
8月31日、夏の終わりを告げる陽射しの中、大阪・関西万博は再び記録を更新した。一般来場者は16万3000人、関係者を含めて18万人。大阪の空に37.8℃の熱気が揺らめき、40回目の猛暑日を迎えながらも、不思議なことに熱中症による搬送はゼロ。
まるで夢洲そのものが、最後の夏を見届ける人々を守っているかのようだった。「夏パス」の最終日ということもあり、駆け込みで詰めかけた観客の波が、会場の広場やパビリオンを埋め尽くした。
この日の舞台には、さまざまな物語が交錯する。モルドバ共和国のナショナルデーでは、伝統舞踊「ホラ」が陽気なリズムで響き渡り、踊り手たちは速まるステップで観客を巻き込む。輪を描くダンサーたちの姿は、遠い旧ソ連の歴史や国境の気配を超えて、人々をひとつに結びつけた。
イタリア館にはルネサンスの息吹が漂う。ペルジーノの『正義の旗』が国外初公開となり、静謐な絵画が未来都市の会場に堂々と佇んだ。その前で立ち止まる人々は、古きヨーロッパと現在を結ぶ見えない糸に触れているようだった。
一方、大阪ヘルスケアパビリオンでは、笑いと健康を結びつける舞台が広がり、お笑いに謎解き、マーチングバンドやダンスが賑やかに繰り広げられた。さらにJAXAは月面探査の夢を語り、CG映像の裏側に潜む物語を明かした。未来の月の水が、ここ夢洲の地で人々の想像を潤す。
ウーマンズパビリオンでは、京都女子大学と高校の学生たちが「らしさをつよさに」と語り合い、ジェンダーの未来を描いた。若い声が響くその場は、夏の終わりに差す新しい光のようであった。
こうして8月最後の日、万博はひとつの季節を閉じると同時に、未来への扉をまたひとつ開いたのである。
【万博】「夏パス」最終日、31日の一般来場者は約16.3万人 総来場者数の累計は約1922万人
読売テレビニュース9/1(月)9:46万博協会が1日(月)に発表した、8月31日(日)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約16万3000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約18万0000人でした。
31日の大阪の最高気温は37.8℃で、今年に入り40日目の“猛暑日”となりましたが、熱中症疑いの救急搬送はなかったということです。「夏パス」の利用期限は8月31日までで、8月最後の週末となった30・31日は“駆け込み”で多くの来場者が詰めかけたとみられます。
(【万博】「夏パス」最終日、31日の一般来場者は約16.3万人 総来場者数の累計は約1922万人(読売テレビニュース)|dメニューニュース(NTTドコモ))
【速報】万博きのう8月31日(日)の一般入場者数は16万3000人、夏パスは終了…9月1日の会場は「余裕あり」 開催されるイベントは?
9/1(月) 9:45配信 Lmaga.jp『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の8月31日(日)の入場者数は、一般16万3000人、関係者1万7000人、合計18万人だった。場外への救急搬送件数は3件(うち熱中症(疑い含む)0件)だった。
(【速報】万博きのう8月31日(日)の一般入場者数は16万3000人、夏パスは終了…9月1日の会場は「余裕あり」 開催されるイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
輪になって踊る伝統舞踊「ホラ」を万博で披露 モルドバ共和国のナショナルデーに熱狂
9/1(月) 13:32配信 産経新聞大阪・関西万博で8月末、モルドバ共和国のナショナルデーが行われた。伝統衣装に身を包んだ国立民俗舞踊アンサンブルが、会場内のステージで伝統舞踊「ホラ」を披露した。
モルドバは旧ソ連の構成国で、ウクライナに隣接している。ダンサーたちは輪になって踊り、終わりに近づくにつれ速いテンポに。華麗な足さばきとステージをはじくステップで観客を魅了した。
(輪になって踊る伝統舞踊「ホラ」を万博で披露 モルドバ共和国のナショナルデーに熱狂(産経新聞) – Yahoo!ニュース)
古賀副大臣のモルドバ・ナショナルデーへの参加について
令和7年8月31日、古賀内閣府副大臣は、レチェアン首相ご臨席の下で開催されたモルドバ共和国のナショナルデー式典に出席し、今回の万博を機に、モルドバ産のワインをはじめとした同国の様々な魅力が、より一層世界に伝わることへの期待を述べました。
(古賀副大臣のモルドバ・ナショナルデーへの参加について|内閣官房ホームページ)
【万博イベント】「ラフ&ヘルス 笑って学んで健康に」を開催します(8月31日)
お笑いライブや謎解き、健活10ダンスショー、ヴァイオリンやマーチングバンドの演奏等を実施
2025年08月13日 14時00分大阪府では、健活10〈ケンカツ テン〉(※1)をキャッチフレーズに、健康づくりを呼びかけ、健康寿命(※2)の延伸をめざしています。
その一環として、大阪・関西万博会場内大阪ヘルスケアパビリオンの「リボーンステージ」において、中外製薬株式会社(健康医療部と事業連携協定を締結)との共催により、「健康に関するイベント」を開催しますので、お知らせします。
イベントは、「ラフ&ヘルス 笑って学んで健康に」をテーマに、お笑いコンビの藤崎マーケットさんによるお笑いLiveをはじめ、松丸亮吾さんをゲストに迎えた謎解き、ヴァイオリニストのSHOGOさんや四條畷学園マーチングバンド部による演奏、大阪健活10ダンサーズやMPLUSPLUSによるダンスショーなど、盛りだくさんの内容となっています。
イベントを通じて、楽しみながら健康づくりの大切さを学んでいただけますので、皆様のお越しをお待ちしております!(イベント参加への予約は不要です)
(【万博イベント】「ラフ&ヘルス 笑って学んで健康に」を開催します(8月31日)/大阪府(おおさかふ)ホームページ [Osaka Prefectural Government])
JAXA、大阪万博でイベント 月の水探査計画「ぜひ応援を」
2025年8月31日 21:36 日本経済新聞宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、大阪・関西万博の会場で、同機構が進める月面探査の計画について紹介する一般来場者向けのイベントを開いた。月面で水を探す計画について説明し、関連するクイズを実施したほか参加者の質問にも答えた。登壇した計画の責任者は「人類が宇宙で新しい一歩を踏み出すための計画をぜひ、さらに応援してほしい」と述べた。
31日のイベントには一般来場者約30人が参加した。同計画の責任者であるJAXAの麻生大プロジェクトマネージャらが月で水を探す意義や探査機の特徴などについて説明し、参加者の質問に答えた。
イベントでは、万博でのJAXAの展示で上映されている宇宙や月面探査の将来を表現したCG(コンピューターグラフィックス)映像を制作した上坂浩光氏も登壇し、制作の裏話やCG技術の詳細を語った。上坂氏は09年に小惑星探査機「はやぶさ」の探査をたどるプラネタリウム番組を制作し、はやぶさブームの火付け役として知られる。
(JAXA、大阪万博でイベント 月の水探査計画「ぜひ応援を」 – 日本経済新聞)
大阪・関西万博 イタリア館でルネサンス時代の名画公開
08月31日 15時34分 NHK大阪・関西万博のイタリアパビリオンで、ルネサンスの時代に活躍したイタリアの画家、ペルジーノの作品が公開されました。
日本での展示は初めての作品で、万博閉幕まで見ることができます。
大阪・関西万博のイタリアパビリオンで31日に公開されたのは、15世紀から16世紀のルネサンスの時代に活躍したイタリアの画家、ペルジーノの作品「正義の旗」です。
1496年に制作された宗教画で日本での公開は初めてとなり、▼幼子のイエスを抱く聖母マリアや▼それを取り囲む天使、▼祈りを捧げる群衆などが描かれ、ペルジーノの代表作の1つといわれています。
設置作業は30日夜から31日未明にかけて行われ、イタリアから輸送された作品を作業員たちが慎重に取り出し、現地の学芸員やパビリオンの関係者が表面に傷がついていないかなど念入りに状態を確認していました。
(大阪・関西万博 イタリア館でルネサンス時代の名画公開|NHK 関西のニュース)
日本初公開、ルネサンスの名画さらに ペルジーノ『正義の旗』大阪・関西万博 イタリア館
9/1(月) 10:25配信 ラジトピ ラジオ関西トピックス大阪・関西万博のイタリアパビリオンで8月31日、新たな美術作品の展示が始まった。
作品は、ルネサンス期に活躍したピエトロ・ヴァンヌッチ(通称・ペルジーノ 1450頃〜1523)の絵画『正義の旗』。
ペルージャのウンブリア国立美術館に所蔵され、イタリア国外での展示は初。10月13日の閉幕日まで鑑賞できる。
(日本初公開、ルネサンスの名画さらに ペルジーノ『正義の旗』大阪・関西万博 イタリア館(ラジトピ ラジオ関西トピックス) – Yahoo!ニュース)
ジェンダー格差無くすには 京都女子高・大生ら、万博で議論
2025年8月31日 20時30分 朝日新聞京都女子大学と京都女子高校の学生が8月31日、大阪・関西万博(大阪市此花区)のウーマンズパビリオンでジェンダーワークショップ(朝日新聞社主催)に参加した。ジェンダーギャップのない未来に向けて何ができるか、学生の視点で語り合った。
ワークショップのタイトルは「らしさをつよさに未来をひらく」。ジェンダー教育に力を入れる2校の協力を得て実現した。
第1部では高校3チーム、大学5チームが発表した。
(ジェンダー格差無くすには 京都女子高・大生ら、万博で議論 [大阪・関西万博2025]:朝日新聞)