
夢洲の風が少しひんやりと変わった気がしたのは、ミャクミャクの旅立ちが近づいているせいだろうか。
移設に伴う「旅立ちセレモニー」には、わずか1000の席を求めて16万を超える人々が集い、抽選倍率はなんと167倍に跳ね上がった。数字だけで胸がざわつき、まるで神秘の儀式に選ばれるかどうかを占う籤のようだ。
募集が始まった瞬間、大阪府のホームページは熱気に押されて軋み、旅立ちの噂を聞きつけた人々の思いが奔流のように流れ込んだ。
当選を喜ぶ者は、星に触れたかのように胸を震わせ、落選の報せを受けた者は、ならば次は迎え入れる日の物語に加わろうと静かに拳を握る。
かつて会場を彩った三体の像のうち、ひとつはすでに旅を終えて帰還し、今また二体が新たな行き先へ歩み出す。
その瞬間を見届けるために、人はなぜか夢洲へ足を向けたくなる。ミャクミャクの旅立ちが、まだ終わらぬ万博の余韻をそっと揺らしている。
冷めぬミャクミャク人気 お別れ会の倍率、大阪府民対象で167倍
11/26(水) 10:30配信 朝日新聞大阪・関西万博の会場内に設置された2体のミャクミャク像の移設に伴って29日に開かれる「ミャクミャク旅立ちセレモニー」で、イベントの抽選倍率が約167倍だったことがわかった。
大阪府によると、式典の観覧者について府内在住の1千人を対象に府のホームページで募集した。その結果21日から24日の計4日間で申し込み人数16万6918人(申込件数7万5718件)の応募があり、倍率は約167倍となった。
募集が始まった21日午後2時ごろには、想定を上回るアクセスが府のHPに集中。サイトがダウン寸前になったため、一時募集をストップするなどの対応をとったという。
抽選結果が出た25日夕方以降SNS上では、当選者が「当たるとは思っていなかった。奇跡」などと盛り上がった一方、落選者からは「旅立ちセレモニーがあるってことは、お迎えセレモニーもあるよね」など、悔しがる投稿もあった。
式典への招待を1千人とした理由として、府の担当者は「会場の広さや安全管理を考慮した人数」と説明。多くの応募があったことについては「多くの方に関心をもっていただきありがたい。当選された方は当日楽しんで欲しい」と話した。
(冷めぬミャクミャク人気 お別れ会の倍率、大阪府民対象で167倍(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)
関西人のミャクミャク人気、未だ健在…お別れの会に約17万人が申し込み、3体目はどこへ?
11/26(水) 12:20配信 Lmaga.jp「大阪・関西万博」(会場:夢洲)にある2体のミャクミャク像の移設に伴い、11月29日、同会場内にて『ミャクミャク旅立ちセレモニー』がおこなわれる。事前抽選制となったが、その反響を大阪府が公式サイトで発表した。
同セレモニーについて、大阪府は府内在住の1000人を対象に11月21〜24日の4日間で募集をかけた。結果として、申し込み人数16万6918人、申込件数7万5718件の応募があったという。激戦を勝ち抜いたファンによる「うわぁぁぁ!!!167倍率の中、まさか当選したよ!!!奇跡すぎる…!!!」と歓喜の声の一方で、「一夜あけても朗報は届きませんでした」「当たりませんでした…」と落胆する声も。
ちなみに西ゲート近くにあった会場内3体目の「ねそべりポーズのミャクミャク像」は、すでに会場外へ。元々、大阪市役所前の正面玄関前に設置されていた像だったが、西ゲートの活性化のため7月30日から万博に。そして閉幕後すぐの10月17日、80日ぶりに帰還したことが話題となっていた。
(関西人のミャクミャク人気、未だ健在…お別れの会に約17万人が申し込み、3体目はどこへ?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
ミャクミャク旅立ち式典「到底足りない!」“激シブ応募内容”にファン悲鳴、運営が答えた条件理由
11/22(土) 11:00配信 週刊女性PRIME大活躍を見せたミャクミャクの見送りイベント開催に、ファンからは歓喜の声が……と思いきや、発表された“観覧者募集”の内容が波紋を呼んでいるようだ。
「11月21日に募集の詳細が発表されましたが、イベントの定員は1000人で、大阪府在住の人のみに参加資格が与えられるという内容です。ネット上では、“1000人では到底足りない、10000万人でいいくらい”“桁間違えてませんか?”“大阪府だけって…関西の他府県ですらダメなんですか泣”と、全国のミャクミャクファンから悲鳴が寄せられています」(スポーツ紙記者)
募集要項には、《大阪府外在住の方が1人でも含まれている場合は、グループ全員の申込みが無効となります》との記述も。
定員1000人・大阪府在住者の限定イベントとなった経緯について、万博推進局出展部出展企画課に問い合わせると、このような回答があった。
「現在、万博会場の現場は工事を並行して行っております。みなさんに安全にご観覧いただくことを考えると、人数的には1000人程度が限界というところで、人数の設定をさせていただいております。もともと、『大阪ヘルスケアパビリオン』と大阪府市の事業になりますので、人数のキャパシティーの関係もあり、大阪府民に限定をして実施するということにさせていただいております」
(ミャクミャク旅立ち式典「到底足りない!」“激シブ応募内容”にファン悲鳴、運営が答えた条件理由(週刊女性PRIME) – Yahoo!ニュース)