
七月十九日。大阪の空は、見上げるだけで汗がにじむような陽光に照らされていた。気温は三十四度九分。猛暑日寸前のこの日、しかし万博会場には十三万を超える人々が集った。まるで太陽に試されるような熱気の中、人波は絶えず流れ、各地のパビリオンを目指して散っていく。
その日は、アメリカのナショナルデーであった。国家の代表たちが式典に集い、音楽とともに華やかな一日が幕を開ける。会場には米国の子ども合唱団の澄んだ歌声が響き、遠くからやってきた見物人たちをひととき足止めさせた。政治の舞台裏では、日米関税協議の気配がひそかに交差し、舞台の幕間で握られる見えない手と手の存在が、万博という巨大な劇場に奥行きを与えていた。
西エリアでは「EXPOサンセットビアテラス」が新たに開幕した。西日に染まる空を仰ぎながら、冷たい飲み物を手にした人々の笑い声が、夏の宵の空気に溶けていく。食と音楽と酒の香りが交じり合い、万博は日没後の第二幕を迎えていた。
一方で、「未来への手紙」をしたためた福島の中学生たちが、震災からの再生を語りかける展示も始まった。さらには世界平和の象徴として鳴り響く鐘――国連パビリオンでは、愛媛の高校生が「姉妹鐘」に込めた祈りを人々に届けていた。
そして、コンビニ業務を模したロボット競技大会では、東京都立大学の若者たちが、まるで近未来の店員のごとく巧みにおにぎりを並べ、ついには観客の拍手を浴びた。若き技術と熱意が競い合う舞台には、次なる日本の風景がちらりと覗いていた。
万博という時空の交差点には、国と国、人と人、そして夢と現実が交わる一瞬が、確かに息づいていた。あの日あの場所にいたこと、それだけで小さな物語が一つ生まれるような、そんな一日だった。
【速報】万博きのう7月19日(土)の一般入場者数は13万2000人、ついにネパール館が開館へ 今日のイベントは?
7/20(日) 9:40配信 Lmaga.jp『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の7月19日(土)の入場者数は、一般13万2000人、関係者1万8000人、合計15万人だった。場外への救急搬送件数は4件(うち熱中症(疑い含む)1件)だった。
同日には唯一未開館だった「ネパール館」がオープン。開幕98日目にして参加する158か国、7つの国際機関揃っての展示がスタートした。前日金曜と比べると+2万5000人の来場者。
今日20日(日)の来場予約枠の空き状況は、9時〜空き枠なし、10時〜空き枠なし、11時〜空き枠なし(西ゲートは残りわずか)、12時〜十分に枠あり(西ゲートは残りわずか)、17時〜十分に枠あり(西ゲートは残りわずか)。
(【速報】万博きのう7月19日(土)の一般入場者数は13万2000人、ついにネパール館が開館へ 今日のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)
【万博】“3連休初日”19日(土)一般来場者は13.2万人 夏休みは毎日開催!夜空を『花火』彩る
2025年7月20日 15:10 読売テレビ万博協会が20日に発表した、19日(土)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約13万2000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約15万人でした。
3連休初日の19日の大阪の最高気温は34.9℃で、猛暑日に迫る暑さとなりましたが、熱中症疑いの救急搬送が1件あったということです。
4月13日の開幕以降、これまでの一般来場者の累計は約1089万人、関係者を含めた総来場者数の累計は約1263万人となりました。
19日からは8月末までは「ミニ花火大会」が毎日開催され、午後8時前から万博の夜空花火が打ち上げられると来場者からは歓声が上がりました。これとは別に7月21日・7月23日・8月23日は「Japan Fireworks Expo」が開催されます。
(【万博】“3連休初日”19日(土)一般来場者は13.2万人 夏休みは毎日開催!夜空を『花火』彩る(2025年7月20日掲載)|日テレNEWS NNN)
大阪・関西万博 米国ナショナルデー ベッセント財務長官ら出席
2025年07月19日 12:52 名古屋テレビ大阪・関西万博はアメリカのナショナルデーを迎え、式典にはベッセント財務長官などアメリカ政府の代表団が出席しました。 アメリカナショナルデーの式典には、日米の関税協議のキーマンともいわれるベッセント財務長官のほか、日本からは赤澤経済再生担当大臣が出席しました。 ベッセント長官は18日の石破総理大臣との会談後、自身のSNSに関税協議について「日米両国にとって有益な合意を結ぶ可能性は依然として残っている」と投稿しました。 万博を舞台にした非公式な協議の行方に注目が集まります。 万博のアメリカナショナルデーは、会場内の複数箇所で音楽ステージが開かれ、「フェスティバル・ステーション」では海兵遠征軍音楽隊の演奏などが19日午後8時まで続きます。
(大阪・関西万博 米国ナショナルデー ベッセント財務長官ら出席- 名古屋テレビ【メ~テレ】)
大阪・関西万博 アメリカナショナルデー ベッセント財務長官ら出席
2025年7月19日 18:24 テレビ朝日
大阪・関西万博でアメリカナショナルデーが開かれました。
アメリカナショナルデーの19日、日米関税交渉のキーマン・ベッセント財務長官らアメリカの政府代表団が万博会場での式典などに出席しました。
ベッセント長官はスピーチで「トランプ大統領は、アメリカに新たな黄金時代をもたらしている」と自国の経済政策に自信をのぞかせました。
式典には赤沢経済再生担当大臣も出席し、アメリカパビリオンをベッセント長官と視察するなどしました。
(大阪・関西万博 アメリカナショナルデー ベッセント財務長官ら出席)
万博、福島県ブースに「未来への手紙」 7月19日展示
7/18(金) 11:01配信 福島民友新聞福島県は19日、大阪・関西万博に出展する本県単独ブースで、県内中学生が震災学習を通じて感じたことをつづった「未来への手紙」を展示する。子どもたちの考えを広く発信し、震災と原発事故からの復興へと歩む本県の未来に思いを寄せてもらおうと企画した。
県は震災、原発事故の教訓を次世代に受け継ぐため、毎年3月11日に合わせて未来への手紙を募集している。万博では2023、24年度の応募作品から選ばれた30作品を展示する。展示時間はブースの出展時間と同じ午前9時~午後8時半。
(万博、福島県ブースに「未来への手紙」 7月19日展示(福島民友新聞) – Yahoo!ニュース)
大阪万博、海沿いにビアテラス 夕方以降の集客強化狙う
2025年7月19日 19:10 日本経済新聞大阪・関西万博の会場西エリアで19日、新たに「EXPOサンセットビアテラス」がオープンした。夕方以降や同エリアへの集客強化策の一環で、10月13日までの会期中、原則毎日午後4時から午後9時まで営業する。
(大阪万博会場の海沿いに「EXPOサンセットビアテラス」 夕方以降の集客強化狙う – 日本経済新聞)
大阪・関西万博、会場内に「EXPOサンセットビアテラス」をオープン
TRAICY
2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博会場内に「EXPOサンセットビアテラス」を7月19日にオープンする。
会場内でも特に美しい夕景が望める「団体休憩所西」に位置し、最大約1,800人が利用できる広々としたスペースに、フードトラックなどの飲食ブースを設置する。夕方以降の来場促進施策として、アルコールを含む飲食が可能な空間とする。近隣エリアからの飲食物の持ち込みもできる。
(大阪・関西万博、会場内に「EXPOサンセットビアテラス」をオープン)
「自分もピースの一つに」 高校生が万博で打ち鳴らした「平和の鐘」
7/20(日) 13:00配信 毎日新聞この鐘は世界中に響き続けます――。「世界絶対平和万歳」と刻まれた釣り鐘。世界各国のコインを溶かして造り、9月21日の国際平和デーでは毎年、国連事務総長がこの鐘を鳴らす。鐘の寄贈者ゆかりの愛媛県宇和島市にある県立宇和島東高校の生徒らは19、20両日、大阪・関西万博の国連パビリオンで、この鐘に込められた日本人の思いを発表し、新たに鋳造した「姉妹鐘」を打ち鳴らした。鐘への思いとは。
鐘を製作し、国連に寄贈したのは元宇和島市長の中川千代治(ちよじ)さん(1905~72年)。太平洋戦争中の42年、ビルマ(現ミャンマー)戦線で所属部隊がほぼ全滅した経験と「自分だけ生き残った申し訳なさ」から、終生不戦を訴えた。
大阪・関西万博で19、20両日にあった「高校生が語る平和への想(おも)い」(国連パビリオン、国連平和の鐘を守る会主催)では、生徒らが計10回プレゼンテーションを行い、今も色あせない中川さんの不戦への願いを伝えた。3年の保岡優奈(やすおかゆな)さん(18)は「今は宇和島でも中川さんを知らない人が多くなりましたが、しっかりと学んで世界平和を訴えたい」、2年の木下登桃子(ともこ)さん(17)は「冷戦下でも危険を顧みずに平和の鐘のために行動した中川さんの熱意は心に来ます」、2年で国際協力部長の二宮啓太さん(17)は「世界の平和を実現するために、自分もそのピースの一つになれたのかと思うことができました。これからも全ての人にとって大切な『平和』というテーマを心に抱き、自分たちにできることを続けたい」と、それぞれ誓いを新たにした。【松倉展人】
(「自分もピースの一つに」 高校生が万博で打ち鳴らした「平和の鐘」(毎日新聞) – Yahoo!ニュース)
経産省後援「デジタル学園祭2025」万博で始動7/19-21
デジタル人材共創連盟は2025年7月19日~21日、経済産業省の後援のもと「デジタル学園祭2025」を初開催する。関西万博会場から、中高生や若手によるデジタル関連活動のモチベーションを高める全国規模の成果発表の場が始動する。
デジタル学園祭2025は、プログラミング、映像制作、デザイン、ゲーム開発、探究学習など、多様な分野で活動する全国の中高生やU-25世代の若手人材が、日々の挑戦の成果を社会に向けて発信する初の全国舞台。成果発表の機会を通じて、若者たちの学びと創造を社会とつなぐ出口として機能させるとともに、教育と産業、地域と世界、世代と世代が交差する新たな共創の場を目指す。
会場は、7月19~20日が大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」、7月21日がグランフロント大阪北館4Fのナレッジシアターを舞台に開催する。
(経産省後援「デジタル学園祭2025」万博で始動7/19-21)
大阪万博で「コンビニロボ」技術、東京都立大が優勝 陳列や廃棄作業
2025年7月19日 18:56ロボットによる商品の陳列などコンビニ業務の効率化を競う大会の決勝戦が19日、大阪・関西万博で開催された。大学を中心とした4チームが参加し、東京都立大学のチームが優勝した。少子高齢化で人手不足が深刻化するなか、自動化や効率化に寄与するロボット技術に注目が集まる。
大会はロボットに関する国際競技大会「ワールド・ロボット・サミット(WRS)」の一環で実施された。3種類のおにぎり計54個を10分間で棚に陳列する「陳列タスク」と、陳列棚から消費期限間近の商品を廃棄して補充する「陳列廃棄タスク」の2つの競技で構成される。おにぎりを早くきれいに陳列することや間違えずに廃棄できるかなどを競った。
優勝した東京都立大学のチーム「TAK」は店舗のバックヤードから商品を陳列するスタイルのロボットで挑んだ。クレーンゲームのように商品を上からつかむ方式で、おにぎりを陳列する「陳列タスク」では1度に3個ずつ運んだ。54個全てのおにぎりを棚に並べることができた時には観客から拍手が起きた。
(大阪万博で「コンビニロボ」技術、東京都立大が優勝 陳列や廃棄作業 – 日本経済新聞)
橋下徹氏 万博来場者の65%が近畿圏に強弁「狙い通り」 首都圏は?「いらない、いらない!」
2025年7月19日 17:57 東スポWEB元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が19日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。大阪・関西万博の来場者にまつわるニュースにコメントした。
報道によると、万博に国内から行った人をスマホの位置情報を基に調べたところ、大阪府と兵庫県からの来場が51・3%を占めた。近畿圏で65・1%になり、来場者が近隣に偏っていることが浮き彫りとなったという。
このニュースについてコメントを求められた橋下氏は「これは、狙い通り。東京圏の人なんか、来ていらなかったの!」と強弁。
MCの石井亮次アナらは「そんなことない!」「いやいや!」と慌てたが、橋下氏は「いいの。近畿圏と海外だけでいいの」と主張を曲げなかった。
共演の西脇亨輔弁護士から「経済効果は東京から宿泊で来る人でカウントされてる」とツッコミが入ったが、橋下氏は「いらない、いらない、いらない。もう十分経済効果出てるし。そういう数字はいらないの」とばっさり。
さらに想定来場者数に届きそうにない状況についても「2800万人っていう入場者の数もね、いらない、いらない。あれは愛知万博を前提にしてるだけで、2800万人も来たら混雑するし」ときっぱり。
チケット収入は運営費に充てられるが「チケットもこんなの会場運営費のわずかばかりのお金の話だから、こんなの全部大阪市と大阪府で金出しゃあいいんだから。もう今、大成功!」と叫び強引に話を締めくくっていた。
(橋下徹氏 万博来場者の65%が近畿圏に強弁「狙い通り」 首都圏は?「いらない、いらない!」 | 東スポWEB)