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万博10月4日(175日目)のまとめ

万博10月4日(175日目)のまとめ

10月4日、夢洲の空は朝から気まぐれに雨を落としていた。万博の季節も終盤、海風に混じる湿った空気のなかで、来場者たちは傘の花を咲かせながら列をつくる。
人気のアメリカ館は早々に入場規制、2時間待ちの行列が蛇のようにのびていた。それでも人々は怯まない。夢洲の地には、もはや「少し濡れるくらい」の試練など、風物詩のひとつとして受け入れられているのだ。

雨に濡れた大屋根リングベンチは、いつになく静かだった。普段ならば笑い声とソフトクリームの甘い香りに包まれるその場所が、この日は水滴の音に支配されていた。そこにぽつりと座る人影は、まるで去りゆく万博を惜しむ小さな影のようにも見える。

閉幕まであと8日。世界各国のパビリオンは最後の輝きを放ち始めている。ドイツ館では、限定の福袋を求める人々が雨をものともせず朝から列をつくり、イタリア館では「聖フランチェスコ像」が新たにお披露目された。祈るように佇むその姿は、騒がしい会場の中でひときわ静かな光を放ち、訪れる者の胸に言葉にならぬ余韻を残す。

この島の上では、数えきれぬ夢が交差している。ソマリアの歌声が響き、イタリアの彫刻が立ち、ドイツの笑いが雨に滲む。23日連続で20万人を超える人々がこの夢洲に集い、まだ見ぬ未来の断片を探している。

もうすぐ幕が降りる。しかし、この雨の中を歩く人々の足跡こそ、未来への種なのかもしれない。万博は終わるが、夢洲の物語は、まだ静かに続いていく。

【速報】万博きのう4日(土)の一般入場者数は20万8000人、閉幕間際の「大屋根リング」に珍光景?<閉幕まで残り8日>
10/5(日) 10:10配信 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の10月4日(土)の入場者数は、一般20万8000人、関係者2万1000人、合計22万9000人だった。
雨がチラつくスタートとなったが、相変わらず人気パビリオンには行列が。11時頃になるとアメリカ館はさっそく入場規制となり、2時間待ちの列となった。一方で雨に濡れた大屋根リングベンチに座る人の姿はほとんどなく、連日混み合う会場内では珍しい光景が広がっていた。
閉幕まであと8日となり、一部海外パビリオンでは、オリジナルグッズなどをまとめた福袋を販売中。この日も雨のなか数量限定の福袋を狙う来場者の姿もあり、ドイツ館では朝一番から多くの人が。
先日のキャラクター人気投票で1位に輝いたサーキュラーのぬいぐるみなどが入っており、手にしたファンは「テンション上がりました! グッズを全然買っていなかったので思い出に」と笑顔をみせた。
(【速報】万博きのう4日(土)の一般入場者数は20万8000人、閉幕間際の「大屋根リング」に珍光景?<閉幕まで残り8日>(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【速報】“閉幕間近”の週末…4日(土)万博一般来場者は20.8万人 総来場者は25日連続20万超
10/5(日) 10:11配信 読売テレビ

万博協会が5日に発表した、10月4日(土)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約20万8000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約22万9000人でした。
10月13日の閉幕までカウントダウンが始まる中、“駆け込み”の来場者で連日混雑し、一般来場者数が20万人を超えるのは23日連続、関係者を含めると25日連続となりました。
入場に必要な予約枠はほぼ埋まっている状況で、入場チケットの販売はすでに終了しています。9月27日からは“未使用”チケットを正午以降に入場できる引換券に交換する対応が始まっていますが、配布は1日あたり数百枚程度で、開場前に配布が終了する状況が続いています。
(【速報】“閉幕間近”の週末…4日(土)万博一般来場者は20.8万人 総来場者は25日連続20万超(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)

万博閉幕まであと9日 イタリア館に新たな美術品「聖フランチェスコ像」
10/4(土) 12:22配信 ABCニュース

 大阪・関西万博の閉幕が9日後に迫る中、イタリアパビリオンが今回の万博のために制作したという新たな工芸品を披露しました。
 4日午前10時過ぎにイタリア館でお披露目されたのは「聖フランチェスコ像」。
 中世イタリアの聖人、聖フランシスコをモデルにした彫刻です。
 この作品はイタリアの伝統技法を継承する現代の芸術家、マリアンナ・コスティ氏に制作されたもので、世界平和を守護しているという聖フランシスコの全身が表現されています。
 これまで数々の美術品を公開するなど話題を呼んできたイタリア館。
 万博閉幕の13日にはパビリオン前にスケートリンクを設置し、オリンピックメダリストらが登場する閉会セレモニーが予定されています。
(万博閉幕まであと9日 イタリア館に新たな美術品「聖フランチェスコ像」(ABCニュース) – Yahoo!ニュース)

万博協会、パレスチナ展示に撤去要請
10/5(日) 14:35配信 共同通信

 大阪・関西万博に出展しているパレスチナが開幕前の4月、展示物の到着遅れを知らせるためブースに設置した立て札について、運営を担う日本国際博覧会協会(万博協会)が撤去を要請していたことが5日までに分かった。展示物はイスラエルの規制で到着が遅れていたという。
(万博協会、パレスチナ展示に撤去要請(共同通信) – Yahoo!ニュース)

わずか半年で10万食を突破。大阪・関西万博「かるあげ」キッチンカー、プラントベース専門店として世界的にも例の少ない実績に(*)
食後が軽い/PFCバランスでヘルシー/植物性のやさしさ大豆×米の「かるさ」体験に支持が広がり、2025年10月4日に累計10万食を達成。閉幕まで残り10日で。
2025年10月6日 06時00分 株式会社エヌ・ディ・シー

株式会社エヌ・ディ・シー(NDC)が大阪・関西万博に出店する「かるあげ」キッチンカーは、2025年10月4日、累計100,000食に到達しました(4月13日開幕から約半年)。プラントベース食品の専門店が実食ベースで10万食という大台を短期間で超えた事例は、日本の食品業界にとっても、意義が大きいと考えています。多くのお客様のご支持に、心より感謝申し上げます。
なお、達成への感謝として10月7日(火)〜10月31日(金)の期間限定で記念キャンペーン(非売品トート進呈/公式EC初回20%OFF/SNS投稿でEC初回50%OFF)を実施します。
■ 数字で見る販売実績
累計提供数:101,381食(万博開幕4月13日から10月4日まで)
単日最高:1,092食
平均販売数:1日577食
(わずか半年で10万食を突破。大阪・関西万博「かるあげ」キッチンカー、プラントベース専門店として世界的にも例の少ない実績に(*) | 株式会社エヌ・ディ・シーのプレスリリース)

河瀨直美監督×岩井俊二監督トークショー 万博シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」で開催
10/7(火) 10:27配信 週刊大阪日日新聞

 大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし-」にて、テーマ事業プロデューサーであり映画監督の河瀨直美さんと、同じく映画監督の岩井俊二さんによるトークショー・新作映像作品の披露イベントが10月4日に開催された。
 このパビリオンは「対話を通じて分断を明らかにし、解決を試みる」場所。通常、ランダムに選ばれた来場者とスクリーンに映し出された話者が与えられたテーマについてリアルタイムで対話をするが、この日は来場者側に河瀨さん、スクリーン側に岩井さんが登場。「あなたがずっと閉じていた蓋をひとつ開けてください」というテーマのもと、過去に出せなかった手紙のエピソードや、秘密にしていた過去の思い出などが語られた。
 続いて、河瀨直美さんが監督した新作映像作品「この世界にようこそ」を上映。がんにより余命を告げられた夫と、看護師である妻を撮影したドキュメンタリーで、“愛とは何か”に迫る対話や、最後の散髪、亡くなる数日前に同パビリオンを訪れ対話を行った様子が収められている。会場には作品に出演した、妻であるemiさんも登壇。「彼は岩井俊二監督のファンで、特に『リリイ・シュシュのすべて』を繰り返し観ていました。今までありがとうございました」と涙ながらに感謝を伝えた。
 岩井さんは「映画のパワーは凄い。公開当初は、いじめのシーンなどが悪影響になるのでは、と沢山のお叱りをいただいたが、絶対的な孤独を描けたのは自分の財産になっている。SNSのタイムラインに上がってくる話題を繋ぎ合わせても映画にはならない。知り合いが話してくれた些細なエピソードや、少し悲しい出来事の方が映画の素材になるようなことがあるんです」と語った。
 これを受け、河瀨さんは「映画監督冥利に尽きるのでは。映像を全て覚えられてなくても、観た人の心に何か刻まれて生涯忘れられなくなるのなら、私たちは撮り続けないといけない」と語った。
 さらに「対話とは、命を交換し合うこと。まず相手の話を聞くことから始まる。誰かの言葉をしっかり受け取り、咀嚼(そしゃく)して返す。コミュニケーションで命を活性化するような体験が、私たちの万博のレガシーです」と話した。
(河瀨直美監督×岩井俊二監督トークショー 万博シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」で開催(週刊大阪日日新聞) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年10月5日

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