村洋文知事は、取り崩しに同意している。
 会場整備費は、当初想定の1.9倍に膨らんだ。経済界は負担分を企業からの寄付で賄う想定だった。
 70年万博の基金は現在約190億円ある。
(万博会場整備費42億円不足 財界分、1970年基金で穴埋め(共同通信) – Yahoo!ニュース)

【どうする?】万博の会場建設費 企業の寄付金で経済界が負担する約780億円のうち約42億円不足
12/10(水) 12:00配信 読売テレビ

 大阪・関西万博の会場建設費をめぐり経済界の負担分として企業から集めた寄付金が、約42億円不足していることがわかりました。
 万博の会場建設費は、国と大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担することになっていて、建設費の総額は資材価格の高騰などで2350億円にのぼっています。
 このうち、経済界の負担する約780億円については企業からの寄付金で賄われることになっていますが、関係者によりますと、この寄付金が約42億円不足する見通しだということです。
 不足分については、1970年の大阪万博の収益金で設立された基金を取り崩す方針です。
(【どうする?】万博の会場建設費 企業の寄付金で経済界が負担する約780億円のうち約42億円不足(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年12月10日

“会場建設費42億円不足で1970年基金で穴埋め”の関連キーワード