
大阪は9日連続の猛暑日を記録していたが、人々は誰も退かず、むしろ汗とともに未来への昂ぶりを流し、夢洲の空気を吸い込んでいた。
「バルトの日」が催され、ラトビアやリトアニアの舞踊と音楽が祭りの空気をさらに濃くした。異国のリズムが日本の夏空に響くと、会場は一瞬、どこかバルト海沿岸の街角に変貌したかのように感じられる。
その日、佳子さまもまた未来の観客としてこの場を歩まれた。ブラジル館では羽衣とパランゴレが織りなす幻想の布を見つめ、ペルー館では色彩豊かなタコ料理に目を細められた。そのまなざしは外交の儀式であると同時に、ひとりの来場者としての純粋な驚きの輝きでもあった。万博は肩書や立場を超え、ただ夢を見る者として人を迎える舞台なのである。
一方、中央広場では陸上自衛隊中部方面音楽隊が「突撃!アニソン祭り!!」を奏でた。世代を超えて胸を震わせる旋律に、人々は子どものころの夢や憧れを思い出す。アニメソングの高揚とともに、観客の心には忘れていた冒険の地図が広がっていった。そして夕暮れ時、ドミニカ共和国のパレードが始まる。陽気なリズムと鮮やかな衣装が踊り狂うように行進し、観客を熱狂の渦へ引き込んだ。
夜には、資金難で中止になった各地の花火大会が、万博の夜空で甦った。打ち上げられた花は、消えた夏祭りの記憶を繋ぎ直し、観客の胸に温かい火を灯す。その光を見上げる人々は、ただ花火を眺めているのではなく、失われた夏の記憶をもう一度掴み直しているのだった。
一方で、鳥取県が配布した限定カードが転売されるという騒動も起きた。小さな出来事ながら、万博が「記憶と希少性」をめぐる寓話をも内包していることを示していた。どんなに華やかな催しも、結局は人の手を通して思い出へと変わっていく。
人混みを歩けば、各国の歌声が交じり合い、未来技術の展示が目を奪い、日本の夏の花火がその上に重なる。時間も空間も越えて混ざり合う光景は、ひとつの祭りというよりも「記憶の交響曲」である。万博の夜、夢洲の風は、人々に確かに囁きかける――忘れられた夢を、もう一度思い出せ、と。
【万博】22日(金)の一般来場者数13.7万人 23日(土)は「バルトの日」
8/23(土) 13:51配信 読売テレビ万博協会が23日(土)に発表した、8月22日(金)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約13万7000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約15万7000人でした。
22日の大阪の最高気温は35.8℃で、9日連続の猛暑日となりました。熱中症疑いの救急搬送は1件でした。
8月23日(土)は「バルトの日」で、バルトパビリオンでは伝統的なバルトのワークショップが、ポップアップステージ西ではラトビアとリトアニアの伝統的なパフォーマンスが楽しめます。
EXPOメッセ「Wasse」では「日本の魅力まるごと体感 in EXPO」が行われていて、岡山県のコーナでは「桃太郎の夏休み」をテーマに、食やワークショップなどが楽しめます。山梨県のコーナーでは、ぶどうやワイン、日本酒などが楽しめるということです。
23日も大阪市内は最高気温35℃の猛暑日となる予想です。引き続き熱中症対策・日差し対策が必須です。
(【万博】22日(金)の一般来場者数13.7万人 23日(土)は「バルトの日」(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
【速報】万博きのう8月23日(土)の一般入場者数は17万1000人、大規模花火で盛り上がる…今日24日(日)のイベントは?
8/24(日) 10:15配信 Lmaga.jp『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の8月23日(土)の入場者数は、一般17万1000人、関係者1万9000人、合計19万人だった(前日比はプラス3万4000人)。
23日(土)は「未来につなぐ希望の花火〜打ち上げられなかった想いを、もう一度夜空へ」と題し、全国で中止となった花火大会の花火玉を打ち上げ。一夜限りの「合同花火大会」となり、当日は大屋根リングやウォータープラザ周辺など一部エリアで規制がおこなわれるなど、多くの観客が集まった。
一般の来場者数は6月28日の18万4990人が過去最多で、今回はそれを上回ると予想されていたが、それには届かなかった。
(【速報】万博きのう8月23日(土)の一般入場者数は17万1000人、大規模花火で盛り上がる…今日24日(日)のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
万博・来場者の最多更新なるか…8月23日は花火大会、打ち上げ時間は? 佳子さまも来場
8/21(木) 17:15配信 Lmaga.jp『大阪・関西万博』(会場:夢洲)で8月23日、日本が誇る世界最高峰の花火技術と、日本固有の文化である「花火大会」の魅力を世界に発信するプロジェクト『JAPAN FIREWORKS EXPO(JFE)』として花火を打ち上げる。混雑が予想され、当日は一部エリアで規制がおこなわれる。
8月31日までの20時ごろから約4分間、「夏休みEXPOミニ花火」がおこなわれている会場内。8月23日は「夏休みEXPOミニ花火」はおこなわれず、代わりに月替わりの花火大会が実施される。
今回は「未来につなぐ、希望の花火」と題し、全国で中止となった花火大会で打ち上げられなかった「想いのこもった花火玉」に、地域の祈りと花火師たちの情熱を込め、再び夜空へと打ち上げるという。
(万博・来場者の最多更新なるか…8月23日は花火大会、打ち上げ時間は? 佳子さまも来場(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
EXPO 2025 大阪・関西万博バルトパビリオン
2025年8月14日 15時00分ラトビア共和国(以下、ラトビア)とリトアニア共和国(以下、リトアニア)は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)にて共同で出展している「バルトパビリオン」にて、バルト地域の結束と未来への共創を祝福する「バルトの日(バルティック・デー)」を2025年8月23日(土)に開催いたします。バルトパビリオンのコンセプト「We Are One」は、バルト三国の団結と協力を表しており、「バルトの日」のコンセプト「Hand in Hand(手と手を取り合って)」は、特にラトビアとリトアニアの強い絆と共通の歴史・文化を象徴しています。当日は、ラトビアとリトアニアの共通のテーマのもと、バルト地域の歴史、文化、そして革新の精神を体現する特別なプログラムを実施いたします。
(2025年大阪・関西万博にてラトビアとリトアニアが共同出展する「バルトパビリオン」バルト地域の結束を記念した「バルトの日」を8月23日(土)に開催 | EXPO 2025 大阪・関西万博バルトパビリオンのプレスリリース)
8月23日は「バルトの日」— 歴史的な記念日にあわせて
LifTe 北欧の暮らしLifTe北欧の暮らし ラトビアとリトアニアが共同で展開する大阪・関西万博のバルトパビリオンで8月23日に開催されるバルトのナショナルデー
1989年8月23日、ソビエト連邦からの独立を求める平和的なデモ「バルトの道(Baltic Way)」が行われ、約200万人が手を取り合い、バルト三国をつなぐ675kmもの人間の鎖を作りました。
2025年はこの出来事からちょうど35周年にあたります。「バルトの日」は、この歴史的な日を記念し、結束と平和の象徴として開催されます。
ラトビアとリトアニアが共同で展開する大阪・関西万博のバルトパビリオンで8月23日に開催されるバルトのナショナルデー「バルトの日」
ラトビア伝統舞踊団「ヴェクトルス(Vektors)」および伝統音楽家によるコンサート
ラトビア伝統舞踊団「ヴェクトルス(Vektors)」が来日し、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「歌と踊りの祭典」の精神を体現する民族舞踊を披露。来場者が参加できるダンスセッションも予定されています。
さらに、ラトビアを代表する民謡アーティスト、カトリーナ・ディマンタ率いる音楽グループが、伝統音楽を現代的にアレンジした演奏を披露。自然や暮らしに根ざした音楽文化を体感できます。
(【大阪・関西万博】8月23日は「バルトの日」!ラトビア&リトアニアの舞踊・合唱・ワークショップが開催! | LifTe 北欧の暮らし)
佳子さまが大阪・関西万博を視察…津軽塗の研ぎ出しを体験 「火星の石」も見学
8/23(土) 16:16配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまは大阪・関西万博を視察されました。
午後2時頃、佳子さまは初めて万博会場を訪れ、工芸品のワークショップに参加されました。
日本工芸会の総裁を務める佳子さまは、手袋をつけ塗り重ねられた漆をやすりで研ぐ津軽塗の「研ぎ出し」を体験されました。
これに先立ち、佳子さまは日本政府のパビリオン「日本館」で展示されている「火星の石」を視察されました。
(佳子さまが大阪・関西万博を視察…津軽塗の研ぎ出しを体験 「火星の石」も見学(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) – Yahoo!ニュース)
佳子さま 大阪・関西万博訪問 公式訪問したブラジル・ペルーのパビリオンを視察
8/24(日) 6:18配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)大阪を訪問した秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまは8月23日、大阪・関西万博で「ブラジル館」などを視察されました。
2025年6月にブラジルを公式訪問した佳子さまは23日午後、万博会場のブラジル館を訪れ、ブラジルの民族衣装「パランゴレ」と日本の羽衣を掛け合わせた展示の前で英語での説明に耳を傾けられました。
続いて2023年に公式訪問されたペルーのパビリオンにも足を運び、日本の刺身の技術を取り入れたペルー料理の実演を見ながら説明を受けられました。
佳子さまは、説明に時折頷きながらタコやオリーブを使ってアレンジされる様子を熱心にご覧になっていました。
(佳子さま 大阪・関西万博訪問 公式訪問したブラジル・ペルーのパビリオンを視察(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) – Yahoo!ニュース)
佳子さま 大阪・関西万博へ 津軽塗、夜の地球、ペルー料理に舌鼓…「とても美味しいです」
8/23(土) 19:52配信 TBS NEWS DIG Powered by JNN秋篠宮家の次女・佳子さまが大阪・関西万博を視察されました。
ドット柄の白いワンピース姿の佳子さまは、23日午後、大阪・関西万博の会場でさまざまなパビリオンをまわられました。
最初に訪ねた日本政府のパビリオン「日本館」では、「火星の石」を視察。佳子さまは隕石の展示に触れ、説明を熱心に聞かれていました。
次に、伝統工芸品「津軽塗」の製作体験ブースを訪問。
日本工芸会の総裁を務める佳子さまは、能登半島地震で被災した石川県の輪島塗職人らを気にかけ、「その後の輪島はいかがですか」「皆さんによろしくお伝えください」「見られてよかったです」などと話されていたということです。
最後に、自身が公式訪問経験のあるブラジルやペルーのパビリオンを視察。
「ブラジル館」では、伝統的なマントのパランゴレに日本の羽衣を組み合わせた展示「パランゴロモス」などを熱心にご覧になりました。
また、現地の絵画や植物のオブジェを見てまわったあと、「訪問中のことを思い出して、身近に感じます」と楽しそうに話されていたということです。
「ペルー館」では、日本とペルーの文化が融合した料理「プルポ・アル・オリーボ」の調理デモンストレーションをご覧に。
この料理は、柔らかく茹でたタコにオリーブオイルやアボカドのソースをかけて食べる料理で、最後に佳子さまは完成品を試食して「とても美味しいです」と話されたということです。
(佳子さま 大阪・関西万博へ 津軽塗、夜の地球、ペルー料理に舌鼓…「とても美味しいです」(TBS NEWS DIG Powered by JNN) – Yahoo!ニュース)
万博で7府県の花火大会が復活 人手不足などで中止、夜空に彩り
8/23(土) 19:51配信 共同通信大阪・関西万博会場で23日、人手不足や警備費高騰などを理由に中止となった福島や兵庫など7府県の花火大会の花火玉を打ち上げるイベントが開かれた。夜空を彩り来場者を楽しませるとともに、伝統文化の技術継承を後押しし、日本が誇る花火の魅力を世界に発信した。
この日“復活”したのは、福島県相馬市や兵庫県川西市などの花火大会。夜空に赤色や黄色の大輪の花が次々と咲き、観客から大きな歓声と拍手が上がった。
共催したキリンビールの調査によると、花火大会は物価や人件費の高騰、花火師の高齢化や後継者不足がハードルになっている。
(万博で7府県の花火大会が復活 人手不足などで中止、夜空に彩り(共同通信) – Yahoo!ニュース)
万博花火に込めた思い「花火はタダ、当たり前じゃない」いま全国の花火大会が存続危機に…
8/24(日) 8:00配信 Lmaga.jp「お~きれい!」。8月23日、『大阪・関西万博』開催中の夢洲の夜空を美しい花火が彩り、あちこちから歓声があがった。多くの来場者の目を楽しませたこの花火、実は全国各地の中止・延期となった7つの花火大会で「打ち上げ予定だった花火玉」を打ち上げたもの。全国で中止となった花火が、万博で奇跡の復活となった。
全国の花火大会の4分の1が、過去5年以内に中止または規模縮小を余儀なくされている。そんななか、日本が誇る世界最高峰の花火技術と魅力を世界に向けて発信するプロジェクト『Japan Fireworks Expo(以下JFE)』と、「キリンビール」(代表・堀口英樹)のお花見や花火など「日本の風物詩」を守る活動に、売上の一部を寄付し、未来へつなぐ取り組み「晴れ風ACTION」との協業で、今回の花火の打ち上げが実現した。
「JFE」の代表理事の北條伸一さん自ら、全国の約30の花火大会主催者に直接1件一件電話をし、今回の万博での花火の打ち上げを打診。その呼びかけに応えたのが、『相馬花火大会』(福島県)、『双葉花火』(福島県)、『大子町花火大会と灯籠流し』(茨城県)、『サザンビーチちがさき花火大会』(神奈川県)、『高石シーサイドフェスティバル』(大阪府)、『猪名川花火大会』(大阪府・兵庫県)、『秋吉台観光まつり 花火大会』(山口県)の7団体だった。
夜の花火打ち上げの前には、「決起会」という形で『相馬花火大会』『猪名川花火大会』『秋吉台観光まつり 花火大会』の各担当者や、花火の専門家などが集まり、交流の場が設けられ、さながら「全国花火サミット」のような形に。
花火研究家・ハナビストの冴木一馬さんは、「中止になった花火はどうなるの?ってよく質問されますが、廃棄されるもの(導火線を切っているもの)、保存されて別で打ち上げられるもの、どちらもあります」とのこと。23日の花火では全国から集めたこのような花火玉を中心に打ち上げられた。
(万博花火に込めた思い「花火はタダ、当たり前じゃない」いま全国の花火大会が存続危機に…(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
万博会場で鳥取県配布のカード、メルカリに出品…平井知事「注目はありがたいがお金にかえがたい記憶に」
8/24(日) 5:41配信 読売新聞オンライン鳥取県が大阪・関西万博会場で無料配布しているオリジナルカードがフリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品されている問題で、平井知事は23日、「万博で鳥取が注目されるのはありがたいですが、カードは大切な思い出を形で残していただこうと無償で提供しているもの。お金にかえがたい記憶と一緒に末永くお供させていただければ幸いです」とのコメントを発表した。
(万博会場で鳥取県配布のカード、メルカリに出品…平井知事「注目はありがたいがお金にかえがたい記憶に」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)