
夢洲駅の改札を抜けた瞬間、誰もが立ち止まる。
視界を覆うのは、黄金の湯気の向こうから現れる男――阿部寛。
茶碗を掲げ、笑顔を浮かべ、世界に「おいしいごはん」を差し出すその姿は、もはや広告の域を越え、夢洲の聖人であった。
万博の熱狂を包みこんでいたのは、パビリオンの群れでも、AIロボットでもない。むしろこの「象印マホービン」の広告――いや、“阿部寛パビリオン”こそが夢洲の玄関に君臨していた。
改札を抜け、エスカレーターを上がるすべての者が、まず最初に阿部寛と出会う。海外から来た人々も、地元の通勤客も、誰もが一度は立ち止まり、茶碗を持つその姿に見惚れた。SNSには「親の顔より見た」との書き込みが溢れ、ついには集合場所として機能しはじめたというから、もはや信仰に近い。

万博が閉幕した10月13日、象印マホービンは「全世界の万博民へ」と感謝を述べた。
「広告の阿部さんを壁紙にしました」と粋な贈り物を添え、「実は右手にお箸を持っていました」と新事実まで明かした瞬間、SNSは再び沸き立った。
なるほど、あの茶碗の幸福な重みは、箸の存在によって完成していたのだ。
象印は会場内におにぎり専門店「ONIGIRI WOW!」を構え、湯気とともに世界を結んだ。
マイボトル洗浄機を設置し、誰にも知られぬところで地球をきれいにしていた。
だが、それでも人々が記憶に刻むのは、やはり改札を出た瞬間に広がるあの笑顔――“ごはんの神”の姿だろう。


阿部寛は笑っている。未来へ向かう人々を、茶碗一つで送り出すように。
そして、その対面では向井理が、少し控えめに、それでも健気に微笑んでいる。
夢洲を包んだ光と湯気の中、万博最後の奇跡は、炊きたてのごはんの香りとともに立ち上っていた。
万博閉幕で「阿部寛パビリオン」が最後にサプライズ…「実は」“新事実”と共に 象印マホービンが感謝メッセージ
2025/10/14 12:03 オリコンニュース大阪・関西万博の閉幕を受け、象印マホービンは13日、公式Xにを通じ、夢洲駅の「阿部寛」登場広告について、感謝を伝えた。
大阪メトロ夢洲駅の改札を出て見上げると、大きな阿部寛のビジュアルが広がり、「おいしいごはん」が盛られた茶碗を手に笑顔。象印の炊飯ジャーの広告だが、そのインパクトから「阿部寛パビリオン」として人気になってきた。
万博は13日、惜しまれながら終了。象印マホービンは「全世界の万博民のみなさんへ」と宛て、「夢洲駅の広告に対してたくさんの反応をいただき、本当にありがとうございました!」と感謝。
また「思い出を忘れないように、広告の阿部さんをの壁紙用にデザインにしました」と、最後にサプライズプレゼント。さらに「実は、右手にはお箸を持っていました」と、新事実を明かした。
象印マホービンは、万博会場内におにぎり専門店「ONIGIRI WOW!」を出店するなど、おいしいごはん・おにぎりを通じて世界と絆を強めた。「マイボトル洗浄機」も設置するなど、影の活躍者となった。
(万博閉幕で「阿部寛パビリオン」が最後にサプライズ…「実は」“新事実”と共に 象印マホービンが感謝メッセージ – 産経ニュース)
阿部寛、SNSで話題になった“万博で出迎える阿部寛”に「これは本当に嬉しかった」
2025年10月2日 15時19分 ナリナリドットコム俳優の阿部寛(61歳)が、10月1日に放送された情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)に出演。SNSで話題になった“万博出迎える阿部寛の写真”について「嬉しいです。これは本当に嬉しかったですね」と語った。
阿部は今回、主演映画「俺ではない炎上」の宣伝を兼ねて、同番組のインタビューに対応。いろいろな話をしていく中で、“SNSで話題になった写真”として、大阪・関西万博の最寄り駅・夢洲駅に掲示されている、阿部がCMキャラクターを務めている象印の特大広告について触れる。
この広告は、夢洲駅構内から外に出るエスカレーターのところに大きく設置されており、同駅から万博の会場へ向かう人たちは必ず目にするもの。そのため、SNSでは「おはよう阿部寛」「阿部寛通過」「親の顔より見た阿部寛」「阿部寛が出迎えてくれてる!」などの声であふれ、大きな話題となった。
これについて、阿部は「あ~、はいはいはい。なんか友だちが送ってきてくれたのかな。『阿部寛が迎えてくれた』って」と認知していたそうで、「嬉しいです。これは本当に嬉しかったですね」と喜びのコメント。「ここで阿部さんに写真撮って欲しい」とのリクエストに、阿部は「ここを通る勇気はないですよ(笑)」と笑った。
(阿部寛、SNSで話題になった“万博で出迎える阿部寛”に「これは本当に嬉しかった」 – ライブドアニュース)
「親の顔より見た」大阪メトロ夢洲駅の阿部寛広告、公式が粋な試み「これで毎日夢洲気分が味わえる」…万博閉幕後に新事実も判明
10/14(火) 21:45配信 Lmaga.jp10月13日に閉幕した『大阪・関西万博』(会場:夢洲)。万博を訪れた人のほとんどが目にしていたものといえば、大阪メトロ「夢洲駅」のエスカレーター前に掲示されていた「象印」(本社:大阪市北区)の広告だ。
俳優の阿部寛が、白いごはんが入った茶碗を持って微笑んでいる大きな写真がインパクト抜群で、日本人だけでなく海外の人たちからも大きな反響があったようで、SNS上でも「親の顔より見た」「ここに集合したら絶対分かる」「阿部寛パビリオン」など、開幕当初から話題となっていた。
(「親の顔より見た」大阪メトロ夢洲駅の阿部寛広告、公式が粋な試み「これで毎日夢洲気分が味わえる」…万博閉幕後に新事実も判明(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
大阪・関西万博の「玄関」で圧倒的な存在感放つ…阿部寛起用の大型広告、「夢洲駅の顔」になったワケ
2025/09/01 NEWSjp象印は万博のORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」におにぎり専門店「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ!)」を出店し、同社最上位モデルの圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊いた米で作るおにぎりを販売している。
これらと連動して、夢洲駅の改札外から地上に向かうまでの壁面に、高さ5.1m×横幅26.6mの大型広告が張り出されている。かねて「炎舞炊き」のCMに起用されてきた阿部さんが大写しになり、ご飯の盛り付けられた茶碗を笑顔で掲げている。象印マホービン・広報部は8月29日にJ-CASTニュースの取材に応じ、当該広告の反響を「多くの方にみていただき非常に嬉しく思っております」と答えた。阿部さんは22年5月からCMキャラクターに起用しているという。
起用の理由は「圧倒的な説得力と力強い演技力に魅力を感じたから」と説明し、「阿部さんの存在感は、製品の技術力やごはんのおいしさの表現に深みを与え、視聴者に『この人が言うなら間違いない』という強い信頼感をもたらしていると考えています」と述べた。
夢洲の広告がここまで注目された理由・要因をどう見るか。広報部は下記のように見解を示す。
「今回の夢洲駅の広告は、広告のサイズ、場所的にとてもインパクトがあり、多くのお客様は、万博を楽しみにご来場されるため、ワクワクした気持ちの中で、改札を出てその目線の先に最初に出てくるメッセージをきっとポジティブに受け取ってくれるだろうと感じていました。また、阿部寛さんは『アジア・フィルム・アワード』の受賞など、日本国内のみならず国際的にも知名度、人気の高い俳優さんであり、大阪・関西万博にご来場される海外の方にもきっと好反応を得られると考えていました。
国際力もある阿部さんと、”象印はおいしいごはんの印である。”という強いメッセージは、きっと多くの反響をいただけるであろうと考えてましたが、ここまでSNS上で話題にしていただけたのは、想像以上のうれしい反響でした」
Xでは、万博開催中に阿部さんが登場するイベントを現地開催してほしいという声も少なくないが、広報部は「今のところは考えておりません」という。
象印が思いを込めた広告、掲載は万博最終日まで
1970年代に炊飯ジャーの開発を始めて以来、当社は”『おいしいごはんを炊く』という本質”をひたむきに追い求めてきました。ごはんが日々の暮らしの幸せなインフラとなることを目指し、これからもその想いは変わりません」
(大阪・関西万博の「玄関」で圧倒的な存在感放つ…阿部寛起用の大型広告、「夢洲駅の顔」になったワケ | NEWSjp)
【万博】大混乱の夢洲駅で「阿部寛」の名前がささやかれたワケ…停電パニックに一時騒然
2025.08.14 19:25 SmartFLASH8月13日夜、万博会場がある夢洲に唯一、乗り入れをしている鉄道路線の大阪メトロ中央線で設備トラブルによる停電が発生。全線で運転を見合わせる事態になった。
お盆休みということもあり大混乱になったが、そんななか、万博会場と夢洲駅を結ぶ連絡通路で多くの来場者が「阿部寛」というワードをささやいていたという。
「俳優の阿部寛さんが来ていた、というわけではありません。
夢洲駅の改札外にあるエスカレーター横に、象印が高さ5メートル、幅25メートルの巨大な企業広告を掲げていて、そこに同社の炊飯器のCMに出ている阿部寛さんの濃い顔が、大きな存在感を醸しているからです。
万博マニアからは『阿部寛エスカレーター』と呼ばれ、『名所』になっています。なかには、待ち合わせの場所に使う来場者もいるようです」(大阪在住会社員)
《夢洲駅で待ち合わせするとき 「阿部寛見えてる?」 「阿部寛のエスカレーター上がったとこおるから」「阿部寛のちょっと左側の壁で待っとくわ」と阿部寛が完全に皆の標となってる》
《まだ万博に行ったことのない人たちと「阿部寛の下で待ち合わせ」としたら、すぐに会えたので非常に有益です》
「阿部寛」が意外なところで万博の名所になっているようだ。
(【万博】大混乱の夢洲駅で「阿部寛」の名前がささやかれたワケ…停電パニックに一時騒然 | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌])
万博道中の看板に「外国人がざわついてる」 海外も“認知”の俳優が反響拡大「通じるんだ」
ENCOUNT編集部「日本を激しく推すラトビア人」として活動し、本『アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン』も出版したアルトゥルさん、29日までに自身のXを更新。大阪・関西万博の最寄り駅でのある光景が話題になっていると伝えた。
「関西万博の最寄駅である夢洲の改札を出て会場へ向かうと、イケメン男性が美味しそうなご飯を持ってる広告があるんですが『ヤバい、腹が減る…』『炊飯器、買ってみようかな…』『あのイケメンは日本人か?』『テルマエ・ロマエ!!!』と外国人スタッフがざわついてる」
投稿された写真は、象印の炊飯器のイメージキャラクターを務める俳優の阿部寛が、ご飯が盛られた茶碗を持っている看板だ。
この投稿はすでに287.9万回表示されるなど大反響。「ほんとだー!って思わず撮ってしまいました笑」「外国の方にも阿部寛=『テルマエロマエ』で通じるんだ」「テルマエで噴いた」「テルマエ・ロマエの国際的認識率(笑)」などのコメントが寄せられていた。
(万博道中の看板に「外国人がざわついてる」 海外も”認知”の俳優が反響拡大「通じるんだ」 | ENCOUNT – (2))
\全世界の万博民のみなさんへ/
夢洲駅の広告に対して
たくさんの反応をいただき、
本当にありがとうございました!様々な投稿、
うれしく拝見していました👀いのち輝く未来を!
おいしいごはんを世界へ🍚これからも、阿部寛さんと象印を
よろしくお願いいたします😊#ありがとう阿部寛 pic.twitter.com/AWVuMwCRik— Zojirushi(象印マホービン公式) (@zojirushi_JPN) October 13, 2025
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いよいよ夢洲です📢
\改札を抜け、広がった
あのワクワク感をいつまでも思い出に!大阪・関西万博は本日で閉幕しますが
思い出を忘れないように、
広告の阿部さんを📱の壁紙用にデザインにしました✨
実は、右手にはお箸を持っていました🥢🤭時々見返して、思い返してくれたら嬉しいです🐘 pic.twitter.com/wEuHt8syjz
— Zojirushi(象印マホービン公式) (@zojirushi_JPN) October 13, 2025