• 万博閉幕から

万博7月23日(102日目)のまとめ

万博7月23日(102日目)のまとめ

七月二十三日、夢洲の大地は、昼も夜も熱狂の渦に呑まれていた。気温三十五度を超える猛暑日。
万博会場には、じりじりと照りつける太陽をものともせず、約十三万七千人の人々が集い、世界の扉を次々に開けて歩いた。夢か幻か──彼らは列をなし、異国のパビリオンの影に憩い、色とりどりの文化に心を委ねていた。

この日、エジプトがその神秘の扉を開いた。ナショナルデーの祝祭として「レダ民族舞踊団」が舞い踊る姿は、古代の神々が現世に降り立ったかのようであった。鈴の音と太鼓の響きに包まれて、観客はしばし時の迷宮に迷い込んだのである。

夜が訪れると、万博はもうひとつの相貌を見せ始める。南の「ウォータープラザ」では、空を見上げる群衆のざわめきが、次第に静寂に変わる。十九時五十五分、「アオと夜の虹のパレード」が幕を閉じると同時に、空が裂けるような轟音が鳴り響き、花火が夜空を鮮やかに染め上げた。赤と青、ミャクミャクを象った火の輪が幾重にも重なり、観客の胸に熱い光を刻んでいった。
わずか五分、されど永遠の五分。最後に咲いた大輪の火花は、まるで夢洲の空に空虚の大河を描くようで、歓声と拍手が渦巻き、誰もが何か神秘的な啓示を受けたかのような表情で空を仰いでいた。

そしてその傍ら、ひそやかに始まったのが『鳥人間コンテスト展』である。空を夢見る者たちの愚直なる飛翔の歴史が、ここに集められていた。全幅二十九メートルを超える巨大な翼、まるで天空の鯨のような機体が鎮座し、その傍では出場者たちが自身の熱意を語る。

バーチャル空間で再現された琵琶湖の空を飛ぶ体験、スクリーンに映し出される過去の名場面。それはただの展示ではない。夢を操縦し、幻想に着陸するための装置であり、技術と情熱の軌跡だった。真夏の夢洲において、夜空を仰ぎ、風の気配に耳を澄ます者は皆、きっとその翼に心を預けていたに違いない。

この日、大阪・関西万博はまたひとつ、忘れられない「一日」を編み上げたのである。

【打ち上げ!LIVE】万博の夜空を花火彩る「Japan Fireworks Expo」開催 歓声沸き起こる
7/23(水) 19:33配信 読売テレビ

 万博会場では23日夜、夜空を花火で彩る「Japan Fireworks Expo」が催され、会場南側の「ウォータープラザ」周辺や大屋根リング上には、打ち上げを前に多くの人が詰めかけ、花火が打ちあがると歓声や拍手が沸き起こりました。
 「Japan Fireworks Expo」は、大阪・関西万博を通じて、日本が誇る世界最高峰の花火技術と、日本固有の文化である「花火大会」の魅力を世界に向けて発信するプロジェクトです。
 23日は「スペシャル花火ショー」が催され、約5分間にわたって花火が次々と打ち上げられると、会場内からは拍手と歓声が沸き起こりました。
(【打ち上げ!LIVE】万博の夜空を花火彩る「Japan Fireworks Expo」開催 歓声沸き起こる(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)

【万博】23日(水)の一般来場者は13万7000人 夜は花火で大盛況 今日の最高気温は36℃予想
7/24(木) 9:49配信 読売テレビ

 万博協会が24日(木)午前に発表した、23日(水)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約13万7000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約15万6000人でした。
 23日の大阪市内は35.6℃まで気温が上がる猛暑日となりましたが、各パビリオンには多くの人が列を作りました。また、ウォーターパーク周辺は、夜の水上ショーや花火「Japan Fireworks Expo」を目当てに集まった人たちで埋め尽くされていました。
 24日も大阪市内は最高気温36℃と猛暑日の予想です。こまめな水分補給などの熱中症対策、日焼け対策が必須です。万博会場では8月末まで毎日「ミニ花火大会」が開催されます。
(【万博】23日(水)の一般来場者は13万7000人 夜は花火で大盛況 今日の最高気温は36℃予想(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)

万博23日(水)の一般入場者数は13万7000人、今日のイベントは?
7/24(木) 9:45配信 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の7月23日(水)の入場者数は、一般13万7000人、関係者1万9000人、合計15万6000人だった(前日比はプラス4万2000人)。場外への救急搬送件数は3件(うち熱中症(疑い含む)0件)だった。
(万博23日(水)の一般入場者数は13万7000人、今日のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【速報】万博 エジプトのナショナルデー 伝統音楽と舞踊で観客魅了
2025年07月23日 15時00分 共同通信

大阪・関西万博は23日、エジプトのナショナルデーを迎えた。式典では「レダ民族舞踊団」によるパフォーマンスが披露され、エジプトの伝統音楽と舞踊が観客を魅了した。
(【速報】万博 エジプトのナショナルデー 伝統音楽と舞踊で観客魅了|47NEWS(よんななニュース))

大阪・関西万博で最多数の「打ち上げ花火」、約5分間の大輪の華に大歓声
7/24(木) 11:00配信 Lmaga.jp

月替わりで各地の花火大会を実施している『大阪・関西万博』。7月23日は会場にてスペシャル花火ショーがおこなわれた。
日本各地の花火やその技術を発信していくプロジェクト『Japan Fireworks Expo(通称:JFE)』では、万博会場にて月替りで各地の名だたる花火大会を実施している。今回のショーでは、福岡県・門司区の「関門海峡花火大会」や万博開幕時の花火も手がけた「ワキノアートファクトリー」が担当。
19時55分頃、「アオと夜の虹のパレード」が終わった直後に花火が上がり、会場には「お〜!」「すごい!」という大きな歓声が挙がった。花火が上がっていたのは約5分間、終盤に向けて花火のスケールもダイナミックになり、最後は大輪の華が万博の空に鮮やかに輝いていた。
(大阪・関西万博で最多数の「打ち上げ花火」、約5分間の大輪の華に大歓声(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

万博の夜、ミャクミャクカラーの大輪が彩る スペシャル花火ショー
7/23(水) 20:26配信 朝日新聞

 大阪・関西万博で23日夜、「スペシャル花火ショー」が開かれ、色鮮やかな花火が会場を彩った。
 万博会場では8月31日までの夏休み期間中、花火の打ち上げが毎日行われるが、7月23日は会期中最大規模で万博用の特別仕様に。
 万博公式キャラクター・ミャクミャクにちなんだ赤と青の花火や、会場内にある水面への反射を意識した視覚効果の高い花火が披露され、詰めかけた来場者は約5分間の花火ショーを、歓声を上げながら楽しんだ。(河原田慎一)
(万博の夜、ミャクミャクカラーの大輪が彩る スペシャル花火ショー(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)

万博に巨大飛行機が登場、驚きの“軽さ” 『鳥人間コンテスト』操縦体験、リアル“バードマン”とのふれあいも
7/23(水) 17:11配信 オリコン

 大阪・関西万博(大阪・夢洲)で23日、『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト展 ― 知る 見る 触れる 人力飛行機の世界 ―』が始まった。おなじみ『鳥人間コンテスト』の飛行機“実物”や、出場チームのメンバーが登場し、そのすごさを体感することができる。
 『鳥人間コンテスト』は、毎年夏の風物詩として琵琶湖を舞台に開催され、50年以上の歴史を誇る。「鳥のように自由に空を飛びたい」という夢に挑む“クレイジー”番組であり、実際に機体や操縦技術の進化とともに、飛距離を伸ばし続けてきた。人力プロペラ機の歴代最高記録は69キロ682メートル、フライト時間は2時間31分に到達している。
 今回、2025年大会(7月26日・27日)の直前に、万博での展示が実現。飛んでいるかのように設置された人力プロペラ機は、翼幅が約30メートルに及び、圧巻の大きさ。一方、機体重量はわずか約30キロで、驚きの軽さ。翼などのパーツを触ることができる。さらに、実際に“足でこぐ”操縦体験を通して、琵琶湖上空の感動、努力、挑戦の偉大さを知ることができる。
(万博に巨大飛行機が登場、驚きの“軽さ” 『鳥人間コンテスト』操縦体験、リアル“バードマン”とのふれあいも(オリコン) – Yahoo!ニュース)

万博会場で「鳥人間コンテスト展」開催!“空を飛ぶ夢”を体験して、週末は琵琶湖で本番観戦へ
7/24(木) 7:20配信 anna(アンナ)

大阪・関西万博の会場に、あの“夏の風物詩”が登場! 人力飛行機で琵琶湖の空をめざす「鳥人間コンテスト」の世界に触れられる展覧会が、2025年7月23日(水)から25日(金)までの3日間、EXPOメッセ“WASSE”にて開催中です。
展覧会では、過去の大会で実際に飛行した翼の全幅29.7mの大型機体が登場。大会会場を再現したバーチャル空間での操縦体験や大型スクリーンでの名場面上映、など、好奇心を刺激する“体験型コンテンツ”がそろいます。
(万博会場で「鳥人間コンテスト展」開催!“空を飛ぶ夢”を体験して、週末は琵琶湖で本番観戦へ – Yahoo! JAPAN)

大阪万博出展に向け出発 ミキモト真珠島の「自由の鐘」
7/24(木) 8:00配信 伊勢新聞

 【鳥羽】大阪・関西万博への出展に向け、鳥羽市のミキモト真珠島が所有する真珠の美術工芸品「自由の鐘」が23日、万博会場へと出発した。関西パビリオンの三重県ブースで、24―来月16日まで展示。昭和14年のニューヨーク万博にも出品された鐘が、86年ぶりに万博会場でお披露目される。
 自由の鐘は、アメリカ独立宣言で打ち鳴らされた「自由の鐘」をモチーフに3分の1に縮小した工芸品。ミキモト創業者、御木本幸吉(1858―1954年)が、ニューヨーク万博に合わせて作らせたもので、当時悪化しつつあった日米関係を改善したいと、平和への願いが込められた。
 鐘は、高さ93センチ、幅71センチ、重さ35・5キロ。アコヤ真珠1万2250個と、ダイヤモンド366個が使用され、実際の鐘にある亀裂も青真珠で表現している。ニューヨーク万博では、その豪華さから「100万ドルの鐘」と呼ばれ、人々を魅了したという。
(大阪万博出展に向け出発 ミキモト真珠島の「自由の鐘」(伊勢新聞) – Yahoo!ニュース)

万博で「あらたま剣術」大会へ 日の本福祉会が四日市市長に報告
7/24(木) 8:01配信 伊勢新聞

 【四日市】三重県内で学童保育所「日の本クラブ」を運営する社会福祉法人「日の本福祉会」(福士英実理事長、四日市市松原町)は23日、開催中の大阪・関西万博で同法人が独自に開発したオリジナル武道「あらたま剣術」を披露し、大会を開くことを森智広市長に報告した。福士理事長と、万博で大会の高学年の部に出場する桜中1年、吉田也磨人君(12)、低学年の部に出場する桜台小4年、小林優真君(9つ)らが同日、市役所を訪れた。
 「あらたま剣術」は、刀に見立てた、当たっても痛くない風船を、本物に模した柄に差し込んで使用。防具は不要で、大人から子どもまで気軽に楽しめる。
 同法人は日本の伝統である武道を通じて、日本らしさや礼儀を子どもたちに伝えたいとの思いから「あらたま剣術」を開発し、大阪・関西万博の一般参加催事の募集に応募。昨年6月に「あらたま剣術」の出展が内定した。27日に万博のステージで大会が開かれ、低学年の部に5人、高学年の部に四人が出場する。同法人は3月に県内3カ所で万博予選大会を開いていた。
(万博で「あらたま剣術」大会へ 日の本福祉会が四日市市長に報告(伊勢新聞) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年7月24日

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